6人の高校生の友情や恋愛、夢を描く『卒業式に、神谷詩子がいない』(日本テレビ/関東ローカル 毎週日曜 後1・45〜2・15)が2月27日(日)からスタート。本作は本編と並行し、短尺の縦長ショート動画コンテンツを各SNSで毎日配信するSNS連動型ドラマ。「Z世代に向けたエール」をコンセプトにした作品とあり、茅島みずき、奥平大兼、田鍋梨々花、中川大輔、莉子、杢代和人と、次代を担うフレッシュなキャスト陣が揃った。6人が作品の見どころと共に、それぞれの素顔を語ってくれた。
◆まずは、それぞれの役どころを教えてください。
茅島:詩子は友達思いで、自分よりも周りを第一で考えている子ですね。その分、自分の思いや悩みを内に秘めちゃうので、そういう部分は難しいなと思いながら演じています。
奥平:史也君は、人に気持ちを伝えるのがあまり上手ではなくて。わざわざ回りくどい言い方をして、相手を傷つけてしまったりする。不器用な人なのかなと思います。
田鍋:しず香は、高校受験に失敗した過去を引きずっている子です。だからみんなと楽しい時間を過ごしながらも、親の期待に応えなきゃという思いが心のどこかにあって。1人でいる時と、みんなといる時の差を出せたらいいなと思っています。
中川:健介は、ひと言でいうと“陽キャ”です。史也とは真逆で、怒りも楽しさも全部ストレートに表現できる、動物的な人なんだと思います。なので、撮影中は誰よりも大きい声を出すことを心掛けています(笑)。
莉子:萌ちゃんは、元気で明るい、イマドキの女の子です。会話の中に相槌を入れるのも上手なので、リズム感を大事にして演じています。私自身の青春感と近いところがあるので、演じやすいキャラクターです。
杢代:真斗は、一般的な男の子と違った感性や感覚を持っていて。誰にも言えずに悩みを抱えているけど、みんなと遊んでいる時はそういうことを忘れて高校生らしく、全力で楽しむことを意識していました。
◆共演したことで知った、お互いの意外な一面はありますか?
中川:茅島さんは人見知りらしくて、最初はほとんど話せなかったんです。でも撮影に入ってからは、少しずつ話すようになって。実は明るい人なんだなと気づきました。
田鍋:大人っぽい印象だけど、実はおしゃべりが大好きで。
茅島:よく言われる(笑)。
莉子:あとはやっぱり、かわいいなぁって思う。
奥平:何か放っておけない、人にかわいがられる才能がありますね。
杢代:末っ子感があるんだと思う。
茅島:でも、杢代さんも本読みの時は静かだったんですよ。私、多分ひと言もお話してないかも…自己紹介しかしてないと思う。
杢代:うん、自己紹介はしたね。
茅島:本当にそれぐらいで。でも撮影に入ったらすぐ話しかけてくれて、気軽に話せる方なんだなと思いました。
杢代:僕と茅島さんは、この現場で一番年下で。しかも初対面ということで、ちょっと緊張していたところもあると思います。
奥平:中川君はやっぱり、どこか健介みたいなところがあって。みんなで集まると、率先して場を盛り上げてくれるから助かっています。
◆中川さんがムードメーカーですか?
茅島:ムードメーカーかと言われれば…そんなこともなく(笑)。
中川:撮影以外は意外と静かだから(笑)。
田鍋:大人の落ち着きを感じるよね。
中川:まぁ、24歳なので。もう大人なので(笑)。
奥平:でも、年上なのにかわいいところもありますね。
莉子:しゃべる時に語尾を伸ばしたりするんです(笑)。そのユルい感じは、かわいらしいなって。
◆最年長ですが、ジェネレーションギャップは感じる時もある?
奥平:幼い頃、はやっていたものの話をしたりすると、多少ズレてるなと感じることはありますね。
中川:CDをレンタルしたことがないと聞いてショックでした(笑)。
杢代:(笑)。でも、聴いている曲は(奥平)大兼君のほうが昔の曲が多いんですよ。服も古着が好きだったりするし。
中川:好きな食べ物もね。白子が好きなんだよね。
茅島:というか、個性的だと思う。自分をちゃんと持っているというか。
莉子:あと、コミュニケーション能力が高い。
田鍋:話が上手なんだよね。難しい言葉をうまくかみ砕いていて。私、いつも分かりやすいなぁと思いながら聞いてる。
奥平:めっちゃうれしいです。
茅島:莉子さんも、お姉さんだよね。
奥平:何か自然に言うことを聞いちゃう。
莉子:いや別に、圧をかけているわけじゃないから!(笑)
杢代:僕、よく怒られています。休憩時間にちょっと疲れてポロッとこぼしてしまった時に、「そんなこと言わない!」ってすぐ(笑)。
莉子:(笑)。
杢代:お姉ちゃんと弟みたいな感じです(笑)。
奥平:それで、田鍋さんが一番どんな人か言うのが難しくて。
茅島:何を考えているのか分からない時があるよね。
田鍋:よく言われる。でも別に、大したことは考えてないから(笑)。
◆撮影中に印象的だった出来事はありますか?
杢代:僕と大兼君だけ長い空き時間があった時、体育館でバドミントンをしたんです。それはすごく思い出深いですね。結局3時間ぐらいやってたので(笑)。
奥平:もう部活じゃないかってぐらい汗をかいて。衣装さんに申し訳なかったです。
杢代:気が付いたら普通にラリーが100回ぐらい続くようになって。お互いにちょっとうまくなって、楽しかったです。
茅島:私はみんなに韓国ドラマを紹介したら、みんな見てくれて。その感想を言い合うのが楽しかったです。杢代さんだけ見てくれなかったですけど(笑)。
杢代:でも、普通に会話の輪に入って感想会に混ざっていました(笑)。
中川:あと、ドラマのストーリー的にここにいる女子3人がダンスをするんです。この前、たまたまそれを男子3人で見る機会があって。
杢代:めちゃくちゃ良かったよね。
中川:すごく練習したんだなっていうのが表れていて、24歳は泣きそうになりました(笑)。男子は踊らなくて申し訳ないなって。
奥平:あのダンスシーンは、本当に見ていただきたいです。
◆最後に、代表して茅島さんから視聴者の方にメッセージを。
茅島:友人関係や家族、進路のことなど、ドラマに出てくるキャラクターたちはみんな悩みや葛藤を抱いています。それはリアルな中高生にも通じるところもあり、共感できる方も多いと思います。そんな皆さんの背中を押せるような作品になったらうれしいです。
番組情報
『卒業式に、神谷詩子がいない』
日本テレビ(関東ローカル)
2022年2月27日(日)スタート
毎週日曜 後1・45~2・15
(STAFF&CAST)
脚本:嶋田うれ葉
演出:伊藤彰記
チーフプロデューサー:高谷和男
企画/プロデューサー:鈴木努
プロデューサー:枝見洋子、仲野尚之、岩﨑林太郎
出演:茅島みずき、奥平大兼、田鍋梨々花、中川大輔、莉子、杢代和人、新谷ゆづみ、安斉星来、国本梨紗、吉田莉桜、石田翔鈴、伊礼姫奈、小高サラ、りゅうと、谷田ラナ、猫背椿 ほか
(STORY)
2019年春。体育館の掃除当番として出会った詩子(茅島)、史也(奥平)、しず香(田鍋)、健介(中川)、萌(莉子)、真斗(杢代)。詩子のダンスをきっかけに距離を縮めた6人は、自分たちを“ファンファーレ”と名付け、仲を深めていく。また、しず香と萌は詩子からダンスを習い、3人で文化祭のステージに立つことを誓う。
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photo/干川修 text/小山智久