金曜ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』(TBS系 毎週金曜 午後10時~10時54分)に、大庭蒼生役として出演中の赤楚衛二さんにインタビュー。9月2日放送の第8話で放火犯として逮捕されてしまった大庭。9月9日(金)放送の第9話では、何も話してくれない大庭に、弁護士の羽男(中村倫也)とパラリーガルで大庭の彼女でもある石子(有村架純)はうろたえる。そんな大庭を演じる赤楚さんに、共演中の有村さん、中村さんとのエピソードや、役作りについて聞きました。
◆役作りで意識したところを教えてください?
大庭は普通の男の子という印象で、どちらかというと素の自分に近いなと感じました。カーディラー、営業という設定だったので、営業の友達に話を聞いたりしました。ですが、大庭がどういう過去を歩んできたのか、石子先輩とどういう距離感だったのかといったところを膨らませて考えました。
◆素の自分に近いということですが、どんなところに大庭との共通点を感じますか?
車が好きだったり、剣道をやっていたり、弟がいることも同じですね。あと、大庭の部屋の雑貨が多いというか、自分の好きなものであふれているようなところは少し似ているなって思います。
◆ご自身と似ている大庭は演じやすいでしょうか?
演じやさすさでいうと、自分に近すぎると難しいんだなと感じました。大庭のズレた感じに「そのままだね」と言われることがありますが、「俺、こんな感じなんだ」と感じることが多いので、自分のことって見えていないなと。なので、不思議な感覚です。逆に自分と離れていた方がやりやすいのかもしれないです。でも、大庭は演じていて、楽しくてしょうがないです(笑)。
◆今回の役どころで挑戦だなと思うところはありますか?
芯のある男。硬派って言ったらいいんですかね。今までの役が全部軟派かって言われたら、そんなことはないですが、硬派な部分っていうのは挑戦かなと思っています。
◆硬派な役を演じてみていかがでしたか?
今まで演じてこなかったところでもあるので、広げ方は難しいなと思いつつ、やってみたら、こういうところは自分も持っているんだと、役との共通認識みたいなものは増えました。そして、硬派に見せようとなるべく自然に姿勢をよくしようと意識はしています。