吉沢亮が語る初の月9主演&念願の医師役への思い「気負いすぎず、がむしゃらに」『PICU』

特集・インタビュー
2022年10月10日
『PICU 小児集中治療室』
『PICU 小児集中治療室』吉沢亮 ©フジテレビ

10月期の月9枠で放送されるメディカル・ヒューマンドラマ『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系 10月10日(月・祝)スタート 毎週月曜 午後9時〜9時54分※初回は30分拡大)で主人公の小児科医・志子田武四郎を演じる吉沢亮さんにインタビュー。初めての月9主演&医師役への思いや、舞台となる北海道の魅力、本作への意気込みなどについて聞きました。

「PICU」とはPediatric Intensive Care Unitの略称で、小児専門の集中治療室のこと。高度かつ集中した治療が必要とされるおよそ15歳以下の子供を対象にした、いわば“子供のためのICU”だ。

舞台は北の大地、北海道。広大ゆえ「大規模なPICUの運営は極めて困難」と言われるこの地で、駆け出しの小児科医・志子田武四郎が先輩医師と共に、どんな子供でも受け入れられるPICUを作るため、そして、1秒でも早く搬送できる医療用ジェット機の運用を実現するために奔走する姿を描く。

◆本作のお話を最初に聞いた時の感想をお聞かせください。

「月9の主演来た!」と思ってテンションが上がりました。月9の作品は小さい頃からたくさん見ていましたし、この世界に入る前からずっと親しみのあるドラマ枠としてなじみ深かったです。その枠の主演をやらせていただけるというのは、すごく大きな喜びがありました。

それに、医師役をやってみたいとずっと思っていて。それを月9の枠でやらせていただけるのはすごくうれしいです。ただ、今回の僕の役・武四郎は、まだ新米医師で、右も左も何も分からない状態。突然現場に向かわされてあたふたするような感じです。いろいろ失敗や挫折を繰り返していく人間の成長の話なので、今は、僕自身は“がっつり医療もの”という意識で向き合ってはいなくて。今後彼の成長にあわせて意識が変わっていくのかなと思っています。

月9の主演ではありますが、あまり気負いすぎず、がむしゃらに。僕自身、医師役も初めてで、民放のゴールデンで主演をさせていただくのも初めてなんです。共演者の方も素晴らしい方ばかりなので、周りの方たちのお力も借りながら、すてきな作品をお届けできたらと思います。

◆小さい頃から月9作品をよく見ていたということでしたが、特に印象に残っている作品はありますか?

『プライド』(2004年1月~3月放送)はすごく印象に残っているし、『プロポーズ大作戦』(2007年4月~6月)は学校ですごくはやっていて。めちゃくちゃ面白かったです。

◆吉沢さんご自身は、本作で演じる武四郎をどのような人物だと捉えていますか?

医師になるくらいだから頭もいいし、どこか自分に自信があって。幼なじみなど自分の身内に対しては上から目線で話すのですが、外に放たれた瞬間小心者になってしまう男、というイメージです。でもそういう部分は理解できるな、と台本を読んでいて思いました。人間的なダサさや恥ずかしい部分などが包み隠さず出てくる役だと思います。

『PICU 小児集中治療室』
『PICU 小児集中治療室』吉沢亮 ©フジテレビ

◆医師役をやってみたかったというお話もありましたが、医療用語など難しいところも多いと思います。医師役で課題になりそうなところはありますか?

新米医師というところもあって、武四郎はあまり医療用語をしゃべらなくて。そんなに医者医者していないというか(笑)。今のところ医療用語のことは心配していないです。ただ、小児科医として子供との距離感を意識しようと思っています。今まで子供とがっつりお芝居をする機会があまりなかったので、どういうテンションが一番子供に警戒心を与えないのか、などはちゃんと勉強しないとなと思っています。

◆もともと子供とのコミュニケーションは得意ですか?

わりと得意な方だと思います。結構子供は好きなので。でもいつもの接し方だと僕も子供と同じ目線になってしまうというか、自分が子供っぽくなっちゃうんですよね(笑)。そこは、医師としての子供との接し方を学びたいと思います。

◆吉沢さんご自身は幼少期どのような子供でしたか?

僕は子供時代に病院に行った印象はあまりないです。わりと健康でした(笑)。テレビをすごく見ていましたし、テレビの世界への憧れは強かったかもしれないです。ドラマやバラエティ、歌番組など、「カッコいいな~」と思いながら見ていました。テレビっ子だった気がします。

『PICU 小児集中治療室』
『PICU 小児集中治療室』吉沢亮、安田顕 ©フジテレビ

◆本作の舞台である北海道の好きなところはありますか?

北海道は全てがいいですよね。食べ物はおいしいし、空気も景色もきれいだし。すごく広くてどこを取っても絵になる。北海道は本当に好きで、暇があればすぐ行きたいくらいです。NHK連続テレビ小説『なつぞら』に出演していた時は、帯広がみんなの宿泊先でした。当時はコロナ禍ではなかったので、撮影終わりにみんなでご飯もよく行っていて。何を食べてもおいしくて、最高でした。今回は(共演者の)安田(顕)さんとご一緒するシーンも多いと思うので、おいしいお店を教えてもらいたいです。

◆撮影では北海道ロケもありますが、特に楽しみにしていることはありますか?

海鮮やジンギスカンは食べたいです。北海道で、最高においしいすごく好きなジンギスカンのお店があって。そこには絶対に行きたいです。あとカニは食べたいですね。

◆逆に心配していることなどは?

秋の北海道の気温・空気感が全く分からないので、どういう格好をしていけばいいのか不安です。あと、この時期は食べ物もどんどんおいしくなってくると思うので、食べすぎないか不安です(笑)。

◆台本にはキャンプのシーンもありました。幼なじみの4人(涌井桃子役・生田絵梨花、矢野悠太役・高杉真宙、河本舞役・菅野莉央)での撮影はどのように想像されていますか?

キャンプ、楽しそうですよね。僕も楽しみにしています。(取材時)まだ分からないですけど、僕の勝手なイメージでは、わりとおとなしそうな人が多そうだなと思っています(笑)。僕もおとなしい方なので、どうやって盛り上げればいいのかと考えています。

『PICU 小児集中治療室』
『PICU 小児集中治療室』吉沢亮 ©フジテレビ

◆初めての医師役で挑戦だと思っていることはありますか?

昔から血を見ることがすごく苦手で。ドラマだと分かっていても、手首から血が流れているシーンなどを見ると倒れそうになるくらい、本当に血が苦手です。でも今回は医師役なので相当見ることになると思いますので…。ちゃんとやらないとな、と思います。

◆武四郎を演じていく上で一番大切にされていることは何ですか?

演じていくうちに芯になる部分が今よりもどんどん分かってくると思います。武四郎が医師を目指した理由というのが、実家から近かったから選んだような感じで、すごく医師に憧れているわけでもないんです。せわしなく動いている現場を見て、周りの状況などいろいろなことを新鮮に感じていって、彼の医師や子供への向き合い方がどのように変わっていくのか、というところは大事にしたいと思っています。

PROFILE

吉沢亮
●よしざわ・りょう…1994年2月1日生まれ。東京都出身。B型。

番組情報

『PICU 小児集中治療室』
フジテレビ系
2022年10月10日(月・祝)スタート
毎週月曜 午後9時~9時54分
※初回30分拡大(午後9時~10時24分)

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/PICU/
公式Twitter:@PICU_cx
公式Instagram:@picu_cx

この記事の写真

©フジテレビ

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