古川雄大×馬場ふみかインタビュー「異空間に連れて行ってもらえる作品」『恋と弾丸』

特集・インタビュー
2022年10月24日

古川雄大さん演じるヤクザ・桜夜組の若頭・桜夜才臣と、馬場ふみかさん演じる勝ち気な女子大生・ユリの“禁断の恋”を描くMBSドラマ特区『恋と弾丸』(MBSほか 毎週木曜 深夜0時50分ほか)が10月27日(木)にスタート。古川さんと馬場さんに、役柄についてや、演じるに当たって意識していることなどを聞きました。

◆役柄について教えてください。

古川:桜夜組の若頭で、とても強く、芯があり、紳士的な部分もある人間としてちゃんとできる人。その人がユリと恋愛をしていく過程でさまざまな表情を見せていきます。

馬場:ユリは、桜夜さんと出会って、恋に落ち、戸惑いながらも、桜夜さんへの気持ちが止まらなくなって一緒に過ごすようになります。ひよってしまうような相手でも、自分の意思を伝えられる、目を見て話すことができる強さがある女子大生です。

◆ご自身と役の共通点はどこでしょう?

古川:僕も桜夜と同じようにギャップがあるほうだと思います。桜夜はユリとの恋愛を通して、弱さだったり、嫉妬シーンだったりと、普段は見せないような姿をどんどん見せていく人。僕はわりと外では(自分の年齢の)35歳をやろうとしているんですが、家では子供っぽいみたいで、ギャップがあるタイプなんです(笑)。

馬場:私はユリとは違いますね。「強めだね」とは言われることはありますが、ユリのような真っすぐな強さみたいなものは、あまり自分が持っていない部分なので、すごく憧れます。私は意外と思っていることをはっきり言えずに、心の中で思っているタイプなので。

古川:一緒のところもあると思いますよ? 自分があるというか、左右されない感じとか。

馬場:確かに、マイペースなので、ユリと同じで変な流され方はしないです。

◆お互いの役で魅力に感じる部分を教えてください。

古川:ユリはかわいいですよね。ヤクザと恋愛をしていくなんて難しいと思うのですが、きっと弱い部分もありながらも、強く立ち向かっていくその姿に、桜夜は魅力を感じているのかなと思います。

馬場:真っすぐに愛を伝えてくれるところ。初めて会ったときから「俺はほれているんだ」と伝えてくれて。普通だったら恥ずかしくて言えないことをいってくれるところが魅力だなって思います。

◆今年初めに舞台「シラノ・ド・ベルジュラック」で共演されていますが、その時の印象と本作での印象は変わりましたか?

古川:舞台の時もがっつりお芝居をする相手役だったんです。その時は、今回と真逆で全く結ばれない役で、僕が一方的に振られ続けるという話だったので、今回はちゃんと結ばれてよかったなって(笑)。その舞台の時も感じたんですが、カッコつけないというか、飾らない役作りをされる方で、それがすてきだなと思っていて、それが今回の現場でも同じことを思いました。

馬場:ありがとうございます。舞台の時、実は稽古中以外はほぼしゃべっていなかったんですよね。古川さんのせりふがとんでもない量だったので、稽古場の端っこに座って、炭酸水を飲みながら、ずっと台本を読んでいるという感じだったので、 逆に今回ここまでちゃんといろんなお話ができて、イメージが変わりました。舞台のときは、超ストイックに作品に詰められていたんだなと。

古川:あのときは追い追い込んでました(笑)。

馬場:今回は、キャストやスタッフさんみんなとたくさんコミュニケーションをとっている姿があって、意外と開いた人なんだって思いました。

◆馬場さんはオファー前から原作を知っていたっていうことですが、何かきっかけがあったんでしょうか?

馬場:以前、同じドラマ特区で放送された『ねぇ、先生知らないの?』という作品を演じさせていただいたのですが、それがこの作品と同じ雑誌「Cheese!」に掲載されていて。漫画家の先生の役で、実際にその編集部で撮影をしていたんです。そのときに見つけて、読み出して、「すごく面白い!」ってなったのが出合いのきっかけ。当時、「これ、ドラマ化したら面白いね」とみんなで話をしていたんですが、まさか自分がユリを演じることになるとは思わなかったです。本読みの前に、「古川さん、このせりふを言うんだな」って、1人で古川さんの声で脳内再生していました(笑)。

古川:「どんな感じで言うのかな?」って?

馬場:はい(笑)。きっと低めでくるんだろうなって思っていたら、本当にその通りで!

古川:恥ずかしいな(笑)。

◆今回、ヤクザ役を演じられていかがでしたか?

古川:普段の芝居では、皇太子のような役をやらせていただくことが多いこともあり、ヤクザとか、ちょっと悪役をやってみたいなと思っていたんです。実際に桜夜を演じてみると、結構大変でした。桜夜は人との距離が近くて、普段こんな距離で人といないよなっていう距離感でずっと芝居をしていたんですが、その距離感に免疫がなくて…。あと、バラエティで言うと、全部のせりふがテロップになるような言葉をしゃべっている人なので、どう言おうか、監督のスミスさんに指導していただきながら、作っていきました。

◆桜夜の刺青は7時間かかったと伺いました。

古川:そうなんです。刺青を入れていたのはトータル3日間でした。スタッフの方たちが優しくて、刺青が映るシーンをきゅっとまとめてくださったのでありがたかったです。

◆馬場さんは、ヤクザの恋人役を演じてみていかがでしたか?

馬場:原作を読んでいて、ユリの目の強さがすごく魅力的だなと思っていて。はっきり桜夜さんに対して、好きだって伝えるときもその目の輝きをしていてすてきなので、そこは特に意識しながら演じました。

◆一報で桜夜の刺青が入った古川さんの肉体美に、ファンの方たちが「美しい」などの言葉が上がっていましたが、本作のために体を鍛えたりしたのでしょうか?

古川:原作を見ると、桜夜はわりとスッとしていて、あんまりバキバキな感じではないと思ったです。普段からジムに行っているので、そんなリアルな肉体になったらなと。

◆今日の衣装も華やかですが、ユリの衣装を着られる上で、気をつけられていたことはありますか?

馬場:今回、びっくりするぐらい衣装のスカートの丈がとても短くて…。毎回ミニスカートを履くため、必然的に足を出すことになるので、むくみ対策でマッサージしています。

◆原作が少女漫画ということで、意識されていることはありますか?

古川:それこそさっき言っていた名言をバチバチに決めることです。クスっとなるぐらい、とにかくカッコつけました。その世界観をスミスさんが意識して撮ってくれていたので、異世界に誘うような空気感のドラマになっていると思います。そして、ベッドシーンが多い中で、どうあれば美しく見えるかということも、スミスさんに細かくご指導いただきました。

馬場:そうでしたね。もちろん人の顔も違うので、全く一緒というのは難しいと思いつつも、原作と同じシーンがあるので、台本とともに、1つひとつそのシーンの原作のページを写真に撮って、この時はこういう体勢、表情をしているなと、都度確認しながらやっていました。

◆本作が「危険でしびれるほど甘い“烈愛”ラブストーリー」ですが、お2人が“烈愛”しているものや、命を懸けて守りたいものは何でしょう?

馬場:パンダが大好きなんです。いつからか、すごく大好きで、ちょっとした空き時間に動画を見たり、Instagramでも載せていたりと気づけば、私の周りがパンダまみれになっています。今の推しは和歌山県にあるアドベンチャーワールドにいる楓浜(ふうひん)なんですが、まだ会いに行けていないので、今年残りの目標はパンダに会いに行くことです!

◆古川さんはいかがですか?

古川:僕はプライベートで熱烈にハマっているものがないんです。趣味もないので、趣味が多い人、うらやましいなと思います。わりといろんなものに目は行くんですけど、なかなか趣味にならなくて…。でも、最近ゴルフを始めました。いつか父親とコースを回りたくて始めたのですが、なかなかうまくいかないので練習中です。

◆最後にメッセージをお願いします。

古川:また新しいタイプのドラマが誕生したと思っています。セクシーですし、カッコよくて、異空間に連れて行ってもらえる作品です。このドラマを見たら、きっと「恋をしなきゃ人生もったいない」と思うんじゃないでしょうか。

馬場:いつ死ぬか分からないですからね。

古川:そう。桜夜は「いつ死ぬか分からないから生き急いでるんだ」って言いますけど、みんなそうだなと感じました。恋愛に限らず、人生において、臆病になっている人の背中を押せると思います。桜夜とユリを通して、何かにトライする力をもらえるんじゃないかな。

馬場:もう撮影しているだけでは分からないぐらいいろんな仕掛けがあるのが、このドラマのひとつの魅力でもあるので、きっと今まで見たことないような面白い作品になっていると思います。

古川:爽快感や激しい描写もありますが、それぞれ抱えてる人間ドラマみたいなところもあります。ユリが成長していく姿を見届けてもらえたら。

馬場:メインキャストみんながクセ強のキャラクターで、彼らのキャラクターも見どころのひとつです。彼らにかき乱されながらも、2人が愛を育んでいく姿を楽しんでください。

PROFILE

古川雄大
●ふるかわ・ゆうた…1987年7月9日生まれ。長野県出身。A型。

馬場ふみか
●ばば・ふみか…1995年6月21日生まれ。新潟県出身。AB型。

番組情報

ドラマ特区『恋と弾丸』
2022年10月27日(木)より順次放送スタート

MBS:2022年10月27日(木)深夜0時50分~
テレビ神奈川:2022年10月27日(木)午後11時~
チバテレ:2022年10月28日(金)午後11時~
とちテレ:2022年11月3日(木)午後10時30分~
テレ玉:2022年11月3日(木)午後11時30分~
群馬テレビ:2022年11月3日(木)午後11時30分~

※TVer、GYAO!、MBS動画イズムで見逃し配信1週間あり

原作:箕野希望『恋と弾丸』(小学館「Cheese!フラワーコミックス」刊)

出演:古川雄大、馬場ふみか
中村静香、木村慧人/山中柔太朗、七瀬公、新井舞良、中尾有伽
橋本マナミ、大澄賢也/黒羽麻璃央

監督:スミス、椿本慶次郎、戸塚寛人
脚本:舘そらみ
オープニング主題歌:ちゃんみな「Angel」(WARNER MUSIC JAPAN)
エンディング主題歌:NAQT VANE「TOUCH」(avex trax)
制作プロダクション:ソケット
製作:「恋と弾丸」製作委員会・MBS

公式HP:https://www.mbs.jp/koitodangan/
ドラマ公式Twitter:@dramatokku_mbs
ドラマ公式Instagram: @dramatokku_mbs
ドラマ公式TikTok:@drama_mbs
ドラマ公式Weibo:https://weibo.com/u/7778409173
ドラマ公式Douyin:https://v.douyin.com/2TH2pH9/

●hair&make/唐澤知子、阿部美咲、伊東真美 styling/石橋万里、狩俣成美 ジャケット72000円、カットソー37000円、スカート37000円/すべてピンコ

©「恋と弾丸」製作委員会・MBS
©箕野希望/小学館

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