小芝風花さん主演の異色ホラーコメディ『妖怪シェアハウス』の続編『妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-』(テレビ朝日系 毎週(土)後11時~11時30分)が4月9日(土)にスタート(※初回は1時間カッパスペシャルとして後11時~深0時放送)。6月には映画「妖怪シェアハウス」の公開も控えた本作で主人公の目黒澪を演じる小芝さんとお岩さん/四谷伊和役の松本まりかさんに、共演エピソードや物語の見どころを聞きました。2人そろって自信をのぞかせるスケールアップしたキャラクターやその関係性とは…?
◆約1年半ぶりの共演となりますが、現場の雰囲気はいかがですか?
小芝:前作から1年半もたっているので澪に戻れるかな、これまでのことを覚えているかなという不安もありましたが、(池谷)のぶえさん演じる詩子さんのナレーションを聞いた瞬間にぶわっと記憶がよみがえりました。撮影初日に皆さんと会ってセットに入ったらすぐに感覚が戻って、今は楽しくて仕方ないです。
松本:私もすごく楽しいです。こんなに楽しいのかと思うくらいずっと楽しいですし、おしゃべりというか井戸端会議が止まらないんです。撮影初日から前作より仲良くなっている気がします。
小芝:「久しぶり!」っていう感じもなくて、前作の撮影合間に話していた続きのような感覚で「このご飯屋さん、おいしいですよね」という会話をしています。
松本:ナチュラルに話してたね。皆さんの演技も本当に面白くて、あらためてパワーアップしているなと感じました。
小芝:まりかさんの“お岩さん”がすごいんです!
松本:前作では1話から最終回にかけてお岩さんがたまに面白いことをしたり、やり過ぎたりしていたのが、1話からずっとトゥーマッチです(笑)。激しく怒って、アップテンポなお岩さんからスタートするので、視聴者の方々は驚くんじゃないかな? 皆さんと一緒にお芝居しているとテンションが上がっちゃうんですよね。
小芝:そんなまりかさんにつられてしまうのか、お岩さんにツッコむ大倉(孝二)さん演じるぬらりひょんもすごく面白いです(笑)。
松本:そうなんですよ。大倉さんが全部拾ってくれるからバランスが成り立っている感じがします。
◆1期のラストで意気揚々とシェアハウスから旅立って行った澪が、2期では戻って来ます。
小芝:それが澪だよねって思いました。純粋で真っすぐなのが澪のいいところだから「イケる!」と思って、妖怪になると出て行ったんです。でも学習しないからだまされたりして、シェアハウスに戻って来ちゃう。妖怪の皆さんにも心配かけて、お岩さんはより過保護になってしまって…(笑)。
松本:澪がいなくなってお岩さんもすごく寂しかったんです。澪のことを愛してるから、ボロボロで戻ってきた澪のことが心配で。ただ澪が帰ってきてくれてうれしいって気持ちもあるから、きっと心は潤ってますね。
◆台本からもお岩さんの澪に対する愛情がひしひしと伝わってきました。前作と比べて澪とお岩さんの関係性に変化はありますか?
松本:澪に対しての思いが強くなっている気がしますね。ちょっと過剰なくらい(笑)。澪のことをより愛していて、心配している感じがします。
小芝:そんなお岩さんの愛情を、澪は戸惑うことなく普通に受け止めていて。
松本:お岩さんは澪を愛でてるところもあるよね(笑)。
小芝:愛でられていながらも、澪は気にせずにせりふをしゃべっている。それが2人の日常なんだと思います。