現在放送中の連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合ほか)で梅津貴司役を演じる、赤楚衛二からコメントが到着した。
連続テレビ小説第107作は、オリジナル作品『舞いあがれ!』。1990年代から今にかけ、福原遥演じるヒロインの岩倉舞がものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら空を飛ぶ夢に向かっていく姿を描く、挫折と再生のドラマだ。
赤楚演じる貴司は岩倉家の隣にあるお好み焼き屋「うめづ」の息子で、舞と同い年。気は優しく好青年だが“普通”になじめない性格。幼いころに古本屋で詩と出会って言葉を紡ぎ出すことに興味をもち、やがて舞にとって心のオアシスのような存在になっていく。
赤楚衛二 コメント
◆『舞いあがれ!』に出演することが決まったときのお気持ちは?
それはそれは本当にもう、うれしかったですね。思わずガッツポーズしました! 朝ドラといえば、皆さんが毎朝見ているドラマですし、僕のおじいちゃんおばあちゃんも見ていますので、出演することが恩返しになると思いました。半年間にも及ぶドラマというのは、なかなかありませんので、貴重な経験にもなるだろうなと思いました。がんばらなきゃとも思いましたね。
◆ご自身の役柄についての印象や、 演じるうえで楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点などを教えてください。
貴司はすごく優しい人です。それでいて、押しつけがましさは一切なく、寄り添ってくれるようなタイプ。「普通」というものになじめず、疑問や生きにくさを感じています。かといって破天荒かと言われると、そうではありません。周囲に合わせることができて、心がきれいすぎる。だからこそ、苦しくて生きづらい。貴司と似ているかと言われると分かりませんが、ちょっと人とは違うところに疑問を持つところや、「なんで、今、こういう気持ちなんだろう?」と自分と向き合って本を読むところなど、僕も俳優という仕事柄、自分と向き合うことが多いので共感できます。
◆物語や主演の福原さんにどんな印象を持っていますか?
登場人物それぞれに葛藤があって共感できる部分があるので、どのキャラクターにも寄り添って楽しむことができる作品だと思います。それぞれの親子の考え方や生き方、どちらも共感できるからこそ、そのすれ違いに苦しくなったり、ほっこりしたりするのだと思います。
福原遥さんとの共演は初めてです。ピュアで、純粋なイメージでしたが、そのイメージは共演しても変わりません。周りの空気を柔らかくするタイプで、かつ、芯の強さや覚悟というものをすごく感じました。すてきな人だなと思います。
◆放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
貴司のような生きづらさを抱えている人は、現代にも多いと思うんですよね。情報過多の時代、よいこと悪いことがSNSなどですべて見えてしまい、人とつながり過ぎているからこそ、器用にこなせてしまう。その分、悩んでいる方もたくさんいると思うので、そういう方たちにとって共感しやすいキャラクターではないかと思います。舞にとって支えになったり背中を押してあげたり、心のオアシスになれたらと思っています。
番組情報
連続テレビ小説『舞いあがれ!』
NHK総合ほか
毎週月曜~土曜 午前8時~8時15分ほか
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