『FFXIV』オフィシャルバンド・THE PRIMALSインタビュー「ゲーム体験の思い出に火をつけるバンドでありたい」

特集・インタビュー
2022年09月13日

光の戦士から感じた力

たちばなテツヤ(THE PRIMALS)

◆「THE PRIMALS Live in Japan – Beyond the Shadow」は約4年ぶりのワンマンライブでした。改めて、ライブを振り返ってみての感想をお聞かせください。

祖堅:僕たちはレコーディングなどで、何だかんだ月に1回くらいは顔を合わせていたんです。ただ、お客さんの前で演奏したのは本当に久しぶりで。光の戦士(『FFXIV』のプレイヤーの愛称)の方々と一緒に同じ場所で盛り上がれる瞬間を久々に味わえて、とても印象深いライブになりました。

たちばな:あれだけの人数の前で演奏したのは本当に久しぶりでした。光の戦士のみなさんは声を出せない状況だったのですが、それでも熱が伝わってきたんです。演奏しながらグッとくるものがありました。同時に、早く声が出せる状況になれば…とも思いましたね。

イワイ:4年ぶりの開催にも関わらず、いきなり過去最大の会場でやることに不安もありましたが、実際にステージに立つと、「あぁ、帰ってきたな」と感じたんです。みなさんからの声がなくても伝わってくる思いがあったので、その力を背に楽しく演奏できました。

GUNN:祖堅くんも言っていましたが、僕らは何だかんだ会う機会もそれなりにあったので、リハーサルや打ち合わせの段階では「いつもの“THE PRIMALS”だな」と思っていたんです。ただ、これがステージに上がってみると、光の戦士のみなさんの熱量を感じて、一緒にライブを作っているという感覚になったんですよ。とても実りのあるライブになりました。久々に有観客でやれて、本当によかったです。

コージ:僕たちも有観客のライブができないことに寂しさを覚えていたのですが、その状況は光の戦士のみんなもきっと同じで。ゲームを一緒にプレイすることはあっても、『FFXIV』が好きなみんなが同じ場所に集まって盛り上がることはなかなかできなかったと思います。だから、あのライブで光の戦士のみんなもリチャージができたんじゃないかな。そんなみんなのパワーを受けて、僕らもリチャージできました。

イワイエイキチ(THE PRIMALS)

◆今回のライブパフォーマンスで意識したことは?

祖堅:炎がバーッって出てくる演出があったので、そこはすごく気を付けました。

GUNN:「みんな、あんまり前に行き過ぎると危ないぞ!」ってね。おじさんたち、すぐに忘れちゃうから。

イワイ:「前に出たら燃えちゃうよ」ってね(笑)。

祖堅:そういう演出面も含めて、光の戦士のみなさんが声を出せない状況のなかで、いかにライブを盛り上げればいいのかはずっと気にしていました。例えば、みなさんの変化を見逃さないようにしようと思ったり、配信で見てくださっていた方々のコメントをなるべく読むようにしたり。メンバー全員が、制約があるなかでみなさんに楽しんでもらえるようにパフォーマンスしようと意識していたと思います。好き勝手やっている、という感じではなかったですね。

◆いろんなことを考えた上で、ライブに臨んだと。

GUNN:準備段階からすごく考えましたね。セットリストを含めて、どうやったらみなさんが楽しいのか、嬉しいのかは密に話し合いました。

祖堅:コール&レスポンスもできないからね。

GUNN:まぁ、「どこから来たの?」「家ーー!」って1人コール&レスポンスはしたけどね。

祖堅:あれは、映像さんが頑張ってくれて、うまいこといったね。

コージ:これからも楽しみにしています。いつか流行語大賞に選ばれてほしい!(笑)

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