飯沼愛&幸澤沙良が語る『私が女優になる日_』オーディションと“女優になった”今の思い season3応募者へのエールも

特集・インタビュー
2022年12月27日
飯沼愛×幸澤沙良 撮影:加藤春日

幅広い世代に人気の俳優・タレントが所属する田辺エージェンシーと、数多くの番組、ドラマ、映画から、アイドルや楽曲などさまざまなエンターテインメントを手掛けてきた秋元康、そしてTBSがタッグを組んで2020年に発足した女優発掘・育成プロジェクト「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』season3」の開催が決定。12月26日(月)から応募受付がスタートしている。初代グランプリを獲得した飯沼愛さんと、2代目グランプリを獲得した幸澤沙良さんが、応募者にエールを送るとともに、自身のオーディションを振り返った。


◆「私が女優になる日_」オーディションを受けたきっかけを教えてください。

幸澤:元々女優になりたいという思いはあったのですが、演技が未経験だったのもあり、誰にも言えませんでした。その時に飯沼さんが「私が女優になる日_」season1で、演技未経験にもかかわらず活躍をされていたのを見かけ、その姿に勇気をもらって応募してみようと思ったのがきっかけです。今も女優として活躍されていて、飯沼さんは憧れです。

◆飯沼さんはどんなきっかけがありましたか?

飯沼:私はこのオーディション受ける半年前ぐらいから、だんだんお芝居に興味を持ち始めて、楽しそうだなって思っていたんです。そのときに、ちょうど「私が女優になる日_」のオーディションの広告を見かけて、「やってみようかな」と最初は軽い気持ちで応募しました。

◆お芝居に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?

飯沼:ドラマを見るのも好きで、特にいろんな方の写真集を集めたりするくらい女優が大好きだったんです。オーディションの広告を見かけたのが高校2年生のそろそろ進路を決めなきゃいけないなという時期で、挑戦するなら今がチャンスかなと思い、応募しました。

◆いいタイミングで、オーディションがあったのですね。

飯沼:そうなんです。もしこのオーディションに落ちていたら、2回目は挑戦していなかったと思います。

◆幸澤さんは、どんなきっかけで女優になりたいと思われたんですか?

幸澤:広瀬すずさんが好きで、主演を務められていた『学校のカイダン』で、広瀬さんがメガホンを持って叫ぶシーンがあったんです。そのシーンを見たときに、広瀬さんがまるで主人公・春菜ツバメの人生を送ってきて、心から思っていることを叫んでいるように見えたことがすごく印象に残っています。そこから、私の中でお芝居をやってみたいなと少しずつ思い始めました。

◆オーディションで印象に残っていることは何でしょう?

飯沼:印象に残っていることは、とにかくずっと緊張していたことです。お芝居も分からず、何もかもが初めてで…。今まで大人の方と接することが学校の先生ぐらいでしたし、オーディション期間中は初めて頭が真っ白になるくらい緊張したことをよく覚えています。

◆幸澤さんはいかがでしたか?

幸澤:私もずっと緊張していました。是枝(裕和)監督にショートドラマを撮っていただいたのですが、たくさんの作品を撮られている是枝監督にお芝居未経験の自分の演技を見ていただけることにとても緊張しました。ただ、そんな経験はなかなかない事なので、たくさん吸収して、楽しもうと思いながらも、緊張でカチコチだったというのが印象に残っています。

飯沼愛×幸澤沙良インタビュー 撮影:加藤春日

◆グランプリ獲得から飯沼さんは約1年半、幸澤さんは半年ぐらいたちましたが、振り返ってみてどんな期間でしたか?

飯沼:すごく短かったような感じがします。でも、グランプリに決まったときから1年半しかたっていないのですが、それがもう何年も前のことのように感じて、「あれから1年半しかたってないんだ」と思うこともあります。いくつか他のドラマにも出演させていただく機会があって、その撮影が終わるたびに「あ、自分はたぶんこういうことが出来るようになったかな、成長できたのかな」と思えることもあって、それだけ密度が濃かったんだと思います。

幸澤:初めてドラマ撮影を経験して、撮影期間中、本当にたくさんの方と出会いました。
すごく濃い期間で、「少し前まで普通に高校通っていたよな」という感覚もあって、戸惑いながら演じていたこともありゆっくり時間が流れています。また、実感が湧かないこともあり、自分で自分が出ているドラマを見ても、もう1人の幸澤沙良がいて、それを見ている気分になります。

◆ほほ笑まれていましたが、飯沼さんは『この初恋はフィクションです』のころ、どう感じていましたか?

飯沼:まさに私もグランプリに決まった瞬間もドラマが始まっても、ドラマが放送終わった後も実感がなかったです。ようやく最近になってやっと実感を持てた気がします。でも、ドラマを見ていて、もう1人の幸澤沙良がいるという感覚は、ちゃんと役に入りきれているってことなんじゃないですか…?

幸澤:そうだったらうれしいです!

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