桜井ユキ「『真犯人フラグ』が一番のチャレンジだった」今年最後の挑戦は初写真集、新たな“表現”に挑む

特集・インタビュー
2021年12月24日
桜井ユキ写真集『Lis blanc』
©SDP

◆撮影は緊張されましたか?

写真を撮られるお仕事にあまり慣れていないこともあったので、ものすごく緊張しました!(笑) 撮影初日は大分の由布院で、馴染みのある場所だったので少し余裕があったんですが、それでもちょっと緊張しちゃいましたね。ただ、少しずつ素の自分でいられることが楽しくなってきて、撮影の後半あたりではとても心地良く撮影できた気がします。

◆撮影中、アンディさんからディレクションなどはあったんですか?

撮りながらよく言われたのが、「はい、泣いて〜」と「お尻出して〜」の2つの言葉でした(笑)。体の曲線美を美しく撮りたいという思いがあったそうで、特にランジェリーのシーンではリクエストが多かったですね。そういえば、私のお尻のことを“桜山”と呼んでました。「桜山、キレイですね〜!」って。すごく面白くて(笑)。

桜井ユキ写真集『Lis blanc』
©SDP

◆お話を聞いていると、すごく楽しそうな現場ですね。

本当に! とっても穏やかで、楽しい撮影でした。

◆写真集に掲載されている写真のセレクトには、桜井さんも参加されたんですか?

ある程度選抜してもらった中から、スタッフみんなで決めていきました。選ぶ基準として、決めポーズや決めカットのようなものは極力入れないようにして、寝起き姿だったり、日常の一部分を切り取ったような表情をたくさん載せたかったんです。セレクト作業はすごく楽しかったです。ちなみに表紙の写真は、みんなの中で「これしかないよね」という感じで、すんなり決まりました。

桜井ユキ写真集『Lis blanc』
©SDP

◆『Lis blanc』というタイトルは、桜井さんのアイデアですか?

そうなんです。白百合と言う意味で、私、幼少期からずっと名前を知らない花の絵を描いていて、あとで調べたら百合の花だったんです。祖父母の家の近くに咲いていて、よく描いていた記憶もあって。祖父母自身も百合のような人たちですし、今回の写真集のコンセプトである“自分の人生のストーリーを振り返る”というテーマにもピッタリだなと思い、この言葉を選びました。フランス語にしたのは、以前からフランス語の言葉の響きが好きで、Lis blanc(リス・ブロン)の発音には流れるような柔らかさがあって、それがすごくすてきだったので。

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