飯沼愛×鈴鹿央士インタビュー「どんな人か分からないからこそのワクワク感を大事に」『この初恋はフィクションです』

特集・インタビュー
2021年12月06日

『この初恋はフィクションです』飯沼愛×鈴鹿央士インタビュー

◆「私が女優になる日_」の時に感じた印象と、現在の印象では変わりましたか?

飯沼:ドラマで一緒になってから、しれっと冗談を言ったり、急に変な絵を描かれたりして、意外と面白い方だなって思いましたね。(演技バトルの時は)そんな方だとは思っていなかったです。

鈴鹿:そんなことしてたかな~。飯沼さんは、タイトなスケジュールでも疲れた様子がなかったですし、現場を毎日楽しんでいる感じがしましたね。本当に現場が大好きで、そこにいる人たちが大好きで、すてきな大人たちに囲まれているこの環境が幸せなんだなって思っていた、初出演作に臨んでいた時の自分を見ているかのようでした。

◆現場ではどんなお話をされましたか?

鈴鹿:僕、地元が岡山なんですけど、(飯沼さんが)香川県出身で、「地元が近いね~」って話たり。

飯沼:方言を教えてもらったりしましたよね。何でしたっけ?

鈴鹿:方言だとかわいくなる言葉があるじゃないですか。それで、「“やったるぞ!”は岡山だったら“いわすぞ!”みたいな感じかな、香川は?」みたいな。そこで、距離感が縮まったなと思いますし、飯沼さんもだんだん僕の扱いに慣れてきましたよね。

飯沼:いやいや~。

鈴鹿:飯沼さんが人との距離の取り方がうまくて、助かりました。

◆ドラマ内ではLINEのやりとりがよく出てきます。お二人にとってSNSはどんなツールでしょうか?

鈴鹿:僕、Instagramで好きな服だったり、家具を見たりするんです。どんな服がお店に入ったとか、こういう系統なんだなって、自分が好きなものを簡単に情報を集められるので便利で、SNSのいいところだなと思います。ですが、つながっている感じはするけど、すごく世界が狭いなっていうのは思いました。SNSで好きなものを共有している中でつながっているだけであって、その外にはたくさんの人がいるし、ものがあるし、場所もある。SNSって世界中っていうイメージだけど、僕の中では一つの集団のようなものに見えていて、もうちょっと広い世界も見ていかないといけないなと、本や映画で取り入れています。

飯沼:鈴鹿さんと似ているんですが、フォローしているものだったり検索履歴によって、どんどん自分好みの色になっていくと思うんです。そこはすごく便利だなと思うんですけど、いざ、発信するとなったら怖いことだなと思って。文字だけで自分の伝えたいこと全部を伝えるのは難しいと思うので、もし今後そういう機会があったら、ちゃんとできるか不安だなって思います。

鈴鹿:でも、飯沼さんはしっかりされているから大丈夫ですよ!

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