稲森いずみ&優希美青インタビュー「同じ男性を好きになった者同士、陽子と理央の間には分かり合える部分もあるのかも」『夫婦が壊れるとき』

特集・インタビュー
2023年04月07日

稲森いずみ&優希美青インタビュー

不倫した夫や自身を裏切った同僚・隣人への復讐劇を描く、金曜ドラマDEEP『夫婦が壊れるとき』(日本テレビほか 毎週金曜 深夜0時30分~0時59分)が、4月7日スタート。夫に不倫される妻を演じる稲森いずみさんと、夫の不倫相手を演じる優希美青さんが、自身の役どころとドラマの見どころを語ってくれました。

◆演じる陽子と理央、どんな人だと捉えていますか?

稲森:陽子は、多くの女性が憧れる強さを持った女性だと思います。夫の昂太(吉沢悠)が不倫しているかもしれないとなってからは、時に大胆で過激なことをするんですけど、そこに至るまでの思いには共感できるところもありますし。ただ“そこまでやるか”ぐらいのことをやってのけたりするので“実際にはこんな人はいない”と思われないように。復讐の過程の中にある思いはちゃんと見せられるように演じたいです。

優希:理央は昂太さんと不倫してしまうけど、純粋な人だと思っています。一途に昂太さんのことを愛しているからこそ“自分だけのものにしたい”“振り向いてほしい”という。自分が演じているからかもしれないですけど、不倫してしまっていますが悪い人ではないと思いますし、“分かるところもある”と思っていただけたらうれしいです。

◆監督やプロデューサーとお話しして印象的だったことはありますか?

稲森:「台本のト書きとかはあまり気にしなくていい。現場に入って感じた気持ちを、思う存分出してくれたら」と言っていただきました。私を信じてくださっているんですかね(笑)。そう言われても不安はあるのですが、皆さんが心地いい現場を作ってくださるので、日々感謝しながら撮影に臨んでいます。

優希:「どちらかの女性を選ばなければならないとなったときに、男性は“自分が付いていないとダメだ”と感じさせる方を選ぶのではないか」というようなお話をしていただきました。なので、若さ故の危うさ、はかなさみたいなものは意識して演じています。

稲森いずみ&優希美青インタビュー

◆関係性的には敵対しますが、現場ではどんな感じですか?

稲森:普段は全然、いたって普通ですよ。ね?

優希:はい(笑)、優しく見守っていただいています。

稲森:陽子と理央も、敵対関係にはあるけれど、同じ男性を好きになって、二人共同じように振り回され、つらい思いをするわけなので。そういった、お互いの気持ちが分かる部分も少しはある気がしています。

◆年齢も性格も異なる2人が惹かれる昂太という男性は、どんなところが魅力なのでしょう?

稲森:台本を読んでいて感じるのは、人の懐に入るのが上手なんだろうなと。だから陽子や理央だけではなく、みんなから好感を持たれる。愛されキャラなんだと思います。

優希:私は、真っすぐなところが魅力なのかなと思います。愛を伝えるときには偽りなく、真っすぐ気持ちを伝えてくれるところが理央は好きなのかなって。

稲森いずみ&優希美青インタビュー

◆もしも自分が陽子の立場だったら?

稲森:私が仕事をしながら母として、妻として頑張っているわけですよね? そんなときに他の女性に優しくして、癒やされて…とんでもない状況ですね(笑)。

優希:(笑)。でも陽子さん、すごいですよね。復讐の仕方とかも、すごく頭を使っていて。

稲森:あの行動力はすごいし、復讐をやり遂げることも大変だと思うんです。私だったら途中で疲れて、やめてしまうと思います。

優希:私には陽子さんみたいな復讐は無理なので、違うやり方をすると思います。旦那さんに“傷ついているアピール”をして、罪悪感を持たせて。“あちらの女性と別れたかな”と思ったころに「君しかいないんだ」みたいなことを言われたらバイバイします(笑)。

稲森いずみ&優希美青インタビュー

◆タイトルにちなんで、何か大事な物が“壊れ”たエピソードを教えてください。

優希:現場用のバッグです。毎日同じ場所だったので撮影現場に置いて帰っちゃったら、古い体育館で、ネズミがいたみたいで…。食べられて、穴が開いちゃいました。

稲森:私も現場用のバッグが壊れたことがあります。トートバッグだったのですが、持ち手の部分が根本から切れてしまって…。台本が重すぎたんですかね(笑)。でも皮製なので、時間がたつほど味も愛着も出ますし、捨てるに捨てられなくて。いつか持ち手だけ修理しようと思いつつ、仕舞い込んであります(笑)。

◆最後に、本作の見どころをお願いします。

稲森:復讐と言っても、実際にはなかなかできないことだと思いますし、陽子を通して爽快感を味わっていただきたいです。陽子が変わっていくさまや、周りの人たちの心理描写も丁寧に面白く描かれてるので、そのあたりも見応えがあると思います。

優希:個人的に、大人のラブシーンが初めてだったりするので不安はあります。でも、きれいに見えるように頑張りたいですし、ぜひ見ていただけたらと思います。あと私の母が韓国版の『夫婦の世界』をよく見ていたので。日本版が放送されたときにどういう反応をしてくれるのか楽しみにしています。

稲森いずみ&優希美青インタビュー

PROFILE

●いなもり・いずみ…1972年3月19日生まれ。鹿児島県出身。B型。最近の出演作にドラマ『六本木クラス』『ファイトソング』、映画「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」「極主夫道 ザ・シネマ」など。

●ゆうき・みお…1999年4月5日生まれ。福島県出身。O型。最近の出演作にドラマ『それでも結婚したいと、ヤツらが言った。』『今夜はコの字で Season2』、映画「NO CALL NO LIFE」「10万分の1」など。

番組情報

『夫婦が壊れるとき』

金曜ドラマDEEP『夫婦が壊れるとき』
2023年4月7日(金)スタート
日本テレビほか
毎週金曜 深夜0時30分~0時59分
配信:TVer、Hulu 毎話放送後配信開始

<キャスト>
稲森いずみ、吉沢悠、優希美青
内田朝陽、安藤聖、内田慈、結城モエ、犬飼貴丈、矢島健一、七瀬なつみ、長谷川初範

<スタッフ>
原作 : 「女医フォスター 夫の情事、私の決断」原題「Doctor Foster」
原作・脚本マイク・バートレット(Written and Created by Mike Bartlett)
Produced by Drama Republic for the BBC and distributed by BBC Studios
脚本:鹿目けい子、三國月々子、上野詩織
演出:大塚恭司・長尾くみ子、山元環
音楽 :福廣秀一朗
プロデュース:藤澤季世子
制作:鈴木淳一
プロデューサー : 伊藤裕史、北川雅一
制作協力:テレパック
製作著作:日本テレビ

番組公式HP:https://www.ntv.co.jp/deep-fufu/
番組公式Twitter:@deepfriday_ntv
公式Instagram:@deepfriday_ntv
番組公式TikTok:@deepfriday_ntv

●photo/YOSSY text/小山智久
●hair&make/石川亜矢(稲森) stying/堀井香苗(稲森) 衣装協力/theory luxe(稲森)

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