10月期の月9枠で放送されるメディカル・ヒューマンドラマ『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系 10月10日(月・祝)スタート 毎週月曜 午後9時〜9時54分※初回は30分拡大)で主人公の小児科医・志子田武四郎を演じる吉沢亮さんにインタビュー。初めての月9主演&医師役への思いや、舞台となる北海道の魅力、本作への意気込みなどについて聞きました。
「PICU」とはPediatric Intensive Care Unitの略称で、小児専門の集中治療室のこと。高度かつ集中した治療が必要とされるおよそ15歳以下の子供を対象にした、いわば“子供のためのICU”だ。
舞台は北の大地、北海道。広大ゆえ「大規模なPICUの運営は極めて困難」と言われるこの地で、駆け出しの小児科医・志子田武四郎が先輩医師と共に、どんな子供でも受け入れられるPICUを作るため、そして、1秒でも早く搬送できる医療用ジェット機の運用を実現するために奔走する姿を描く。
◆本作のお話を最初に聞いた時の感想をお聞かせください。
「月9の主演来た!」と思ってテンションが上がりました。月9の作品は小さい頃からたくさん見ていましたし、この世界に入る前からずっと親しみのあるドラマ枠としてなじみ深かったです。その枠の主演をやらせていただけるというのは、すごく大きな喜びがありました。
それに、医師役をやってみたいとずっと思っていて。それを月9の枠でやらせていただけるのはすごくうれしいです。ただ、今回の僕の役・武四郎は、まだ新米医師で、右も左も何も分からない状態。突然現場に向かわされてあたふたするような感じです。いろいろ失敗や挫折を繰り返していく人間の成長の話なので、今は、僕自身は“がっつり医療もの”という意識で向き合ってはいなくて。今後彼の成長にあわせて意識が変わっていくのかなと思っています。
月9の主演ではありますが、あまり気負いすぎず、がむしゃらに。僕自身、医師役も初めてで、民放のゴールデンで主演をさせていただくのも初めてなんです。共演者の方も素晴らしい方ばかりなので、周りの方たちのお力も借りながら、すてきな作品をお届けできたらと思います。
◆小さい頃から月9作品をよく見ていたということでしたが、特に印象に残っている作品はありますか?
『プライド』(2004年1月~3月放送)はすごく印象に残っているし、『プロポーズ大作戦』(2007年4月~6月)は学校ですごくはやっていて。めちゃくちゃ面白かったです。
◆吉沢さんご自身は、本作で演じる武四郎をどのような人物だと捉えていますか?
医師になるくらいだから頭もいいし、どこか自分に自信があって。幼なじみなど自分の身内に対しては上から目線で話すのですが、外に放たれた瞬間小心者になってしまう男、というイメージです。でもそういう部分は理解できるな、と台本を読んでいて思いました。人間的なダサさや恥ずかしい部分などが包み隠さず出てくる役だと思います。