◆そんな嵐さんは、どういうきっかけで芸能界に?
もともとは、0歳の時から小学校1年生ぐらいまでキッズモデルをしていて、中学2年生の夏ごろに友達に勧められてTik Tokを始めたら、爆発的にバズった動画があって(笑)。で、その動画を見た今のマネージャーさんに声をかけてもらって、本格的に活動するようになりました。
◆モデルの仕事は、どういうところが好きなんですか?
私、もともとかわいいお洋服が大好きで。モデルをしているとかわいいお洋服にたくさん出会えるところが好きです。「ViVi」の専属モデルになってからは、先輩方を見て洋服の見せ方や表情の変え方などを勉強させてもらう機会も増えて、今はそういうところも面白いなと思っています。
◆モデルとして活躍しながら今回、映画「マイスモールランド」で女優デビューを果たしました。ご自身の中では役者の仕事にも興味があったんですか?
事務所の先輩方がお芝居しているのを見ていて、すごく興味はありました。自分もいつかそういう機会があったらいいなと思っていたんですが、まさかこんなに早くチャンスが来るとは。でも、今回のオーディションのお話をいただいた時に、サーリャという役はすごく自分と共通する部分があったので、“まだ早いかな”と思いつつも何か縁を感じて。“絶対に自分が演じたい!”という思いでオーディションに臨みました。
◆女優としてのオーディションはいかがでしたか?
すごく緊張していたんですけど、オーディションの会場で川和田(恵真)監督が海外にルーツをもつの方だと知って、一気に緊張が解けたというか、通じるものを感じて。しかも監督がその場で温かい雰囲気を作ってくださったので、リラックスして話すことができたかなと思います。
◆川和田監督とは、どういったお話を?
監督が「自分は日本人だと思う?」という質問をされたんです。私は日本で生まれて日本で育って、自分では日本人のつもりで生きてはいるんですけど、やっぱり外見から英語で話しかけられたり、子供のころは「外国人」と言われることもあって。“まわりからは日本人として見られていないのかな?”という思いは、常にどこかにあったので、その話をしたら、監督も同じような経験をしていたみたいで。お互いにすごく共感し合うものがありましたね。
◆やはり、どこかにそういう思いがあるんですね。
ありますね。ただ、5か国のルーツを持っていることは自分だけの個性ですし、それでお仕事をいただけることもあるので、今は自分のルーツを誇りに思っています。