『最愛』最終回、新井順子Pインタビュー「物語のその先を想像してほしい」

特集・インタビュー
2021年12月17日

『最愛』新井順子プロデューサーインタビュー

◆本作の反響は、新井さんにはどのように届いていますか?

業界内視聴率が良いですね。普段は1、2話くらいで感想が途絶えるんですが、いまだに放送が終わった瞬間に制作陣だけでなく、役者さんからも感想が届きますし。それぐらい、視聴者さんだけでなく業界内の反響も大きいです。

◆SNSではさまざまな考察もされています。

全部は見られていないんですが、たまに。考察動画を見ていて、「それは深読みしすぎ!」という部分もあって。そんな時は、誤解を解くようにしましたね。例えば、達夫さん(光石研)がずっと“自殺だ”、“殺された”と言われていたので、ダイジェストの中に「くも膜下出血」というせりふを入れて、そこに何もありませんよと、こちらから発信したりして。

◆特に印象的だったコメントは?

「梨央を幸せにしてください」というコメントが多いですね。先日、「1話冒頭のあの日のシーンの撮影があります」ってツイートしたら、実際は服の模様なんだけど、「全身血だらけだ」ってコメントがきていました(笑)。

◆本作をやってきて、うれしい誤算はありましたか?

SNSのフォロワーさんがこんなに人が増えるとは思わなかったです。気が付けばInstagramは30万人、Twitterも15万人のフォロワーがいて、TVerのお気に入り登録者も95万人。これはうれしい誤算でしたね。(※上記人数は取材時)

◆SNSで支持された一番の理由は何だと思われますか?

サスペンス感が強い本編とは裏腹に、SNSではじゃれていたりする素の表情を出しているんですけど、そのギャップがいいんですかね。サスペンスって、「今週、こういうことがあります」って書けないんですよ。だから、現場の様子だったり、スタッフの紹介をしたり。温かみのある空気感が写真に出ていたらいいなと。

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