◆馬場さんはオファー前から原作を知っていたっていうことですが、何かきっかけがあったんでしょうか?
馬場:以前、同じドラマ特区で放送された『ねぇ、先生知らないの?』という作品を演じさせていただいたのですが、それがこの作品と同じ雑誌「Cheese!」に掲載されていて。漫画家の先生の役で、実際にその編集部で撮影をしていたんです。そのときに見つけて、読み出して、「すごく面白い!」ってなったのが出合いのきっかけ。当時、「これ、ドラマ化したら面白いね」とみんなで話をしていたんですが、まさか自分がユリを演じることになるとは思わなかったです。本読みの前に、「古川さん、このせりふを言うんだな」って、1人で古川さんの声で脳内再生していました(笑)。
古川:「どんな感じで言うのかな?」って?
馬場:はい(笑)。きっと低めでくるんだろうなって思っていたら、本当にその通りで!
古川:恥ずかしいな(笑)。
◆今回、ヤクザ役を演じられていかがでしたか?
古川:普段の芝居では、皇太子のような役をやらせていただくことが多いこともあり、ヤクザとか、ちょっと悪役をやってみたいなと思っていたんです。実際に桜夜を演じてみると、結構大変でした。桜夜は人との距離が近くて、普段こんな距離で人といないよなっていう距離感でずっと芝居をしていたんですが、その距離感に免疫がなくて…。あと、バラエティで言うと、全部のせりふがテロップになるような言葉をしゃべっている人なので、どう言おうか、監督のスミスさんに指導していただきながら、作っていきました。
◆桜夜の刺青は7時間かかったと伺いました。
古川:そうなんです。刺青を入れていたのはトータル3日間でした。スタッフの方たちが優しくて、刺青が映るシーンをきゅっとまとめてくださったのでありがたかったです。
◆馬場さんは、ヤクザの恋人役を演じてみていかがでしたか?
馬場:原作を読んでいて、ユリの目の強さがすごく魅力的だなと思っていて。はっきり桜夜さんに対して、好きだって伝えるときもその目の輝きをしていてすてきなので、そこは特に意識しながら演じました。
◆一報で桜夜の刺青が入った古川さんの肉体美に、ファンの方たちが「美しい」などの言葉が上がっていましたが、本作のために体を鍛えたりしたのでしょうか?
古川:原作を見ると、桜夜はわりとスッとしていて、あんまりバキバキな感じではないと思ったです。普段からジムに行っているので、そんなリアルな肉体になったらなと。
◆今日の衣装も華やかですが、ユリの衣装を着られる上で、気をつけられていたことはありますか?
馬場:今回、びっくりするぐらい衣装のスカートの丈がとても短くて…。毎回ミニスカートを履くため、必然的に足を出すことになるので、むくみ対策でマッサージしています。