空気階段、『キングオブコント』優勝に続き初冠番組に挑戦も「“勢いに乗っている”という感覚はないんです」

特集・インタビュー
2021年12月15日

空気階段インタビュー

テレビ朝日で平日深夜に放送中のバラエティ枠『バラバラ大作戦』。同枠でこの秋スタートした新番組の中から注目芸人にインタビューするTV LIFE本誌の短期連載を、未公開トークも含めた特別版としてお届け! 最終回は、『空気階段の空気観察』(毎週(水)深2・16~2・36)に出演中の空気階段さん。『キングオブコント』優勝に続き、この『空気観察』では初冠番組に挑戦。世の中のさまざまな場所へ向かい、そこの“空気”を観察するという、2人にぴったりの内容だ。快進撃を続ける鈴木もぐらさんと水川かたまりさんを直撃しました!

 

◆『キングオブコント』優勝、初冠番組の開始と、勢いに乗っている今の状況をどう感じていますか?

かたまり:すごくラッキーだと思っています。

もぐら:運の部分が、相当ありますからね。

かたまり:僕ら自身、“勢いに乗っている”という感覚はないんです。むしろ、これまでどおりでいたい。プレッシャーを感じながらやっていくのは嫌なので。

もぐら:でも、冠番組を始めさせてもらえたというのは大きいですね。やりたいからやれるものではないですし。番組の枠は限られていますから。

かたまり:そういう意味でも、相当ラッキーですね。

空気階段インタビュー

◆お2人にとって、『空気観察』はどんな番組になっていますか?

もぐら:スタッフさんからの最初の説明が「好きなことをやりましょう!」みたいな感じだったんですよ。だから、できるだけ自分たちのやりたいことをやっていきたいなと。企画会議にも出させてもらって、“それぞれ”から希望を伝えるようにしています。

かたまり:お互い、やりたいことが全然違うので。なので、それぞれから。僕は、(鈴木が大好きな)ギャンブル系には全く興味がないですし。

もぐら:ただ、そうだったとしても、企画として成立しそうだったり、面白くなりそうだったりすれば、やってみるようにしたくて。

かたまり:確かに、やってみたらやってみたで楽しいこともありますからね。

もぐら:相方が全く興味ないことを好きになってもらうっていうのも、企画としてアリなんじゃないかと。そういうところも見せていけたら。

かたまり:僕としてはやりたいことができるので、ただただ楽しいです。

もぐら:僕は、最初は初冠番組ということもあってどう動いていいのか分からなくて。少しずつこの番組のやり方というか、企画の楽しみ方が分かってきました。

かたまり:だんだん慣れてきましたね。番組が家だとしたら、住み方、暮らし方が分かってきた感じというか。まだ手探りなところもありますけど、「ここにこんな収納があったんだ」「ここは開けっ放しでいいよな」みたいな。もちろん、その中でも笑いは意識しないといけないんですけど。

もぐら:でもそこはスタッフさんがしっかり考えてくれていますから。

かたまり:企画自体、自然と笑いが起こるようなものにしてくれていますしね。

もぐら:それに、“こういう企画をやりたい人たち”ってことを理解してもらっていますから(笑)。

かたまり:それでも現場に行ったら予想外のハプニングが起きるものなので、そういうこともしっかり拾っていけたらなと。

もぐら:起きちゃったら起きちゃったで、そのままいくしかないですからね。素人の方と絡んでいる時に何か起きたとしても、「すみません。企画的にこうなんで」とか言えませんから。

かたまり:でも、考えてみると“観察”って結構自由度が高い言葉なんですよね。

もぐら:それでいて縛っている感もある。一応、「こういうコンセプトでやってます」というエクスキューズにもなっていて。大きな発明の可能性がある、便利な言葉なんですよ(笑)。

かたまり:“空気観察”って付けておけば、何でもできますからね(笑)。

もぐら:最後に「いや~、今回はこういう空気でしたね」と言っておけば、統一性があるように見えますから(笑)。

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