【#今旬コレクション】駒木根葵汰「辞めたいと思うたび母親に話したのですが、壁が分厚くて乗り越えらなかったんです(笑)」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
2022年11月07日

【#今旬コレクション】駒木根葵汰

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優&女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第45回は現在放送中のドラマ『商店街のピアニスト』などに出演する駒木根葵汰さんが登場です。

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」駒木根葵汰

◆『商店街のピアニスト』で演じる澤本蓮は、複雑な家庭環境でピアニストの夢をあきらめることになってしまい、電気工事会社で働きながら母を支える日々を送りますが、役作りは大変でしたか?

そうですね。特にピアノの演奏シーンがとても大変でした。手の動きも単純ではないですし、練習するうちにピアノの音色にも表情があることを初めて知って。そのときの自分の感情によっても弾き方や音色、テンポが全く違ったりするので、蓮の気持ちに合わせて演奏するのはすごく難しかったです。先生に教えていただきつつ、試行錯誤しながら頑張りました。

◆曲はどのように覚えられたんですか?

まず朝起きてすぐに曲を流して、移動中もヘッドホンをして聴いて、帰りもまた聴いて…という感じでお仕事をしていない間はずっと聴いて耳で覚えていましたね。

◆それだけ聴いていると、寝ている間もピアノの音が頭から離れないこともあったのでは?

ありました(笑)。目を閉じた瞬間に聴こえてくるんです(笑)。正直、辛くなる瞬間もたくさんありましたけど、そのおかげで自分的には納得いく形で撮影することができたと思います。

◆駒木根さんは12年間空手を続けられたそうですが、その部分では蓮と共通していますよね。

はい。でも蓮君は純粋にピアノが好きだったと思うんですけど、僕は逃げたくなる時期が何度もありました。

◆それはなぜ?

痛いのが嫌だったからです(笑)。

◆逆に逃げたい時期があったにも関わらず、12年間も続けられたのはすごいですよね。

辞めたいと思うたび母親に話したのですが、壁が分厚くて乗り越えらなかったんです(笑)。気づいたら12年たっていました。

【#今旬コレクション】駒木根葵汰

◆お母さまはどんな方なんですか?

めちゃくちゃパワフルで、駒木根家では絶対的存在です(笑)。父はとにかく優しくて“俺はみんなが幸せでいてくれたらそれでいい”っていうスタンスですね。

◆ご自身もお父さまのような人になりたい?

そうですね。最高に男らしいと思いますし、父親のように全てを受け止められる大きな器を持てるようになりたいですね。

◆あらためて『商店街のピアニスト』の見どころを教えてください。

ピアノのシーンはもちろんですが、映像がすごくきれいなんです。もともと監督やカメラマンさんが映画を中心に撮っている方たちなので、ドラマの映像というよりは映画に近いような雰囲気で。撮り方もカット毎に割るのではなく、流れで撮ったりすることが多くありました。映像としても見応えがありますし、人と人との感情のぶつかり合いやその中で悩みを解決していく姿をぜひ皆さんに見てほしいです。

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