菊池桃子&大原優乃インタビュー「ギフト詰め合わせのような豪華さがハロプロの魅力」 『真夜中にハロー!』

特集・インタビュー
2022年02月03日

菊池桃子&大原優乃インタビュー

「ハロー!プロジェクト」のメンバーが総出演するドラマ『真夜中にハロー!』(テレビ東京系)。毎週異なるメンバーが各回のストーリーに即した楽曲でパフォーマンスを披露し、見る人にエールを送る。企画・プロデュースを務めるのは、モーニング娘。’20やBEYOOOOONDSのミュージックビデオの企画/監修をはじめ、ハロプロ作品に携わってきた北野篤(博報堂ケトル)。ハロプロファンにとっては激アツな、そしてまだファンでない人なら“沼落ち”必至のドラマとなっています。

そんな本作で、ハロプロの熱狂的ファンでゲストハウスを営むマリコを演じる主演の菊池桃子さんと、その娘・ミサキ役を演じる大原優乃さんにインタビュー。お互いの印象や熱狂的にはまっていることなどを聞きました。

◆本作への出演が決まったときの感想をお願いします。

菊池:台本を読んだ時、とても心が温まりました。そして、もしこのゲストハウスが本当にあるのなら、私も絶対泊まりに行きたいという気持ちになりました。この温かさは「ぜひ演じさせていただきたいなー」と思い、私もその一部になれたらうれしいなという気持ちで、参加を決めさせていただきました。

大原:作品自体はホームコメディなのに、お母さんと私演じる娘の凸凹な感じがとても面白いなと思いました。ゲストの方も毎話いらっしゃるんですが、皆さん何かしらの悩みだったり、葛藤を抱えていて、それをゲストハウスでお母さんが背中を押すようなシーンがあり、「明日も頑張ってみよう」と思える作品だなと思いました。

◆台本を読まれて感じたご自身の役の第一印象を聞かせてください。

菊池:一見、どこか抜けていて明るいお母さんなんですけれども、この年齢になるまでには人生いろいろあったんだろうなと、想像させるような工夫がありました。実際、人物の設定を決めるところに、ご一緒させていただき、何か乗り越えたものがあるからこそ「お客さんも優しく迎えられるのかなー」というふうに思いました。

大原:お母さんへのツッコミのような存在で、しっかりしていて、責任感が強いけど不器用な女の子です。

◆お二人は初共演となりますが、共演されてみていかがでしたか?

菊池:楽しいというのが第一印象です。初日からお互いに壁を取り払ったような、そんな感じがして、そういう意味で息ぴったりだなと感じています。

大原:菊池さんが撮影の空き時間に、菊池さんの娘さんとのお話をしてくださったりだとか、お菓子をくださったりとか、このお話を頂いたとき、菊池さんの娘役なんてぜいたくだなと緊張していたのですが、最近は言葉を交わさずとも、家族のようにつながっているんじゃないかなって、おこがましいんですけど思っています。本当に自然に親子ができていますね。

◆ゲストの方が毎話違いますが、撮影をしていて印象的なことや事件、裏話などありますか?

菊池:どの方が来ても撮影に来たんじゃなくて、本当に「ゲストハウスに来た!」みたいなお顔をされていましたね。芝居に入り込んでいるのかもしれないですけど、私も半分、ゲストハウスのおかみになっているのか、なんだかすごく出演者の方が気になってしまって、撮影をしていないときでも、ついつい話し込んでしまいました(笑)。

◆劇中でマリコは熱狂的なハロプロファンということですが、今お二人が熱狂的にはまっていることはありますか?

菊池:私は縄文時代です。子供のころから考古学が好きなんです。きっかけは、小学校5年生の時の担任の先生が社会科で、古墳の話をするのが、とても上手だったんです。それがあまりにも楽しくて興味を持ちました。最初は考古学って大きく、くくっていたんですが、本を読めば読むほど縄文時代が一番長くミステリアスで平和そうだなと思いまして。土偶の形とかもとても好きなんですよね(笑)。昨年の10月に下の娘が二十歳になりまして、もうここからは自分の趣味を謳歌しますと宣言して、縄文活動に邁進しています。主に、仕事で行った先で縄文遺跡が見られれば見るようにして、普段は文献等を読み漁っています。時間が出来たら実地調査に出かける予定です(笑)。

大原:私は今サウナにハマっています。例えば二択で、「テーマパークとサウナどっちに行きたい?」って言われたら迷わず「サウナに行きたい!」って即答しちゃうくらい好きです。撮影が早く終わった時に、現場の近くにサウナあるかなーって調べたりしています(笑)。きっかけは、サウナにはまっている共演者の方が多い現場があって、実際に愛を持ってお話ししてもらうとひかれるものがあるじゃないですか。それで私も行ってみたいなと思ったのが始まりです。岩盤浴などよりも、ストイックというか本気なのが自分に合っているなと感じています。

◆1話ごとにスポットの当たる曲や、ゲストの背中を押す曲が流れますが、今お二人がこれを聞くと元気をもらえる曲はありますか?

菊池:ハロプロの曲で言うと「I WISH」が好きです。歌詞の中で「人生って素晴らしい」という言葉があるのですが、毎日生きていると何かしら悩みがあったり、つまずいたりすることもあると思うんです。しかし結果的に人生って素晴らしいってなれば、ハッピーだなって思ってすてきな言葉だなと感じています。ハロプロってたくさんのグループがいるので、もうギフト詰め合わせのような豪華さがハロプロの魅力だと感じています。

大原:私はアンジュルムさんの「大器晩成」という曲が好きです。もともと知っていたのですが、「大器晩成」のリズム感や力強さ、アイドルという枠組みも超えたパフォーマンス力が本当にかっこいいなと思いますし、励まされます。

◆最後に見どころをお願いします。

菊池:毎回悩みを抱えた主人公がゲストハウスにやって来るのですが、その悩みはさまざまな毎日を送る方にとって、共感できる悩みばかりだと思います。皆さんも、ぜひゲストハウスに遊びに来ているような感覚で、なおかつ温かい時間になればいいなと思っています。6話までを撮ってみて思うことは、流れというか、番組の中のパターンがありまして、それがすごく見やすくて、見終わった後は壮快だなと感じました。そのあたりの番組の構成にも注目していただけたらなと思います。

大原:毎話、ゲストの方が来てくださるので、ゲストさんによってゲストハウスの雰囲気も全く違います。そこは毎話楽しめるんじゃないかなと思うのと、衣装合わせの際にプロデューサーさんが、「この作品はちょっとでも見てくださった方の背中を押せたらいいな」とおっしゃっていて、そのちょっとでもという言葉が私はすごくすてきだなと思って、コメディではありますが、すごくリアルな感じに描いてくださっているので、この作品を見て「明日も頑張ってみるか!」という明日の力になったらうれしいなと思います。

PROFILE

菊池桃子
●きくち・ももこ…1968年5月4日生まれ。B型。東京都出身。主な出演作に、映画「プリンセス トヨトミ」「エンジェルサイン」、ドラマ『花のち晴れ~花男Next Season~』『ボイス 110緊急指令室』など。

大原優乃
●おおはら・ゆうの…1999年10月8日生まれ。A型。鹿児島県出身。主な出演作品に、ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』『ゆるキャン△』『ただ離婚してないだけ』など。

番組情報

木ドラ24『真夜中にハロー!』
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知ほか
毎週(木)深0・30~1・00

BSテレ東/BSテレ東4K
毎週(火)深0・00~0・30

公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/mayonaka_hello/
公式Twitter:@mayonaka_hello

放送後、動画配信サービスdTVにて見逃し配信中。

©「真夜中にハロー!」製作委員会

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