◆今作の制作に一部花村さんが参加されていますが、作曲にあたりこだわったポイントについて教えてください。
花村:最初にデモを聞かせていただいた時に、Da-iCE特有のメロウ感みたいなものがもう少しあればいいなと思い、サビのフレーズを僕が考えさせていただきました。
◆全体的には重厚感溢れる、インパクトのあるサウンドとなっていますよね。
花村:はい。力強さに加え、突き抜けるような疾走感も感じられる楽曲になったと思います。
◆また仮面ライダーシリーズの楽曲と言えば、藤林聖子さんが描かれた歌詞もおなじみですが、本作の歌詞を見て皆さんはどのようなイメージを受けましたか?
工藤:まず「liveDevil」というタイトルが回文になっているのが面白いなと思いました。
大野:本当だ!
工藤:えっ、今!?
一同:(笑)
花村:YouTubeにTV尺の映像が上がっているんですけど、そこのコメントに「子供に歌わせる気なくて草」って書いてあって(笑)。
工藤:あっ、俺も見た! そして、激しく同意しました。
木村:逆に難しいほうが子供にとっては興味をそそられるんじゃないかと。一瞬、掴みどころのない歌詞に見えるんですけど、ちゃんと噛み砕くと「liveDevil」の世界を表現していて、奥深いなと思いましたね。“エモリリック”がいろんなところに散りばめられていて、聞けば聞くほど、その世界観にのめり込んでいけますし、本編とリンクして一つになっていく感覚を味わっていただけるんじゃないかと思います。
工藤:最終回がどうなるのか分からないですが、勝手に深読みすると“lived”“evil”とも捉えることができるんじゃないかなって。そうすると悪魔がいたと過去形になるじゃないですか。もしかしたら、心境の変化とかでストーリーが変わるかもしれないというのも込みでこのタイトルにしているんじゃないかなって。
大野:深読みしすぎでしょ~!
花村:でも、藤林さんは仮面ライダーの予言者と言われていて。藤林さんが描く歌詞は、これまでもその後の物語を左右していたので、仮面ライダーファンの間では毎回歌詞を考察しているんですよ。なので、今回もあながち深読みではないかもしれないですね。
工藤:なんか仕掛けがありそうだよね。
木村:確かにまだ見つけられていない仕掛けがあるかも。あ~先に見つけたいわ~!(笑)
◆では、あらためてお互いの印象を教えてください。
木村:皆さん最高のパフォーマンスをされますし、歌も死ぬほどうまいですし、サイコロを投げるのも上手いです。
工藤:(すかさず)恥ずかしいからやめて(笑)。
木村:あと、ノリが男子校!
一同:(笑)
大野:確かにずっと下ネタばっかり話してますから。
岩岡:まあ、言わずもがなだけど。
木村:一筋縄では進まないし、10回に1回は変なネタを挟みたくなるっていう(笑)。サービス精神が旺盛だからこそだと思うんですけど、そのノリがすごく僕的には心地よくて。