柏木由紀が語る、AKB48とWACKの違いとは?「AKBでは怒られるけど…」

特集・インタビュー
2021年12月12日

柏木由紀「柏木由紀なりのWACK」インタビュー

◆豆柴の大群「ずっと気になるズッキーニ」は先程おっしゃられていた王道のアイドルソングです。

この曲は安田大サーカスのクロちゃんが作詞をしてくれた曲。正直初めて歌詞を読んだ時はあまり内容や意味がピンと来なくて(笑)。でもこれまで私がAKB48の一員として活動する中で姉妹グループを兼任していたり、今回も同時期に7グループに参加させていただいたりと、いろんな場所で活動している姿を“渡り鳥”にたとえているということを知ってからは「なるほど!」と。直接的に私だと分かる内容ではないけど、だからこそ豆柴の大群にも合う曲になっているんだなと思いました。キャッチコピーを付けるなら、ストレートに“クロちゃんからもらったアイドルソング”ですね(笑)。PARADISESの「夏のバカヤロー」も曲調はアイドルらしさ溢れる楽曲なのですが、実はストーカー目線で歌詞が書かれていて。そう言われてからあらためて歌詞を読み直してみると「分かる! 愛が強い!」と鳥肌が立ちました(笑)。キャッチコピーは“ストーカーの愛、爆発ソング”です。

◆残すはGO TO THE BEDSとASPの二曲です。

GO TO THE BEDSの「TRUE SONG」はこれまでに歌ったことのないような楽曲で、とにかく新鮮でした。私自身聞いていて感情を揺さぶられる一曲でしたし、まさに“魂の叫び”だなと。ちなみに私の母の推し曲でもあります(笑)。ASPの「AGAiNST THE WORLD」は“チャレンジ”。独自の世界観があって、今回のメイクでもそれが表されていると思うのですが、曲を聴くと“自分を貫くんだ!”という強い意志も感じられるんですよね。そういったメッセージ性のあるイマドキの楽曲を、この印象的なメイクを施した顔でどう見せるのかということを考えたり、普段なかなか披露することのないラップにも挑戦したので、そういった意味でもチャレンジだったなと思います。

柏木由紀「柏木由紀なりのWACK」インタビュー

◆では各グループのメンバーの皆さんとのエピソードを教えてください。

普段ほかのアイドルグループの方と交流する機会がなかったので、レッスンやMV撮影の合間にいろんなお話ができたことが本当に楽しかったです。お互い同じアイドルですが、環境ややり方が全く違うので、話を聞いていると面白くて。例えばWACKの皆さんはパフォーマンス後に衣装を持って帰って自分で洗って持ってくるそうなんです。でもAKB48はそうではないし、逆に何かを持って帰ったら怒られるくらいなので(笑)、その違いに驚きましたね。他にもヘアメイクのことやセットリストの構成の仕方など、意外な発見が多くてみんなでワイワイ話しているうちに自然と距離が縮まっていきました。

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