◆山田さんや赤楚衛二さんはどんな方でしょうか?
2人とも役の感じと、いい意味で違っていて。山田さんは本当に楽しいお話をたくさんしてくれるお兄ちゃんみたいな人。みんながいろんな意見を言いやすい環境を整えてくれて、「海君はどう思う?」とか、「もっとこうしていったらどうかな?」と相談してくれるんです。本当に独りよがりな直哉とは、真反対な感じの座長で、すごく助かっています。
赤楚さんは、少し硬派なイメージがあったのですが、もちろん硬派なところはあるのですが、優斗という好青年なキャラクターというよりは、笑いを取りに来ているというか、面白いことや突拍子もないこと、絶妙な距離感で言ったりするような方ですね。なので、2人とも役とのギャップがあるなと思います。
◆『義母と娘のブルース』シリーズでも共演歴のある上白石萌歌さんとはいかがでしょうか?
撮影の時に、萌歌ちゃんに「海君って30歳だよね?」と言われて、これだけ長い時間いろんな話をしているのに、僕、3歳も間違えられていたんだとショックでした(苦笑)。あとは、普段のお互いをこの現場の中で1番よく知っているので、くだらない話や役の話でも、その話をするまでに距離を縮める作業が全く必要なかったので、現場にいてくれると本当に心強いです。最初に会ったのは萌歌ちゃんが多分16、17歳とかだったと思うのですが、ちゃんと自分の意見を監督に伝えてる姿とかを見て、たくましいなと。作品を良くするために、意見をいうことはとても大切だし、すてきなことだなって。僕もどこか言いすぎてしまうと、今のはダメだったかな、と思ってしまうときがあって。萌歌ちゃんの姿を見て、「そういうことじゃなくて、ちゃんと作品のためにいろいろ話をしなきゃな」と学ばせてもらっています。
◆もし荒廃した世界に飛ばされてしまったら、井之脇さんご自身はどういうふうに振る舞うと思いますか?
どちらかと言えば優斗っぽい感じかなとは思います。状況を整理してできることをやれるだけやってみようっていうので。みんなに「こうしてみませんか?」とか、優斗ほどリーダーシップを取れる自信はないですけど、タイプとしてはそっちだと思います。
◆最後に4話の見どころを教えてください。
3話の終わりで、加藤が刺されてしまいます。加藤が生死をさまよう中で、彼がどんな人物だったのか、どう成長していくかを丁寧に演じました。加藤は人間っぽいキャラクターだなと思うんです。コミュニケーションを取ることが苦手というのは、SNSが当たり前にある世代の若者は実はそうなんじゃないかなって思ったり。そういったSNSがない状況で、加藤で言えば研究することができない環境で、自分の身近なものを一瞬で取られてしまったときに、どうやって本当の会話を人とするかというのが、加藤の成長を通して、視聴者の皆さんに感じ取ってもらえたらうれしいです。
PROFILE
井之脇海
●いのわき・かい…1995年11月24日生まれ。神奈川県出身。B型。
番組情報
金曜ドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』
TBS系
毎週金曜 午後10時~10時54分
<配信>
Paravi:各話の初回放送直後配信
Netflix:世界配信 日本国内では、4月22日(土)より配信開始
その後、海外にて順次配信予定
<キャスト>
山田裕貴、赤楚衛二、上白石萌歌、井之脇海、古川琴音、藤原丈一郎(なにわ男子)、日向亘、片岡凜、杉本哲太、松雪泰子 ほか
<スタッフ>
脚本:金子ありさ(『恋はつづくよどこまでも』『着飾る恋には理由があって』ほか)
主題歌:Official髭男dism「TATTOO」(ポニーキャニオン/IRORI Records)
プロデューサー:宮﨑真佐子、丸山いづみ
編成:吉藤芽衣、平岡紗哉
演出:田中健太、岡本伸吾、加藤尚樹、井村太一、濱野大輝
番組公式サイト:https://www.tbs.co.jp/p_train823_tbs/
番組公式Twitter:@p_train823_tbs
番組公式Instagram:@p_train823_tbs
番組公式TikTok:@p_train823_tbs
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