テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優&女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第27回は先日1st写真集「もりだくさん。」を発売した森日菜美さんが登場です!
「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」森日菜美
◆写真集「もりだくさん。」はまさにタイトルどおり、“もりだくさん”な内容となっていますね。
はい。この状況下ということもあり憧れだった海外での撮影は断念したのですが、初の写真集ということでせっかくなら私がこれまでに行ったことのない土地で撮影したいなと思っていて。今まで見せたことのない表情や一面が見せられるような南国(沖縄)・雪国(嬬恋村)・テーマパーク(東京ドームシティ)の3か所をセレクトさせてもらいました。
◆撮影で印象に残っているエピソードはありますか?
沖縄では、私の一人旅をテーマに海や森、ホテルの部屋の中などで撮影しました。一番印象に残っているのは、クルーズ船をチャーターして船の上から海の中にジャンプしたこと。あまりにも海が透き通っていてきれいだったので、吸い込まれるように自ら何度も飛び込んでしまいました(笑)。しかも、毎回飛び方を変えて…(笑)。嬬恋村は、もう最初からハプニングだらけ。雪がすごくて、前泊のホテルまでロケバスが動かず、急きょ違うホテルに泊まることになってしまったり、翌日にもロケバスのタイヤが雪に埋まって立ち往生してしまったり…。結局ロケバスに関しては撮影チームだけではどうすることもできず、除雪車が来るまで待って何とか撮影場所までたどり着くことができました。最初は普段見ることができない銀世界に興奮していたのですが、撮影中も吹雪が吹いたり、寒さで髪が凍ったり、これまで経験したことのない過酷な撮影で。“二人だけの旅行”がテーマだったのですが、体を張って頑張った分、より親近感や特別な彼女感を味わってもらえるのではないかと思います。
◆そして、東京ドームシティの撮影では自身の出演作『機界戦隊ゼンカイジャー』とのコラボレーションが実現しました。
一年間『機界戦隊ゼンカイジャー』に出演し、フリントを演じる中でキャラクター的にも自分と近いものを感じていたので、写真集でも衣装を着ることで自分を表現したかったんです。しかも、東京ドームシティアトラクションズのシアターGロッソは、土日にヒーローショーをやらせていただいているゆかりのある場所で。写真集の内容を発表したときも「フリント姿のカットが入っているのはうれしい!」という声をたくさんいただいて。私もとてもうれしかったですし、森日菜美と共に現実世界ではしゃぐフリントの姿も楽しめる、本当に“もりだくさん”な写真集になっています。ぜひ多くの方に見ていただきたいです。
◆ちなみに『もりだくさん。』とタイトルに“。”がついていますが、その理由は?
20歳の集大成でもあり、この1年間の終止符という意味を込めて“。”をつけました。
◆また初のランジェリーグラビアや大胆ショットもあるそうですが、挑戦してみていかがでしたか?
自分的にはちょっと大人の階段を上るような感覚で。過去にグラビアで培ってきた見せ方を生かすことができたので、あまり無理せずに背伸びした自分を見せることができたと思います。
◆もともと抜群のスタイルとはいえ、写真集に向けて体型作りなど意識したことはありましたか?
今までは撮影前に断食をしたり、体に負担がかかるような減量の仕方をしてしまっていたんですが、それはダメだと思い、今回はパーソナルジムに通いました。でも、筋肉をつけるというよりは美しい健康的なラインを出せるように意識してトレーニングしましたね。あと、私は食べることがとにかく好きなんですけど、炭水化物を控えたり野菜中心の生活にしたり。それこそ私の実家が農家で小松菜の栽培を年中しているので、小松菜を食べて体形をキープすることを心掛けました。
◆この美しく健康的な体のラインは小松菜で出来ているといっても過言ではない?
小松菜と共に20年間生きてきたので、過言ではないかもしれないですね(笑)。
◆では写真集の見どころをひと言で言うと?
“エベレスト級のもりだくさん!” エベレストは世界一高い山なので、世界一内容が詰まった写真集という意味でつけました。
◆日本一の山である富士山じゃなく?
やっぱり目指すなら世界を目指したいので!
◆いいですね。ちなみに普段の森さんはどんな人?
人と話すのが好きで、誰とでも仲良くなりたいと思って接しています。常に何かしらちんぷんかんぷんなことをしゃべっていますね(笑)。そのせいか友達には「はいはい、もう分かったよ」ってあしらわれることが多いんですけど、自由にずっと話をさせてもらえるのはありがたいです(笑)。
◆自分自身をひと言で表すと?
“ハッピージャムジャム精神”のある人。ハッピージャムジャムは、しまじろうの歌にある言葉なんですけど、その言葉のように幸せな気持ちで人生を送っております(笑)。でも、今年21歳になるのでもう少し大人の余裕も持ちたくて。これから少しずつシフトチェンジをして、落ち着きのある女性になれたらいいなと思っています。
◆理想の女優像や憧れの女優さんについて教えてください。
憧れの女優さんはたくさんいらっしゃるんですが、中でも綾瀬はるかさんと吉岡里穂さんはドラマやバラエティー番組で拝見していても、飾らないありのままの自分でいる姿が本当に素敵だなと思っていて。ちょっと天然なところもかわいらしくて、そういったところが老若男女問わず愛される魅力なのかなと思うのでとても憧れます。理想の女優像は、常に身近に感じていただけるような親近感のある女優さんです。テレビをつけたら、「この子いつも笑ってるな」「見ると元気になるな」と思ってもらえるような明るさを持ち続けていたいなと思っています。私が所属する東宝芸能は「東宝シンデレラ」オーデションを開催しているように、“シンデレラ”のような美しい女優さんが多くいらっしゃるんですが、私は実家が農家ということもあり、泥んこ根性のほうが強くて(笑)。これまで負けん気精神で育ってきたので、それを生かしつつ「シンデレラじゃなくても輝ける子がいるんだよ」ということをたくさんの方に知ってほしいなと思います。
◆現在は女優としてのみならずグラビアでも活躍されていますが、今後挑戦したいことは?
バラエティー番組や朝の情報番組にも出演してみたいですし、ロケにもたくさん行きたいです。食べることが好きなので、食レポ系にも挑戦してみたいなと思っています。具体的な番組名を挙げるなら『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)や『アイ・アム・冒険少年』(TBS系)といった体当たり系のものから、『有吉ゼミ』(日本テレビ系)、『沸騰ワード10』(日本テレビ系)などの大食い系にも挑戦したくて。昔から完全にテレビっ子なので、言い出したらきりがないんですけど…(笑)。最終的には『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演したいです。言霊はあると信じてここで宣言させていただきます! 頑張ります!
PROFILE
●もり・ひなみ…2001年3月30日生まれ。東京都出身。B型。主な出演作は『機界戦隊ゼンカイジャー』など。ラジオ『#メカラジ』(ラジオ日本)でレギュラーアシスタントを担当している。
書誌情報
森日菜美1st写真集「もりだくさん。」
2970円(税込)
●photo/中村 功 text/星野彩乃