◆これまで放送された中で印象深いシーンはありますか?
3話の撮影が全体的に楽しかったです。というのも1話2話は、起承転結の起の部分に当たるので緊迫感のあるシーンが多かったんですが、3話になってみんなが生活に目を向け始めて、車内を豊かにするために、お皿を作ったりとか寝るスペースを作ったりするところは、常に絶望はあるんですけど、目先の楽しみというか、そういうものを感じられたシーンがたくさんあったので、とても和気あいあいとして楽しかったですね。
◆サバイバルで印象に残っていることは?
伊豆大島ロケで、崖の上で撮影したのですが、その撮影場所の一番近くに車がつけられなかったので、車から降りて片道40分の山を切り抜けて、みんなで崖に行ったことが「これから本当にサバイバルに入るんだ」なと、このドラマにある意味歓迎されたような、これからこういう世界が始まるんだぞとメッセージをもらったような気がして、すごく印象に残ってます。
◆古川さんの元に反響は届いていますか?
90歳になる祖母が北海道にいるんですが、『ペンディングトレイン』を毎週すごく楽しんで見てくれているみたいです。
◆『どうする家康』の撮影も並行してやっているとのことですが、演じ分ける難しさや切り替えのコツなどがあれば教えていただきたいです。
声の出し方から言葉遣いといったギアが全く違うので、切り替えで難しいと思ったことはあまりないですね。各々のヘアメークと衣装を着たときに自然と切り替わっていると思います。
◆女優として5年目ですが、ご自身の中で女優業への向き合い方の変化はありますか?
まだ分からないですね。もう5年もやってきたんだっていう驚きの方が強いです。何が変わったかと言われると、まだまだできていないことの方が多いですし、もっともっと自分自身と役をつなげるというか、役と自分を一体化させたいのですが、まだまだそこにまでに至ってないかなと思っています。
◆演じることの楽しさや難しさみたいなのものに変化はありますか?
いいことなのか悪いことなのか、まだ分からないですけれど、ちょっと自分自身を客観的に見られるようになっているような気がします。そうすると実際にお芝居したときに、心でカバーできないことを形に逃げてしまうような、計算で働くようになったというのが最近の悩みではありました。なので、台本の読み込みは昔よりもどんどん深くしていきたいですし、お芝居をやってるときは初心というか自分に制限をかけたりとか、何かに依存をしたりとかせずにできるのがいいなと思っています。
◆5話の見どころを教えてください。
一難去ってまた一難じゃないですけど、また新しいニュースがたくさん出てきます。その中でも玲奈の内面がよく見える回になっていると思っています。いつも強気な玲奈が本当は何を感じているんだろうというものを視聴者の皆さんにも感じていただけたらうれしいですし、その玲奈の柔らかい部分に、共感する人がたくさんいると思うので、そこが届いたらうれしいです。
PROFILE
古川琴音
●ふるかわ・ことね…1996年10月25日生まれ。神奈川県出身。A型。
番組情報
金曜ドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』
TBS系
毎週金曜 午後10時~10時54分
<配信>
Paravi:各話の初回放送直後配信
Netflix:世界配信 日本国内では、4月22日(土)より配信開始
その後、海外にて順次配信予定
<キャスト>
山田裕貴、赤楚衛二、上白石萌歌、井之脇海、古川琴音、藤原丈一郎(なにわ男子)、日向亘、片岡凜、杉本哲太、松雪泰子 ほか
<スタッフ>
脚本:金子ありさ(『恋はつづくよどこまでも』『着飾る恋には理由があって』ほか)
主題歌:Official髭男dism「TATTOO」(ポニーキャニオン/IRORI Records)
プロデューサー:宮﨑真佐子、丸山いづみ
編成:吉藤芽衣、平岡紗哉
演出:田中健太、岡本伸吾、加藤尚樹、井村太一、濱野大輝
番組公式サイト:https://www.tbs.co.jp/p_train823_tbs/
番組公式Twitter:@p_train823_tbs
番組公式Instagram:@p_train823_tbs
番組公式TikTok:@p_train823_tbs
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