ドラマ初主演の細田佳央太、自身の“イケメン”なところは「レディーファーストは心掛けています(笑)」

特集・インタビュー
2022年01月15日

『もしも、イケメンだけの高校があったら』細田佳央太インタビュー

細田佳央太さんがドラマ初主演を飾るテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』(毎週(土)後11・00)が1月15日(土)にスタートする。舞台は、イケメン生徒しかいない私立美南学園。そこに奇跡的に入学した平凡な高校生・池田龍馬(細田)が、全国の猛者たちがイケメン度を競い合う“選抜イケメン大会”の代表メンバー入りを目指して奮闘していく青春コメディだ。企画・原作はヒットメーカーの秋元康さん。共演には次世代を担う若手俳優たちがそろっており、放送前から注目を集めている。そこで、細田さんに作品への意気込みや役への思いなどをお聞きしました。

 

◆“イケメンだらけの学園ドラマ”というインパクトのある設定ですが、最初にお話をいただいた時はどう思いましたか?

一番はびっくりしましたけど、どんなふうに物語を描いていくんだろうとワクワクする気持ちが大きくなりました。あと、自分はイケメン側なのかどうか、というところが気になりました(笑)。

◆細田さん演じる龍馬は、イケメンたちに囲まれて学園生活を送ることになる平凡な高校生という役どころです。

イケメン側ではないだろうと予想していましたし、カッコつけるのは苦手なので、ありがたかったです(笑)。龍馬の軸としてあるのは、自信のなさ。それは周りにイケメンの生徒しかいなくて、“何で僕はこの学校にいるの?” “ここにいていいの?”という戸惑いから来ているんでしょうけど。きっと龍馬という人は今までも自分の意思はあまり持たず、状況に流されるままに生きてきたのかなと。でも、流れに乗るのがうまいところは魅力でもあると思います。

◆龍馬に共感できる部分はありますか?

共感できるのは、カッコつけられないところくらいかもしれません。僕は中学生のころから役者になりたいという明確な夢があったので、進路に悩むことはほとんどなくて。だから中学3年生の時、同級生たちが“なぜ自分はその高校に行きたいのか”が分からずにいたり、“頭のいい学校に入っておけば就職に有利だろう”と考えたりしているのが不思議だったんです。“どうして、やりたいこともないのに進学しようとしているんだろう”って。龍馬も、受験した高校に全部落ちて、奇跡的に合格できたのが美南学園だけだったから“何となく”そこに入学してしまった。そういう点は似ていないのかなと思います。

◆中学生でもう自分の将来の道を決めていたんですね。

既に役者を始めていたので、それしかなかったんです。今はやりたいことであふれていますけど、そのころは他にやりたいこともなくて。でも、高校2年生の時に「町田くんの世界」という映画と出会って、お芝居の楽しさを知って。“役者でご飯を食べていきたい”、“そのためにもこのお仕事をもっともっとちゃんとやりたい”、と思うようになりました。

◆「町田くんの世界」は、関水渚さんと共に映画初主演を務められた作品ですよね。

はい。ただ、当時の僕は何も分からないままただ真ん中にいるというだけで、周りの方たちが支えてくださって。“主演だけど主演じゃない”みたいな感じだったんです。でも、劇中に池松(壮亮)さんとワーッと言い合うシーンがあって、それが経験したことのない楽しさだったんです。僕、ずーっとニヤニヤしてしまって(笑)。その時に“この楽しさをもう1回味わいたい!” と思ったのが大きな転機となり、今の自分の糧になっています。

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