TBSスター育成プロジェクト「私が女優になる日_」の演技バトルを制した飯沼愛さんが連続ドラマ初出演にして初主演を務める青春群像ラブストーリー、よるおびドラマ『この初恋はフィクションです』(TBS 毎週(月)~(木)深0・40)。顔も姿も見たことがない“不思議な転校生”祖父江広樹の存在に振り回されてきた泉(飯沼)が、第30話(11月30日放送)でついに鈴鹿央士さん演じる祖父江と初対面。文化祭の準備も始まり、2人の距離が縮まっていく。飯沼さんと鈴鹿さんに終盤の見どころや、撮影の裏話を語ってもらいました。
◆いよいよドラマも終盤を迎えます。お二人の元にどんな反響が届いていますか?
飯沼:今回、YouTube配信もされているんですが、第1話の再生回数が約140万回(12月上旬現在)と聞いて、とてもびっくりしています。坂東(龍汰)さんたちと「1万回くらい再生されたらいいな」と話をしていたので、それだけたくさんの方に見ていただけているんだなと思いました。
◆地元・香川での反響は耳にされていますか?
飯沼:私が通っている地元の高校にポスターが貼られていたり、私の兄が通っている学校では1人ひとりにドラマのクリアファイルが配られたみたいです。兄から「毎日使っているよ」と連絡が来ました(笑)。香川県が私を応援してくださっているみたいで、すごくうれしいです。
◆鈴鹿さんはどうでしょう?
鈴鹿:ドラマを撮影している時に、“祖父江広樹は鈴鹿央士”という説が出ていたみたいで(苦笑)。僕、ここ(手の甲を指しながら)にほくろがあるんですけど、このほくろで「鈴鹿央士だ!」と推測した方がいて、すごく細かいところまで見ていただいているんだなとありがたい気持ちになりました。誰かにほくろの位置を覚えられたのは初めてかもしれないです(笑)。
飯沼:ファンの方々は見てるんですね。
鈴鹿:ありがたいですね。
◆泉を演じられて、飯沼さんの中で何か変化はありましたか?
飯沼:普段の私は優柔不断な性格なんですが、泉ちゃんを演じて、“迷ったら冒険してみよう”って思うようになったんです。そして、泉ちゃんは頭でしっかりと物事を考えるタイプで。演じていて尊敬できるところだったので、今後私も泉ちゃんのように物事を考えようと思いました。
◆プレッシャーもありますか?
飯沼:自分のお芝居に不安はずっとありますね。でも、それを上回るぐらいうれしいっていう気持ちが大きいです。
◆鈴鹿さんはデビュー当時、どんな思いで作品に臨まれていましたか?
鈴鹿:飯沼さんも感じていたと思うんですけど、本当にすてきな人たちが現場に集まっていて、大切に見守ってくれる監督さん、プロデューサーさんをはじめとするスタッフさんがいて、そこで一緒に頑張ってくれるマネージャーさんもいて、いい作品にしようという思いで集まったキャストの方々で、その人たちと一緒に作品を作れたという自信があるので胸を張ってたくさんの方に見ていただきたいです。作品に対する愛情というか、それが強ければ強いほど、一つになっていればなっているほど、そこへの思いが映像を通して、見ている人に伝わるっていうのを最初の現場で言われたことだったので、『この初恋はフィクションです』の現場でも、みんなが一つになって、この作品をいいものにしようっていう作品への愛情を強く感じました。
◆チームが一丸となって作品を作っている感覚は飯沼さんもありましたか?
飯沼:この作品に関われていることがありがたいことですし、何よりすごくうれしくて。今までは見る側だったので、それを今度は自分が演じる側になるってこういうことなんだって感動したというか。SNSを見ても、「青春っていいな」ってコメントをしてくださる方がいたり、その話ごとに伝わってほしい部分が伝わっていたりして、頑張ってよかったなって思います。