まるりインタビュー「日本を明るく元気にする存在になれたら」デジタルシングル「星のタイヨウ」配信中

特集・インタビュー
2022年11月16日
まるり

BLドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』(ABCテレビ 毎週月曜 深夜1時38分)の主題歌「星のタイヨウ」を配信リリースしたまるりさん。初めて作詞を手掛けた同曲の制作エピソードとともに、ソロ活動を始めたことでの変化やオフの過ごし方など、素顔に迫るインタビューをお届けします。


◆「星のタイヨウ」はどのように制作されたのでしょうか?

私が事前にドラマの原作を読んでいて、作曲のあっくんにどういう歌詞にしようと思っているかをドラマのスタッフさんの要望とともに伝えたんです。あっくんとは以前から友達で、よく一緒にカラオケに行ったりしていて。私のキーも熟知してるし、今回はそれに合わせて作ってくれて、すごく自然体で歌える曲になりました。スタッフさんからは、ピュアでせつないミディアムバラードみたいなイメージを頂いていたんですけど、結果として明るすぎず、暗すぎることもなく。思っていた以上に絶妙な楽曲になりましたね。

◆まるりさんが原作を読んだときの印象は?

もともと私、BLの知り合いが多いんです。作曲のあっくんもBLな人で、それもあって作曲をお願いしたというのもあって。だから私にとってこの作品が初めてのBLものだったんですけど、わりとすんなり楽しく読めました。子どものころから憧れの存在で、その延長線上で好きになって…という関係性や思いは共感できましたし。知り合いから聞くリアルな話は“マジで!?”って思うような、生々しいエピソードも多かったです(笑)。

◆今回、まるりさん自ら作詞を手掛けられましたが、どういう世界観をイメージして詞を書かれましたか?

恋愛の持つキラキラ成分は大事にしつつ、主人公の猫屋敷守君(松岡広大)が抱いている劣等感も含め、彼にフォーカスしようと思いました。自然と天体や空にまつわる言葉が多くなっているのに気づいて、途中からは意識してそういう言葉を入れるようにしたんです。おかげでいい感じの比喩表現になり、きれいな詞になったと思います。ドラマの内容に沿いつつ自分らしさも込めたいと思っていたので、曲を聴いた知人からまるりらしいと言ってもらえたのはうれしかったです。

◆詞はいつ、どういうシチュエーションで書かれたのですか?

私、基本的に夜のほうが集中できるタイプなんです。でもなぜかこの曲に関しては、真っ昼間に日差しを浴びながら部屋にこもって書いて(笑)。1人で全ての詞を書くのは初めてだったんですけど、書きたい世界観が決まっていたからなのか、初めてとは思えないぐらいスムーズにできました。1人で最初から最後まで詞を作れたことは自信になったし、今後もっと作詞していきたいと思いました。

◆普段から気になるフレーズを書き溜めている人もいますが、まるりさんは?

私も書き溜めています。後から見て、何これって思うことも多いんですけど(笑)、ちょっとしたヒントになることもあって。今回もそこから引っ張り出した言葉を使ったりしているし、意外とそういうことをやっておくのも大事だなと思います。

◆「星のタイヨウ」を歌う上で大事にしていることはありますか?

かわいらしい楽曲だと声もかわいくしてしまいがちなんですけど、この楽曲はあえてフラットに。高音を利かせようと頑張ることもなく、なるべく自然に、聴く人を癒やすような歌声を意識しました。歌っているときの動画も見させてもらったんですけど、表情も柔らかく、リラックスしている感じで。ありのままの自分で歌えているなと思いました。

◆楽曲がドラマで流れているのを見て、どういう気持ちになりましたか?

物語のいいところで楽曲が流れてきて、めっちゃうれしかったです。ドラマの試写会のとき、キャストの皆さんからも「この曲、大切にさせてもらいます」と言っていただいて。ドラマを見ている方にも、曲も一緒に楽しんでもらえたらと思います。

◆ちなみに、気になるキャラクターや個人的に好きなキャラはいますか?

たっくん(上田航平)ですね。守君の大ファンで、ぞんざいに扱われても、「そうですよね!」って受け入れている感じがかわいい。私の中では、くまのプーさん的な愛らしさがあるなと思っています(笑)。

◆ソロアーティストとしてデビューしてから半年が経ちます。日々の暮らしで何か変化はありますか?

ソロ活動と同時にZIP-FMで『GENZ』『DRAMA QUEEN』の2番組、ラジオも同時に始めさせてもらって週の半分は名古屋で暮らすようになったんです。だからもう、環境的にはだいぶ変わったと思いますね。1人でやってみたことで、新しい自分が見えた気がしますし。今までちゃんとラジオで話すこともなかったし、生放送だから不安もあったんですけど。新しいことに挑戦するのもいいなと前向きな気持ちになりました。

◆名古屋での生活はいかがですか?

ありがたいことに細かくお仕事を頂けていて、わりと充実しています。時間が空いたら、近くをブラブラ歩き回ったり。あとは「FEELCYCLE(フィールサイクル)」という暗闇バイクエクササイズに通って、ボイトレ行って。予定を詰めるのは好きなので、時間がちょっとあればエステに行こう、ネイルに行こうという感じで。勝手にハードなスケジュールにしちゃうんです(笑)。

◆身なりの中で一番気を配っているところは?

一番はネイルです。カラコンも必須なのと、オフの日もメイクするようにしています。言っちゃえばラジオも顔は映らないので、すっぴんでもいいと言われているんです。でも私は、頑なにメイクして行きます(笑)。昔からメイクしているほうが楽しく話せるんです。

◆目指しているビジュアルはありますか?

個人的に私は平成のギャル文化が大好きで。今またちょっとギャル文化が戻ってきているし、歌だけじゃなくファッションも含め、女子が憧れるアイコン的な感じになれたらと思っています。でも派手なギャルまでは行かず、自然と目が行っちゃうぐらいがいいですね。

◆まるりさんが思う、ギャルの必須条件みたいなものがあったら教えてください。

今、見た目の話をめっちゃしましたけど、大事なのはマインドだと思っていて。ざっくり言うと「明るい」「元気」っていう(笑)。何か、見ていると自分も元気になる、ハッピーになれる人っているじゃないですか。私もそういう存在になりたいし、すっごく大きなことを言っちゃうと、日本を明るくできたらいいなと思っています!

◆アーティストとして目指すものは?

ワンマンライブがやりたいです。私はどちらかと言えば元気だし、おしゃべりなので(笑)。カッコいいだけでなく、ちゃんと笑いもあるステージにしたいです。あとは遊園地をイメージした、かわいいファンクラブのサイトを作ってもらっているので、その世界観を大切にしたグッズも作りたいと思っていて。一番作りたいのはペンライト。みんながペンライトを振ってくれる光景をステージの上から見たら、泣いちゃうかもしれないです。いつかその景色を見るのを目標に今後も頑張っていきたいです。

まるり

PROFILE

●まるり…1997年3月4日生まれ。福岡県出身。高校3年生まで合唱団に所属し、声楽を学びながら音楽と隣り合わせの生活を送る。2022年4月からソロアーティストとしての活動をスタートさせ、5月に優里作詞・作曲による配信シングル「好きだよ」をリリース。現在、中京圏エリアで人気のラジオ放送局ZIP-FMで、『GENZ』『DRAMA QUEEN』のナビゲーターを務める。

リリース情報

デジタルシングル
「星のタイヨウ」
配信中
https://jvcmusic.lnk.to/maruri_hoshinotaiyo

イベント情報

O-Crest presents “クレフェス”
2022年11月16日(水) 開場 18:00 / 開演 18:30
会場:大阪・LIVE SQUARE 2nd LINE

名古屋工業大学「工大祭」
2022年11月19日(土) 出演時間 14:50〜16:10
会場:名古屋工業大学 2号館前ステージ

横浜シティポップ祭☆シティポップ歌合戦☆girls edition
2022年12月10日(土) 開場 17:00 / 開演 18:00
会場:横浜・関内ホール 大ホール

詳しくは、まるりOfficial HP→https://maruri0304.com/

●text/小山智久

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