テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優＆女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第53回は映画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」に出演する畑芽育さんが登場です！
「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」畑芽育
◆本作でヒロインを演じると聞いたときはどう思いましたか？
最初は“冗談なのかな？ ドッキリなのかな!?”って思うぐらい本当にビックリしました（笑）。撮影が進むにつれて、自分が少女漫画原作のヒロインなんだなと実感していったんですが、撮影が終わった今、完成した映像を見ても自分じゃない感覚があって。そのくらい役と撮影に没頭していたんだと思います。これほど朝から晩まで家に帰っても役のことを考える日々を過ごしたのは人生で初めてでした。これだけの大作で、ヒロインという大きな役を任せて頂いたので、思い入れが強かったんだと思います。
◆真綾を演じるにあたって、大切にしたのはどんな部分でしょうか。
一生懸命でひたむきなところが真綾のいいところだろうなと思って、そこは大切にしていましたね。とにかく撮影期間中はずっと千輝君（高橋恭平）のことを考えて、真綾の気持ちに寄り添っていました。
◆演じた真綾との共通点はありますか？
真っ直ぐなところは似ているなと思いました。真綾は千輝君に対して片想いごっこをしているので、好きという感情に蓋をしているんですね。それでも、一点集中して真っ直ぐな想いで向き合って、突っ走っているんです。私自身は好きな人ができたら直球で告白するタイプかもしれません（笑）。好きということが態度で相手や周りにバレてしまうと思うので、「あなたが好きです！」と言いたくなっちゃうと思います（笑）。
◆劇中では失恋をしてしまうシーンもありましたが、ご自身ならどう立ち直りますか？
多分、結構引きずると思います。恋愛体質なわけじゃないんですけど、結構一途なタイプだと思うんです。学生時代を振り返ると、人って恋愛に振り回されることが多いんじゃないかなと思って。私も好きな子のことばかり考えた時期もあったので（笑）。劇中で出てくる真綾が作った「好きな人が笑った回数を数える」「下駄箱チェック」といった“片想いリスト”にも共感する部分が結構ありました。
◆お仕事で落ち込んだ時も、引きずったりしますか？
結構しますね。それこそ映画の撮影中に、監督に言われたことができなかったかもしれないなと勝手に思い悩んでしまったりして。「今のカット、OK出たけど本当はどうだったかな」などと不安に思ったりもします。次の日も「今日もうまくいくといいなぁ…」って考えながら現場に行ったり…。でも結局、現場に行くと不安以上に楽しいんですけどね。今回の撮影でも思い悩むことはありましたが、高橋（恭平）さんをはじめ、板垣（李光人）君や莉子ちゃんに助けられながら頑張って乗り切りました。
◆お薦めのシーンを教えてください。
浜辺で千輝君と2人で喋っているシーンですね。帰るときに千輝君が手をつないでくれるんですが、それが恋人繋ぎで。「えぇ！ 付き合ってないのに恋人繋ぎ!?」って（笑）。もし好きな人だったら胸が高鳴ってしまうと思うし、どういう意味なんだろう？ って妄想が膨らみました。特に片想い中の女の子たちは、そのシーンを見てときめいてくれたらいいなと思います。
◆千輝くんを演じた高橋恭平さんの印象は？
胸キュンシーンを違和感なくできてしまうところがすごいなと思いました。お姫様抱っこされるシーンでは、私自身「重いだろうな…」と不安だったんですが、そんな素振りを見せることも一切なくて。頼りがいのある座長でした。撮影現場でもキラキラしていたし、オーラを放ってましたね（笑）。テレビで高橋さんが歌ったり踊ったりしている姿を拝見させてもらったことがあるんですが、それとは違った魅力がお芝居に詰まっているので、キュンキュンしていただけると思います。
◆最近、個人的に胸キュンしたことは？
姪っ子がまだ5歳なんですけど、私がテレビに出る仕事をしているっていう認識がまだ曖昧みたいで、たまに困惑するときがあるんです。私が出演している番組を一緒に見ていたら「芽育がテレビに出てるってことは、本当のおうちはテレビの中にあるんだ」って言って急に泣き出しちゃって。“小さい子って考えていることがなんてかわいいんだろう”“この子の叔母でよかった～”ってキュンとしました。いつも元気がなくなったときは、姪っ子の動画を見て癒やされています。
◆では最後に。 #これは世界一幸せな片思い という公式ハッシュタグがありますが、自分にとっての幸せな時間はどんなとき？
睡眠が大好きで、世界一幸せな睡眠時間を送っているんじゃないかなっていうぐらい、ベッド周りを進化させています。暖かい敷きパッドとシーツ、大好きな重い毛布を使って、快眠体制を整えていますね。寝付きがよくて、ベッドに入った瞬間すぐに寝ちゃいます（笑）。
PROFILE
●はた・めい…2002年4月10日生まれ。東京都出身。O型。主な出演作はドラマ『純愛ディソナンス』、映画「森の中のレストラン」など。
作品情報
「なのに、千輝くんが甘すぎる。」
現在公開中
出演：高橋恭平（なにわ男子）、畑芽育、板垣李光人／莉子、曽田陵介、中島璃菜、箭内夢菜、鈴木美羽
原作：亜南くじら 「なのに、千輝くんが甘すぎる。」（講談社「月刊デザート」連載）
監督：新城毅彦
脚本：大北はるか
主題歌：なにわ男子「Special Kiss」（ジェイ・ストーム）
製作：「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会
企画・配給：松竹
公式サイト：https://movies.shochiku.co.jp/chigirakun-movie/
公式Twitter＆Instagram：@chigira_movie
公式TikTok：no.1_sweet_lovemovie
©2023「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会
©亜南くじら／講談社
●photo／干川 修 text／さとうふみ styling／武久真理江 hair&make／室橋佑紀
