ラジオ局を舞台に繰り広げられる激動の日々を描いた沙村広明の同名漫画をドラマ化した『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系 毎週金曜 午後11時15分~深夜0時15分ほか)。主人公・ミナレ(小芝風花)が働くスープカレー店の従業員・中原忠也を演じる、片寄涼太さんにインタビュー。撮影現場でのエピソードや、中原とミナレの“平行線”な恋へのアドバイスも語ってくれました。
◆小芝さん演じるミナレに好意を寄せているという役どころですが、中原やミナレの魅力について教えてください。
僕が演じる中原は、とにかく優しいです。どんな頼まれごとも断らないし、心配性なところも含めてその優しさが本当にすてきだなと。ミナレに真っすぐ愛情表現しているのも中原らしくて、彼のいいところだと思います。僕自身は台本を読んだばかりの時は、まだ役について探り探りの部分も多くて。中原のキャラクターが弱々しく見えないように、でも強すぎずという絶妙なバランスを取るのが難しかったです。
ミナレはパンチが効いていて、いいヒロインですよね。女性にモテる女性みたいな感じでしょうか。中原にとっても、ミナレが自ら道を切り開く姿はすごく魅力的に映っていると思います。
◆約9年ぶりの共演となる小芝さんの印象は?
どのシーンでも主演として小芝さんがこの作品に懸ける思いが伝わってきますし、今まで挑戦されたことのない役だからこそ、すごく芝居をエンジョイしていて、いい波に乗れているような感じがしました。小芝さんとは約9年前に『GTO』という作品でご一緒させていただいて、お互い「懐かしいね」と当時を振り返ったり、お仕事の向き合い方などもお話して、僕もすごくいい刺激を受けています。
◆現場の雰囲気はいかがですか?
和気あいあいとしています。スープカレー店で一緒に働くマキエ(中村ゆりか)との共演シーンが多いので、中村さんともよくお話します。それから現場に北村一輝さんがいらっしゃったら、一輝さんがたくさん話題を提供してくれます(笑)。カレーやお酒の話もしました! 僕はカレーが好きなので、お店の休憩シーンでみんなでカレーを食べられるのも大変ありがたいですね。
◆印象に残っているシーンはありますか?
今までミナレのラジオシーンには、中原が登場するシチュエーションがなくて。でも第5話(5月19日放送)でラジオブースではないですけど、おいしいところに絡めたのでうれしかったです。放送も楽しみにしていてください!
◆今後の中原とミナレの関係は…?
まだ平行線のままですよね。残念ながら、初回からあまり進展していません…。1回くらいミナレをキュンとさせたいです。「かっこいいじゃん!」「いいところあるんだな」って思ってもらいたい。僕からアドバイスするなら、ミナレがすごく困っているときに助けに行くとか? 今のところミナレ自身で危機回避できているんですが、本当にピンチの時に現れたら少しは見直してくれるんじゃないかな(笑)。
PROFILE
片寄涼太
かたよせ・りょうた…1994年8月29日生まれ。大阪府出身。AB型。GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバー。全国アリーナツアー「GENERATIONS 10th ANNIVERSARY YEAR GENERATIONS LIVE TOUR 2023 “THE BEST”」が開催中。また、ホールツアー「GENERATIONS 10th ANNIVERSARY YEAR GENERATIONS LIVE TOUR 2023 “THE STORY”」の開催が決定。
番組情報
『波よ聞いてくれ』
テレビ朝日系
毎週金曜 午後11時15分~深夜0時15分ほか
原作:沙村広明
脚本:古家和尚
演出:住田崇、片山修、植田尚
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子
プロデューサー:高崎壮太、神通勉
出演:小芝風花、片寄涼太、原菜乃華、北村一輝ほか
●photo/中田智章 text/山下紗貴