11月26日(金)よりHuluにて一挙配信開始されたHuluオリジナル『未来世紀SHIBUYA』は、2036年のシブヤを舞台に繰り広げられる近未来オリジナル動画エンタテインメント。作中でカリスマ動画配信者(WeTuber)キリタを演じる藤森慎吾さんと、その妹で同じく人気WeTuberアコを演じるHinaさんに、撮影時の裏話や作品に対する印象を聞きました。
◆台本を読んだ時の印象を教えてください。
藤森:妹がいる役が初めてだったので、新鮮でした。僕自身、末っ子なので、「こんなにかわいい妹のお兄ちゃん役をできるなんて!」って、うれしかったですね。
Hina:ありがとうございます! それで言うと、私も4人姉弟の長女なので、お兄ちゃんができてうれしかったです。
藤森:お互い、憧れの立場を手にした感じだね(笑)。台本に関しては、せりふ回しが独特で面白いなと。僕が演じるキリタは、普段言わないような言葉遣いだったので心配でしたが、とことん振り切った役の分、案外やりやすかったかも。
Hina:難しそうなせりふを自然に演じられていて、すごいなって思いながら見てました。
藤森:Hinaちゃんが演じたアコはしっかり者だったから、2人が兄妹っていうギャップも面白かったよね。アコがしっかりすればするほど、キリタのヤバいヤツ感がより際立つというか(笑)。
◆本作は2036年のシブヤが舞台のSFです。作中にも近未来的な要素がたくさん出てきますが、それらについてはどう感じましたか?
Hina:ブレインチップを人間の体内に入れるとか、今ではまだできないことが当たり前になっている世界ですが、10年後、20年後には本当にこうなっていそうだなというリアリティ感があって、面白かったです。
藤森:そうだね。めちゃくちゃ踊りがうまくなるブレインチップとか、できるかもよ?
Hina:それ、欲しいです(笑)。
藤森:僕も、面白くなるブレインチップがあったら欲しいな(笑)。でも、実際に開発されても、きっと高額なんだろうけど…。そういう非現実的なテーマを、慣れ親しんだ渋谷の街並みの中で見せているのが面白かったです。現実と非現実がかけ合わさっている感じで。それを終始スマホで撮影した動画の配信画面という形で見せているのも、新鮮でしたね。
◆今回、撮影はオールiPhoneで撮影されたそうですが、普段の撮影と比べて、やりやすさや、あるいはやりづらさなどはありましたか?
藤森:普段テレビの撮影で使っているカメラよりも緊張しませんでした。日常感があるというか、撮影の休憩時間に「iPhone回してるの?」みたいな感じで(笑)。
Hina:そうですね。私もそんなに緊張しなかったです。
藤森:僕、YouTubeチャンネルを持っているんですけど、動画はスマホで撮影しているんです。最近のスマホは高性能だから、スマホって分からないですよね。テレビ局のカメラマンさんに会うと、「これ以上、撮影機材のスペック上げるのやめてください!」とか、冗談交じりに言われますし。