w-inds.インタビュー「世の中逃げ出していい時もある。どうしようもなくなったら、逃げて、最後に笑えばいいんです」

特集・インタビュー
2021年11月26日

w-inds.インタビュー

◆ちなみに前回のインタビューでは「好きなところベスト3」をお伺いしましたが、今回はお互いの「最近見つけた好きなところ・魅力的なところ」を一つ教えてください。

:涼平君はすごく面白いんですよ。このあいだ、関西の番組に涼平君が1人で出演することになって、コメントでゆりやんレトリィバァさんに「この後はブラッド・ピットさんの登場です!」って無茶振りをされた時に、「はーい! JAPAN!」って言って踊り出して(笑)。ゆりやんさんのボケにちゃんと乗っかった上で、本来予定されていた踊りにつなげていくという。しかも、続けて涼平君が「この後“スローイージ“ご覧ください!」って涼平君が言ったら、「“スロイジ”です」ってゆりやんさんにタイトルの間違いをツッコまれてて。

千葉:(苦笑)。

:30秒ぐらいの動画だったんですけど、もう、完璧すぎましたね(笑)。

千葉:むしろあれ以外どうしたらいいか分からなかったから。

:いやいや、僕だったら無茶振りをされた時点で「ちょっと待ってくださいよ」って言って、うまく対応できずに絶対変な雰囲気になってたと思う。昔から涼平君が発するひとことって面白いなと思っていたんですけど、あらためてこんなにも面白い人だったんだとますます好きになりましたね。

千葉:ありがとうございます(笑)。僕が最近見つけた慶太の好きなところは、昔からすごいストイックでちょっと人とはかけ離れた思考の持ち主だったんですけど、最近今回のアルバムを聞いてもらうと分かるように、超人的すぎないというところ。例えるなら天竜人が下界に降りてきて、みんなに寄り添ってくれているみたいな(笑)。

:ちょっと待って、いろいろツッコミたいところがあるんだけど!(笑) 俺のこと、軽くディスってる!?

千葉:いやいや、褒めてるよ(笑)。

:俺、どこの人? そんなにも人と価値観ズレてるってこと今日初めて知ったわ(笑)。

千葉:もちろんいい意味でだけどね。真面目な話、とにかく周りの人をネガティブにさせないし「前向きに生きていこう」っていう気持ちがメッセージとして込められているから、このアルバムを聴いて、めちゃくちゃ背中を押される人が多いと思うんですよね。しかも、サウンドと言葉がリンクしていて、音からも思いが伝わってくるという。綿密に考えて作られているからこそだと思うんですけど、そこが慶太のすごいところだなってあらためて思いましたね。

:最初は何を言われるかと思ってヒヤヒヤしたけど、俺のことちゃんと理解してくれてるんだなって安心しました(笑)。

千葉:当たり前でしょ~。

◆素敵な関係性ですね。では少し早いですが今年を振り返って、どんな1年でしたか? 

:今年は20周年ということで、過去を振り返りつつ、さらなる未来を見据えて僕たちが前を向いている姿を見せる1年にしようというのを決めていたんですけど、オンラインライブでファンのみんなと一緒に20年を振り返ることもできて、今の僕たちを表現したアルバムを出すことができて、やり残したことはないなという感じですね。

千葉:今年は個人的にもめちゃくちゃチャレンジの多い1年でした。w-inds.としてもそうだし、ソロの舞台でもそうだし。どの場面でも新しいことをやらせてもらって、発見もたくさんあったので、それが実となって来年に反映されたらいいなと思います。

:さすがリーダー、最後はしっかりまとめてくれました。

千葉:っていうか、2人組になってもリーダーってあるの?

:どうしようか? これを機にリーダー制やめる?

千葉:まあ、俺がリーダーって言っても、あだ名みたいな感じだからね。

:でも、世間的には俺がただの舎弟みたいに映るじゃん(笑)。

千葉:いやいや、慶太は天竜人だから(笑)。

:実は天竜人を従えるフィクサー的な(笑)。

千葉:俺はただの平和主義者だから。

:そういう意味では、リーダーに向いてるよね。こんなクセの強い俺といられること自体すごいと思うし。逆に俺がリーダーをやってたら、完全なるブラック企業だから(笑)。

千葉:じゃあ、リーダー制は残しておく感じ?

:そうしよう。このまま涼平君はリーダーで、俺は天から降りてきて成り下がった子分ということで(笑)。

千葉:こんなw-inds.ですが(笑)、これからもいろんなことに前向きにチャレンジしていきますので、よろしくお願いします!

PROFILE

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w-inds.
●ういんず……2000年に千葉涼平、橘 慶太、緒方龍一の3人で結成された男性ダンスボーカルユニット。2001年3月14日に「Forever Memories」でデビュー。日本国内に留まらず、中国や台湾・香港などの東南アジア全域にも活躍の場を広げ、デビュー15周年を経て橘慶太によるセルフプロデュースを本格化。2020年5月末に緒方が脱退し、同年12月に新生w-inds.としてDigital Single「Beautiful Now」リリースし、活動を再スタートさせた。

橘慶太
●たちばな・けいた…1985年12月16日生まれ。福岡県出身。

千葉涼平
●ちば・りょうへい…1984年11月18日生まれ。北海道出身。B型。

リリース情報

14th Album「20XX “We are”」
発売中

 

photo/ota_sam text/星野彩乃

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