月曜PLUS+『THE スピリット~闘魂レスラー発掘プロジェクト~』(フジテレビ系 毎週月曜 深夜0時25分~0時55分 ※初回深夜1時5分スタート)が、2023年1月9日(月)にスタート。初回収録後に囲み取材が実施され、シソンヌ・長谷川忍、池田美優、豊崎由里絵、オカダ・カズチカ(新日本プロレス)が出席した。
世界各地で盛り上がりを見せる新日本プロレスの50周年特別企画として、日本全国各地から練習生を募集し、新日本プロレスへの入門までを描く本番組。企画の見どころとして、通常の入門テストで行われている身長・年齢制限を完全撤廃するとともに、現役スター選手であり日本プロレス界の至宝、オカダ・カズチカが練習生を直接指導する。
スタジオのリアクターには、バラエティ番組や舞台に大活躍中のシソンヌ・長谷川忍、さらにバラエティ番組だけでなくモデルとしても大人気の“みちょぱ”こと池田美優、進行には数々の大物芸人との番組で進行を務めてきた元毎日放送アナウンサーで2児の母でもある、フリーアナウンサーの豊崎由里絵が出演する。
◆収録を終えての感想
長谷川:プロレスラーになるのを目指して若い方たちが頑張る番組です。最初は気軽な気持ちで見ていましたが、回を重ねるごとにふざける場所がなくなってきたなっていう(笑)。後半になるにつれて硬いリアクションになってしまったかもしれませんが、それくらい皆さんの熱が伝わってきて、同じようなテンションになってしまいました。でも、できるだけ盛り上げていけたらと思います。
池田:長谷川さんと番組ができるということで、最初の方はふざけていて、VTRを見ながらガヤを入れたりしていたのですが、やっている内容は本当にガチンコでした。私だったら耐えられないなということも(練習生の)皆さんがやられていて。回を増すごとに構えてしまう、しっかりしなきゃいけないなという気持ちになります。私はプロレスにあまり詳しくなかったので、こんなに大変なことをやっているんだと初めて知りました。バラエティに出られている歴代のプロレスラーの皆さんは面白い方が多いですが、この番組で練習生がやっていること以上のことをやっていると思うと、今まで以上にリスペクトを込めて接するようにしたいと思います。
豊崎:プロレスってプロレスファンのためのものというイメージがあったのですが、いろいろな見方ができるものなんだなと、この番組で発見させてもらいました。芸能界で活躍されている元プロレスラーの方たちって、バラエティの対応能力が本当にすごくて、個性的な方ばかりなので、どうしても“キャラが立つ”とか“面白い”とか、そういう部分に目が行っていました。でも、この番組で練習生の皆さんの厳しい訓練の様子を拝見すると、「14歳、15歳の子をこの場に送り出す親御さんはどういう気持ちなんだろう?」「15歳で自分の将来の夢を決めて、ここからどんなに厳しくても食らいついていくと思えるこの方はどんなポテンシャルを持っているんだろう?」と、いろいろな部分で感情移入ができることがあらためて知れて、とても面白かったです。
◆プロジェクトリーダーを務めるオカダさんですが、意気込みと練習生10人に期待することをお聞かせください。
オカダ:僕自身も自信を持って(練習生の)入門テストに臨みたいですし、練習生の皆さんも最初の頃に比べると「全然違う人じゃん」と思うくらいどんどん変わっていくので、視聴者の皆さんにもぜひ楽しんで見ていただきたいです。入門テストに向けて頑張っている練習生の頑張りが伝わってほしいなと思います。
◆この番組で、プロレスを見る目が変わるなと感じるところも…。
オカダ:プロレスラーが若手の頃どういう練習をしていたか、皆さん知らないじゃないですか。この番組でやっていることはウォーミングアップですし、実際は本当にいろいろな練習をしています。でも、今回は入門テストに向けてなので、体力はもちろん、他の部分も伸ばしていかないといけない。デビューがゴールではないし、テストの合格がその第一歩となります。プロレスを好きな人が見ても、プロレスってあらためてすごいんだなと感じてもらえると思います。
◆長谷川さんはトレーニングも実際に少しやられていましたが、いかがでしたか?
長谷川:トレーニングの動画サイトを見ていても、普通は20回を3セットくらい。それを500、600やるって…常軌を逸しているなと。単純にそう思いました。でも、それを皆さんやってこられているわけですから…。すごいですよね。
◆今お話があった厳しいトレーニングですが、現役のプロレスラーの方はどのくらいの頻度でされているんでしょうか?
オカダ:試合の前だと少し回数は少ないですね。200とか300とかで。試合がないオフのシーズンにそれくらいやっています。
池田:試合前でもそんなにやってる…。
オカダ:500できないとなると、「え、500できないの!?」ってなると思います。キャッチボールみたいな感じで。
◆ご自身の駆け出し時代を振り返って、思い出すことはありますか?
長谷川:NSC吉本総合芸能学院という養成所にいたとき、自分たちの1期上の方たちが授業のコーチをするのですが、めちゃくちゃ怖いんです。自分たちも一年後、同じように授業をすることになるのですが、「厳しく行け」って言われるんですよね。「なんでこんなに厳しいんだろう」とそのときは思っていましたが、おかげで上下関係や礼儀をたたき込まれたので。どこに行っても芸人さんってみんなあいさつしますし、身になったなと思います。
池田:私は声をかけていただいて中3の頃、「Popteen」モデルになったので、初めは遊び半分というか(笑)。見つけてくださった副編集長がすごく推してくれた一方で、裏で周りからいろいろ言われたりもしていました。それが悔しくて、「やってやるぞ」とプロ意識が芽生えた気がします。本当にいろいろありましたが、あれだけ頑張ったからこそ、違う仕事で耐えられる。10代の若い頃にそういうことをやったからこそこのメンタルがあると思うし、だから「Popteen」出身のタレントが多いんだと思います(笑)。かなり鍛えられたんだと。
豊崎:私は関西の毎日放送で局アナをしていたのですが、「関西女子アナ会」というグループLINEがあって。局を超えてたくさんの女子アナが参加していて、そこのボスがハイヒール・モモコさんなんです。モモコさんから「明日ここで会食があるから来られる人いる?」と連絡が入ると、みんな競って「行きます!」ってLINEするんですよ。私も必死にそれに行きまくってました。行ったらモモコさんも親しくしてくださるので、個人でもLINEをくださるようになって。私の仕事が終わる時間や電車でどのあたりに乗れば早く着くかなど本当に細かいところまで全部教えてくださって、この人のためにできることは何でもやらなきゃと思いました。姿勢も教えてくれたし、やる気も出たし、勉強にもなったし、私の中で師匠です。
◆視聴者の方へのメッセージ
長谷川:プロレスファンの方が楽しめるのはもちろん、プロレスをあまり知らない方も楽しんでいただけると思います。自分の推しを練習生の中で見つけて、成長していく姿を見ていける。もし入門できたらデビュー戦も見守れますし、どなたでも楽しめる番組だと思います。
池田:いわゆるオーディション番組のプロレスバージョンみたいな。プロレスを知らないから見ないんじゃなくて、ラフな気持ちで見ると推しメンも見つかると思いますし、応援もできますし。プロレスだけではない普段の生活でも響く言葉がたくさんあったりして、人生についても学べるなと思います。ぜひ見ていただきたいです。
豊崎:初回は特にオカダ・カズチカさんが本当に怖いです(笑)。でも、なぜそんなに怖いのかということが、見続けていくと分かってくると思うので、ぜひそのあたりも楽しみに見ていただきたいと思います。女性目線でも全然楽しめます!
オカダ:回を重ねるごとにオカダ・カズチカ怖くなってます(笑)。でも怖いことにも理由はありますし、練習生が成長していく過程を見てもらいつつ、「この子たちがつらそうにしているから自分も明日から頑張れる」「同じ世代が頑張っているから頑張ろう」と、これを見て頑張るパワーにしていただきたいです。これをきっかけにプロレスを知っていただきたいですし、練習生は入門前なので、入門、デビュー、チャンピオンになっていくという全ての過程を楽しめる番組になっていると思います。
番組情報
月曜PLUS+『THE スピリット~闘魂レスラー発掘プロジェクト~』
フジテレビ系
2023年1月9日(月)スタート
毎週月曜 深夜0時25分~0時55分
※(初回深夜1時5分~)