【インタビュー】「呪怨 -ザ・ファイナル-」で映画初出演!おのののかインタビュー

特集・インタビュー
2015年11月06日

Blu-ray&DVDが11月6日(金)に発売される、人気ホラー作品のシリーズ最終章「呪怨 -ザ・ファイナル-」。今やバラエティ番組などに引っ張りだこのおのののかさんが、本作に登場する女子高生・玲央役で映画初出演を果たした。幼少期から「呪怨」を見ていたというおのののかさんに、ホラー映画撮影現場の舞台裏などを聞きました。

「呪怨」シリーズは幼少期から見ていた作品です

――本作への出演が決まったときの感想をお願いします。

まさかこんな歴史ある作品に自分が出るなんて思ってもみなかったので、決まったときは本当に驚きました。演技は初めてに近かったので最初は「大丈夫かな?」って不安だったんですけど、本読みの段階で監督から細かく指導していただいて、本番は安心して撮影に臨めました。

――「呪怨」シリーズはご覧になっていたんですか?

「呪怨」は、小さいときからお父さんやお兄ちゃんと怖がりながら見ていた作品なんです。そのときは本当に怖くて1人でお風呂やトイレにも行けなくなるんですけど、怖いもの見たさで見ていましたね。シリーズ前作「呪怨 -終わりの始まり-」は、友達と映画館で見ました。やっぱり映画館で見ると音や映像がすごく怖くて、その日は友達が我が家に泊まりに来たぐらいだったんです(笑)。

――現場の雰囲気はどんな感じでしたか?

1か月弱の撮影だったんですけど、毎回現場に行くのがすごく楽しみで、学校に行っている気分を久しぶりに味わいましたね。「また明日お願いします!」みたいな雰囲気が楽しかったです。ほぼ毎日撮っていたので、最終日や撮影終了後はすごく寂しかったですね。ホラー映画ですが現場は本当にアットホームな雰囲気だったので、撮影中は怖い思いなどはあまりしなかったです。映画を撮る前より怖い作品が平気になった気がしますね。

――学校のシーンもありました。

最後に制服を着たのが5年前なので、最初はまだ制服を着ても大丈夫かなって思いました(笑)。妹がちょうど高校生だったので、妹の様子を見て「女子高生ってこんな感じだったっけ…」って意識したり。玲央には同級生の友達が2人いるんですけど、3人のシーンは2~3日で撮り終わっちゃったんです。すごく仲がいいっていう設定だったのに、私含め皆人見知りだからあまりおしゃべりできなくて。でも、最終日の後半ぐらいで突然しゃべりだして急に仲良くなったんですよ(笑)。

撮影前、お化け屋敷で心霊体験をしました

――実際に作品をご覧になってみていかがでしたか?

自分のシーンが一番怖かったです。押入れから佐伯伽椰子(最所美咲)が出てくるシーンなんですけど、撮影では2人ともばらばらに撮っていたんです。実際に映像を見ると、押入れから伽椰子が出てくるって分かってるのにすごく驚いてる自分がいました。あそこは怖かったですね…。

――伽椰子がいると仮定して演技をするのは大変だったと思います。

想像力を働かせました。撮影前に、心霊番組のロケで怖い体験をしたんです。お化け屋敷に入ったんですが、絶対に後ろに誰もいないのに肩を叩かれたんですよね。振り返ったら本当に誰もいなかったので怖くて逃げました。あとでビデオを見たら、白いもやみたいなものが私の肩を叩いていたみたいで。心霊体験みたいなものはこれが初めてなんですが、この体験があったからイメージしやすかったのかもしれないです。

――苦労したシーンはどこですか?

やっぱり、私の体が後ろにボキッと折れてしまうシーンですね。最初は「特殊なことしよう」って言ってたんですけど、私はブリッジが得意なので、そのままブリッジでやることになったんです。体はそんなに柔らかくないんですけど、なぜかブリッジだけは得意で(笑)。でも、何回かやっているうちに、頭に血が上って大変でした。助監督2人に腰を棒で支えてもらっていたので、勢いよくできましたね。

――逆に楽しかったシーンはどこですか?

佐伯俊雄(小林颯)が初めて私の家に来たときにおもちゃで遊ぶシーンがあるんですけど、引きの映像は特にせりふが入ってないので、私は颯君を笑わせたくて面白いことを言ってたんです。でも、颯君は役に入り込んでいるので一切笑わないんですよ。それをどうにかして笑わせようとしてる自分が面白かったですね(笑)。変な顔しながら「ほらほら~」っ言ったりするんですけど、颯君は全然笑ってくれなくて「さすがだな」って思いました。

――撮影以外で、俊雄役の小林颯君はどんな様子でしたか?

普段は本当に普通の小学生で超かわいくておちゃめなんです。「颯きゅ~ん! 可愛いね~」って言ったりしながらよく一緒に遊んでいましたね(笑)。でも、本番になると一気に目の光が消えて俊雄になるんですよね。その切り替えがすごかったです。

今後は、バラエティ番組を“作る”立場にもなってみたい

――人を驚かせることと驚かされること、どちらが多いですか?

驚かすことがめちゃくちゃ多いですね。ドSかもしれないです(笑)。1週間に1回ぐらい、妹が風呂上がりに髪を拭いているときにそーっと近づいて「わー!」って驚かしたりしますね。妹はめっちゃ驚いた後に怒って「やめて」って言ってくるんですけど、やめられないです。自分でも何が楽しいのかよく分からないんですけどね(笑)。妹だけじゃなくて友達も驚かすし、仕事の現場だと仲のいいメイクさんやスタイリストさんにも曲がり角で待ち伏せして驚かすこともあります。それをムービーで撮って、皆で見て笑ったりとか。でも、驚かされるのは本当に嫌いで、お化け屋敷とかも普段は入れないんです。

――今後演じてみたい役はありますか?

今回のようなシリアスで怖い作品も楽しかったんですけど、人を驚かせて爆笑する普段の私に近いような、「うぇーい」みたいなノリの面白くて明るい変な役をやってみたいです。作品のジャンルでいうと、コメディとかパロディ系とか…。バラエティ番組で笑うことが好きなので、それを作ってみる立場にもなってみたいですね。自分の新しい部分を見せて知ってもらえたらいいなって思います

――最後に、本作の見どころやメッセージをお願いします。

日本中そして世界中から長年怖がられた「呪怨」がついにファイナルを迎えます。今までもすごく怖かったですが、それよりももっともっとパワーアップした怖さがこのBlu-ray&DVDに詰まっているので、ぜひ多くの方に見ていただきたいです。DVDだからこそ何回も見返してほしいですね。でも、私がやばい顔をしているシーンがあるので、そこは見返さないでほしいです(笑)。さーっと一時停止せずに見ていただければ。ぜひ、部屋を暗くして友達を呼んでご覧ください!

 

PROFILE

おのののか…1991年12月13日生まれ。東京都出身。O型。
“東京ドームNo.1ビール売り子”として注目を集めたタレント。フジテレビ系列『FUJIYAMA FIGHTCLUB』(毎週金曜)にレギュラー出演中。その他数多くのバラエティ番組に出演している傍ら女優としても活躍し、TBS系ドラマ『37.5℃の涙』などに出演。また、白元アース「HERSバスラボ」、ゼリア新薬「新ウィズワン」、「WINTER SPORTS FESTA 冬 スポ!!15」などのCMにも出演中。


商品情報

「呪怨 -ザ・ファイナル-」Blu-ray&DVD
発売日:11月6日(金)
価格:Blu-ray 4,700円(税別)/DVD 3,800円(税別)
※レンタル同日開始

『呪怨 劇場版 Blu-ray ファイナルBOX』【初回限定生産】
価格:9,200円(税別) 4枚組

発売・販売元:NBCユニバーサルエンタテインメント

公式HP:http://www.juon-movie.jp/

(C)2015『呪怨 -ザ・ファイナル-』製作委員会

  

●text/金沢優里

 

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