中原アヤ原作の大ヒット漫画「おとななじみ」の実写映画が5月12日(金)に劇場公開。超残念男子の春(ハル)を演じる井上瑞稀さん(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、ハルにずっと想いを寄せる楓を演じる久間田琳加さん、超完璧クール男子の伊織を演じる萩原利久さん、モテアネゴ系女子の美桜を演じる浅川梨奈さんの幼なじみ役の4人にインタビュー。終始盛り上がった仲良し座談会の模様をお届けします。TV LIFE誌面(5月10日(水)発売号)では井上さんのソロインタビューも掲載。誌面と合わせてご覧ください!
◆出演が決まったときの心境は?
井上:「まさか自分が」と驚きました。もちろんいつか、映画に携われたらと思っていたのでうれしかったです。でも当初は、ドッキリなんじゃないかと疑うぐらい夢のようでした。映画初主演というプレッシャーもあったのですが、初を超えないことには次もこないので、この山を越えられたらなと思って撮影に臨みました。
久間田:私は少女漫画を読むことが趣味の一つなので、漫画原作の実写化に携われることがとてもうれしかったです。『おとななじみ』はもどかしくて、笑えて、キュンキュンする作品。こんなにもいろんな要素が詰まっている作品と出会ったのは初めてで、早くこの世界観に入り込みたいなという気持ちが高まりました。
萩原:役を頂いたときは、正直キャスティングミスかと思いました(笑)。今までこういうテイストの役をやってこなかったので、一回事務所内がざわめきましたね。「本当に合ってるのか!?」って(笑)。一個一個の役作り含め、すごく新鮮でした。
浅川:私は年の離れたいとこがいるんですが、中原アヤ先生の「ラブ★コン」が本棚に置いてあって、小さい頃読んでいたんです。そんな中原先生の作品に出演できることが本当にうれしかったです。また原作を読んで、私の演じる美桜ちゃんがあまりにも自分と似ていたので、これは役作りあまりいらないな、とも思いました(笑)。
◆演じた役との共通点、逆に似ていないところは?
井上:ハルは超残念男子と書かれているので、自分とは違うと言いたいところですが…「まんまだね」という意見をたくさん頂いているので、似ているんだと思います(笑)。ただ、ハルの“愛すべきバカ感”というのは自分にはない部分。演じるときは、どうしたら愛されるのかなとすごく考えました。
久間田:私の演じる楓はオカン系女子です。自分にはない要素だったので、この役はチャレンジでした。身振り手振りを大きくしたり、顔の表情を大きく動かしたりとか。そうやって役を作っていく中で、自分はあまり動かずに生活しているんだなということにも気づけましたし。役と真逆だからこそ、楓ちゃんがとても魅力的に映りました。
萩原:僕は、もう役のまんまですよね。
3人:ぷっ…(吹き出し笑い)。
浅川:さっきの発言もう一回聞こうか?(笑)
井上:矛盾がすごい(笑)。
萩原:冗談、冗談です(笑)。伊織は何でもできちゃう人だから、自分とは全く似ていないし、最初はどうしようと思ったんですけど。逆に全然違うからこそ、やっていて楽しかったですね。自分という要素を消していかに伊織であり続けられるか、というのを意識して演じました。
浅川:アネゴ系女子の美桜とは、似ているなと思うこところがたくさんあって。普段の立ち位置も美桜っぽいかなと思いますし、パワフルなところも似ているなと思いつつ。仕事や好きなことに真っすぐで、常に高みを目指している姿は、美桜から学んでいきたいなと思いました。
◆共演してお互いの印象は? まずは井上さんの印象から。
久間田:最初にお会いしたときは、ものすごくしっかりされている印象で。
萩原:最初は~ってことは?
井上:入り口おかしいよね?(笑)
久間田:(笑)。コミュニケーションを取ろうと頑張ってくださっているのが伝わってきて。でも撮影を重ねていくと、どんどんハルに見えてきたんです。しっかりされている面とギャップがあるなと思いました。
萩原:ハルっぽいというのは僕も共感します。だからたまに、テレビで急に瑞稀が出てくるとキラキラしすぎていて「誰だろう!?」ってびっくりするくらい。
浅川:分かる!(笑)真っすぐで誰からも愛されて、どの現場でもかわいがられるタイプだなと思いました。意外と中身はクールなのかなとも思いつつ、愛されキャラですよね。
◆久間田さんの印象は?
井上:ストイックです。リハーサルの映像もビデオに撮って見返して、ずっとメモを書いていたし、監督ともたくさん話していて。いい刺激をもらいました。
萩原:疲れを知らないのかなと思ってました。
久間田:どういうこと!?(笑)
萩原:褒めてます、褒めてます(笑)。タイトな撮影で分量も多い中で、朝から晩まで疲れている状態を外に見せないんです。瑞稀もそうですけど、主演の二人がすごく元気だったので現場全体も引っ張られますし、見習おうと思いました。
浅川:最初の印象は、ふわふわしている綿あめみたいな女のコかなと思ったんですけど、内面はしっかりしているし、サバサバしてる。見た目とのギャップが大きくて、たぶんこれが女子に好かれる女子なんだろうなって。
萩原:ただ、しっかりしてらっしゃるのかなと思ったんですけど意外と…。
久間田:えーっ!
浅川:そんな(笑)。愛されキャラの二人が真ん中にいてくれたからこそ、現場が柔らかくて穏やかな空気だったんだろうなと思います。ずっと笑顔で引っ張ってくれました。
◆萩原さんの印象は?
萩原:褒めたまえ。
3人:(爆笑)
浅川:3日もらっていいですか? メールで送ります、メールで!
萩原:いっぱい出てくるでしょ!(笑)
井上:僕は利久くんとこの映画が初めましてだったので、これまで出演した作品の印象も含めてクールで繊細な方かなと思ったんですけど。
久間田:その入りは…。
浅川:どっかで聞いたことあるな(笑)。
井上:実際にお会いしたら、すごくフランクに接してくださったんですよ。利久くんのほうが年上なんですけど、同じ目線で一緒になって遊んで盛り上がってくれたので。
久間田:萩原さんの印象は、こんなにも周りに気を使ってくださって、しかも気を使ってくれているなと感じさせないというか。
萩原:素晴らしいコメントです。瑞稀これだよ、これ。こういうのを待ってた!(笑)
久間田:でも。
萩原:でも??
久間田:横浜で撮影したとき、近くにアンパンマンミュージアムがあって。萩原さんがいっぱいキャラクターの物まねをしてくれたんです。
井上・浅川:え、見てみたい!
萩原:僕の記憶が正しければ、これ逆なんですよね。久間田さんがモノマネしてました。
久間田:え、私!? そうかもしれないです(笑)。一緒に遊んでもらいました。
浅川:私は、萩原さんとは9年ぶりくらいの共演なんです。そこから久しぶりに会って、まともなことを言うと信頼してお芝居できたので、私が何をしても返してくれるという安心感がすごくありました。けど~(笑)。
萩原:なんで「けど~」になっちゃうの(笑)。
浅川:こう見えて一番おちゃめでふざけるので(笑)。
◆浅川さんの印象は?
井上:本当にアネゴ肌というか、率先してコミュニケーションを取ってくれて、現場を盛り上げてくださって。だから僕、初日で「姉貴」って呼んでたんです。カッコいいなと思って。
萩原:浅川さんは、普段から本当にこんな感じなので(笑)。クランクインしてまだ空気が固まりきってない段階から中心になってくれて、一気に4人を幼なじみにしてくれた。さすがだなと思いました。
久間田:梨奈ちゃんが筆頭となって、いつの間にか固い空気が壊れていったんですよね。すごい能力だなと思いますし、うらやましいです。尊敬します。
◆チームワークバッチリなのが伝わってきますね。
萩原:そのぶん4人で動画を撮ったりすると、基本押しちゃうんです。
井上:しゃべりすぎちゃうよね。
浅川:さっきもマネージャーさんに「やりすぎ」って怒られました(笑)。
◆最後に、今作をどんなふうに楽しんでもらいたいですか?
久間田:映画の中でも4人の関係性がとてもすてきに描かれているので、友達っていいなと思ってもらえる作品だと思いますし。恋愛要素だけじゃなく、それぞれ仕事も頑張っているので、皆さんの背中を押せる作品になったらいいなと思います。
井上:内容も重くないコメディなので、見ている最中だけでも嫌なことを忘れていただけたら。何か一つでもポジティブな気持ちになっていただけたらと思っています。
萩原:僕は試写を見て、こんなに幼なじみの空気感がきれいにスクリーンに出ることってないんじゃないかなと思いました。幼なじみだらこそ生まれる人間関係、その空気感をぜひ大きな画面で感じ取ってもらえたらうれしいです。
浅川:私が映画を見て第一に思ったのは「みんな顔がいい」でした(笑)。ハル、楓、伊織のシーンは全部が美しくてキラキラしています。ハルのフラッシュモブのシーンはぜひ注目してください!
萩原:僕もあのシーンが試写で一番楽しみだったかも。
井上:いや、ほんとあのシーンの撮影の時、2人がいなくてよかったです(笑)。それだけが救いでしたね。ぜひ劇場でご覧ください!
PROFILE
井上瑞稀
●いのうえ・みずき…2000年10月31日生まれ。神奈川県出身。AB型。ジャニーズJr.のユニット、HiHi Jetsのリーダー。最近の出演作にドラマ『トモダチゲームR4』『全力!クリーナーズ』など。
久間田琳加
●くまだ・りんか…2001年2月23日生まれ。東京都出身。AB型。Netflixシリーズ『君に届け』が配信中。映画「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」が9月1日(金)公開。「non-no」専属モデルとしても活躍中。
萩原利久
●はぎわら・りく…1999年2月28日生まれ。埼玉県出身。A型。主演ドラマ『月読くんの禁断お夜食』(テレビ朝日系 毎週土曜 後11時30分~)が放送中。映画「ミステリと言う勿れ」が9月15日(金)公開。
浅川梨奈
●あさかわ・なな…1999年4月3日生まれ。埼玉県出身。B型。最近の出演作に映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」シリーズ、ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』『大病院占拠』など。
●text/山口昭子
作品情報
映画「おとななじみ」
2023年5月12日(金)公開
<STAFF&CAST>
出演:井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、久間田琳加
萩原利久、浅川梨奈
岡本夏美、菊池亜希子、宍戸美和公、横澤夏子、村上健志(フルーツポンチ)
アン ミカ、松金よね子
原作:「おとななじみ」中原アヤ(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:髙橋洋人
脚本:吉田恵里香
音楽:ノグチリョウ
主題歌:「Sweet Melody」Kis-My-Ft2(MENT RECORDING)
<STORY>
ハル(井上)と楓(久間田)は、4歳の時から隣に住む幼なじみ。一人暮らしを始めた2人は、今も同じアパートの隣の部屋に住んでいる。小さい頃からハルを思い続けている楓は、幼なじみの伊織(萩原)と美桜(浅川)に相談し、ハルを諦める事を宣言する。しかし、決意したもののズルズルとハルを諦めきれない楓に、伊織は大人の男として優しく接し、実は楓のことが小学生の頃から好きだったと告げる。急接近する楓と伊織の様子を目の当たりにして、動揺するハル。鈍感ながらも、自分の本心に気づき始めたハルだったが、楓に対して素直になることができず、美桜に心の内を相談する。実は、ハルは楓の亡き母親と交わした約束を純粋がゆえに頑なに守り続けなければならないと思っていて――。
公式サイト:https://otonanajimi-movie.jp/
公式Twitter:@otonanajimi
公式Instagram:@otonanajimi_movie
©中原アヤ/集英社 ©2023「おとななじみ」製作委員会
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<応募締切>
2023年5月18日(木)午後11時59分
※応募規約(https://www.tvlife.jp/present_rules)をご確認いただき、ご同意の上、ご応募ください。