◆ボクシング部のコーチ・桐沢を演じる木村さん、顧問・葵を演じる満島さんとの共演は、部室のシーンが多いですよね。ボクシングシーンの撮影エピソードはありますか?
とにかく大変でした。私が元々全く運動をしないので、運動神経もよくないんです、本当に!(笑) 他のキャストさんを見ていると私って本当にセンスがないんだなと痛感しますが、努力で何とかしなきゃという思いで頑張っています。ボクシング練習自体は昨年の10月から始めて、撮影合間もみんなに練習相手になってもらって。第2話で、サンドバッグを打って「私は…早く強くなりたいんです」っていうシーンがあったんですけど、うまさではなく気持ちでやろうと思って無我夢中でパンチしました。桐沢コーチの指導を受けているので、あかりとしてはまだまだボクシングをうまくならなきゃいけないんですけど、私がついていけるのか少し心配です。
◆では、あかりの抱える“ある事情”が明かされる第3話(4月28日放送)の見どころを教えてください。
既に第1、2話であかりの背景に何かあるんだなっていう感じは出ていたと思うんですけど、第3話でその理由が明らかになります。それをきっかけにコーチとも関わりが深くなります。あかりの家庭事情だけでなく、桐沢さんの過去のことも描かれる一つのターニングポイントになる話なので、皆さんも楽しみにしてもらえたらと思います。ちなみに義理のお父さんを演じる袴田(吉彦)さんも迫力満点です(笑)。すごく大きい方で、私の演技をしっかりと受け止めてくれました。
◆ドラマ、映画など映像作品だけでなく、初舞台の出演も決定している山田さん。忙しい日々の中でのリラックス方法はありますか?
基本家にいるのが好きなので、お休みができたら家でごはんを作るか、サウナや岩盤浴に行きます。料理は、冬は鍋ばかり作っていたんですけど、冷蔵庫にあるもので和食を作ることが多いですね。なかなか予定を立てるのが難しいんですが、友達と温泉に出掛ける時もあります。でも遠出しても結局、温泉になっちゃうんですよね(笑)。
◆これまでさまざまな学生役を演じてきた山田さんが、ご自身の学生時代について思うこと、また“青春”だなと感じることは?
私は学生時代をお仕事をしながら送ってきたので、やっぱり少しおろそかにしてきた部分があるのかなと。勉強ももっとちゃんとしといた方がよかったなとか、制服で放課後どこかに行くっていうこともしてこなかったので、今になってうらやましいです(笑)。部活も…何かに打ち込んでいてもよかったのかもしれない。ただ役を通していろんな部活も経験しているので、お仕事自体が部活のような気もします。以前、出演させていただいた映画「小さな恋のうた」という作品で、同世代のキャストたちでバンド練習をしていた時も青春してるなって思いました。だからボクシングを練習している今が“青春”です!
PROFILE
山田杏奈
●やまだ・あんな…2001年1月8日生まれ。埼玉県出身。A型。『17才の帝国』(NHK総合)が5月7日(土)スタート。2022年11月には、舞台初出演作「夏の砂の上」の公演を控える。
番組情報
『未来への10カウント』
テレビ朝日系
毎週木曜 午後9時~9時54分
ホームページ:https://www.tv-asahi.co.jp/10count/
Twitter:@miraten_tvasahi
Instagram:@miraten_tvasahi
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photo/金井尭子 text/山下紗貴 stylist/武久真理江