ぺこぱ、地上波初冠レギュラーに「ついに来たか!」自身の人生を変えた“ポジティブ”体験とは!?

特集・インタビュー
2021年11月17日

ぺこぱ『ぺこぱポジティブNEWS』インタビュー

テレビ朝日の平日深夜のバラエティ枠『バラバラ大作戦』。同枠でこの秋スタートした新番組の中から注目芸人にインタビューするTV LIFE本誌の短期連載を、誌面に入りきらなかった未公開トークも含めた特別版としてTV LIFE webでお届け! 初回は、全国各地の前向きな出来事だけを伝えるハッピーなニュース番組『ぺこぱポジティブNEWS』(毎週(水) 深2・36)でWキャスターを務めるぺこぱの松陰寺太勇さん、シュウペイさんが登場。2人にとって初の地上波冠レギュラーとなった同番組への思いを語ってくれました。

 

◆この番組のオファーが来た時のお気持ちはどんなものでしたか?

松陰寺:「ついに来たか!」という感じでした。ちょっとプレッシャーもありましたけど。

シュウペイ:僕は単純にうれしかったです。コンビ名を番組タイトルに入れてもらえるなんて。

松陰寺:確かに、それは大きい。

シュウペイ:今後ずっと忘れられない、思い入れのある番組になるんだろうなとわくわくしました。

松陰寺:地上波という多くの皆さんに見てもらえる放送なので、何とか心に残るような番組にできればと思いましたね。

ぺこぱ『ぺこぱポジティブNEWS』インタビュー

◆収録をしてみての手応えはいかがでしょうか。

松陰寺:こういう(ニュース番組を模した)雰囲気は初めてで。正直、最初の収録では「本当にこれで大丈夫なのか?」と不安になったんです。どこかでボケしろを作って、ぶっ壊して、Vにツッコミを入れて笑いを取って…というつもりでいたんですけど、そういうのができないまま終わってしまったので(笑)。

シュウペイ:僕も、これは修正しないとまずいんじゃないかと心配になりました(笑)。本来なら、僕がわちゃわちゃとボケるんですけど、収録では進行役として淡々とニュースを紹介していっただけでしたから。大物MCみたいな立ち位置で(笑)。

松陰寺:でも、2回目の収録前に出来上がった番組を確認して、「なるほど!」と。そこでようやく進むべき方向性が見えたんです。

シュウペイ:この番組はシンプルにポジティブなニュースを伝えて、それに対してただただポジティブなコメントをする。その要素だけで構成するのが逆に新しいと気づいて。

松陰寺:早い段階で、自分たちでそれに気づけたのは良かったです。

シュウペイ:僕が腑に落ちたのは、3回目の収録でしたけど。

松陰寺:結構かかったな(笑)。でも、それくらいじっくり向き合った方がよりよい番組が生まれる!

◆まさにその“否定しないツッコミ”というポジティブなネタを持つお二人にぴったりの番組ですよね。

シュウペイ:世の中って、自分たちが思っている以上にポジティブなことにあふれていて。それをこの番組でお伝えしていきたいです。

松陰寺:無理に笑いに持っていかなくても、ポジティブな感情をお届けできたらそれで良くて。

シュウペイ:ほっこりしてもらえたら、うれしいですよね。

松陰寺:この感じを『報道ステーション』に真似されないか、それだけが気掛かりです。

シュウペイ:こっちが先だからね(笑)。

ぺこぱ『ぺこぱポジティブNEWS』インタビュー

◆ネタ同様、お二人自身の性格も普段からポジティブですか?

松陰寺:僕はどちらかと言うと、根はネガティブです。それを何とか変換して、ポジティブな方向に持っていっている…というのが一番合っているのかな。

シュウペイ:僕は逆で、もともとポジティブですね。何事にもマイナスなことを考えて入りたくないので。そのせいでめちゃくちゃスベることも多いですけど(笑)、それでヘコんでいてもしょうがないですから。

松陰寺:でも、ネタに関して言えば、別に自分たちがポジティブかどうかを意識して今のスタイルになったわけではなくて。あくまでボケへの返し、ツッコミの一環として始めたのがうまく転がっていっただけなんですよ。

シュウペイ:このスタイルにたどり着くまでに、いろいろなネタにチャレンジしてきたので。皆さんが前向きな気持ちになってくれるなら、それでいいのかなと思います。

◆コンビとしてはポジティブネタがターニングポイントとなりましたが、個々ではどうでしょうか。人生が変わったようなポジティブな体験はありますか?

松陰寺:僕はもともと、バンドをやりたくて東京に出てきたんです。で、バンドメンバーの募集サイトのようなものに登録していろいろな人に会ったんですけど、みんな上手すぎて。「マジでついていけねぇな」と早めに見切りをつけました。その結果、今があります(笑)。

シュウペイ:僕は幼いころからずっとサッカーをやっていて。プロを目指すくらいだったんです。でも、“残練”(居残り練習)があまり好きじゃなくて。高校時代、監督から3年間ずっと「おまえはなぜもっと努力しないんだ! それじゃあ宝の持ち腐れだ!」と怒られ続けていたんです。でも、“宝の持ち腐れ”って悪い意味だと勘違いしていて(笑)。

松陰寺:ええっ!?

シュウペイ:後になって本当の意味を知って、ずっと期待してくれていたんだな…って。自分には何もないと感じていたので、そんな自分でも誰かに期待してもらえることがあるんだと思ったらうれしくて。いまだに監督のその言葉が心に残っています。

松陰寺:当時、ちゃんと言葉の意味を知っていれば人生変わっていたかもね(笑)。

シュウペイ:プロのサッカー選手になれていたかもしれない(笑)。

松陰寺:でも、そうなっていたらぺこぱは誕生していなかった。だからやっぱり、知らなくて良かったんだよ。

シュウペイ:ですね(笑)。それをきっかけに、「誰かに必要とされる人間になりたい!」というポジティブな感情を持てるようになりました。

ぺこぱ『ぺこぱポジティブNEWS』インタビュー

◆では最後に、この番組における抱負をお聞かせください。

松陰寺:気づいたら「もうこんなに長くやってたんだ!」って思えるような番組にしていきたいです。そしていつか、テレビ朝日の入社面接に、「『ぺこぱポジティブNEWS』を見て志望しました!」という学生が現れてほしいですね(笑)。

シュウペイ:よくこんな番組を見ていたな、と(笑)。この間、僕の大好きなKinKi Kidsさんも28年続けていらっしゃるラジオで、「こんなラジオに付き合っていただいて、感謝ですね」とおっしゃっていて。そうやって“ずっと普通にあり続ける”のってすごく憧れます。そういう番組を目指して頑張りたいです!

PROFILE

ぺこぱ『ぺこぱポジティブNEWS』インタビュー

ぺこぱ
●2008年にコンビ結成。2019年、『ぐるナイ』の人気企画“おもしろ荘”で優勝。同年の『M-1グランプリ』では決勝に初進出して3位となり、一躍ブレークした。現在、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の金曜レギュラーなどを務める。

松陰寺太勇
●しょういんじ・たいゆう…1983年11月9日生まれ。山口県出身。O型。

シュウペイ
●しゅうぺい…1987年7月16日生まれ。神奈川県出身。A型。

番組情報

『ぺこぱポジティブNEWS』
テレビ朝日 毎週(水) 深2・36~2・56
※TVer TELASAなどでも配信中

 

photo/映美 text/海老原誠二

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025冬ドラマ最新情報まとめ2024→2025 年末年始・お正月特番一覧