「『RO-KYU-BU!』復活しないですかね(笑)」オリジナルアニソン番組『A-LIFE』に出演した井口裕香に聞く声優・アーティストとしての歩み

音楽
2023年06月25日
井口裕香

動画配信サービスDMM TVにて配信中のオリジナルアニソン番組『A-LIFE』。本番組では、ゲストが「ライブで振り返るアーティスト人生」をテーマにさまざまなトークを展開するほか、アーティスト人生を振り返るうえで重要な曲と“今”を表現する新曲をスタジオライブで披露していく。今回は、第4回配信のゲストとして出演した井口裕香さんにインタビュー。番組の出演が決まったときのお気持ちや、デビューからこれまでを振り返って感じることについてお聞きしました。


◆『A-LIFE』への出演が決まったとき、どんなお気持ちでしたか?

声優やアーティスト人生についてじっくり語る機会があまりなかったので、これまでを振り返りながらトークできる番組に出演ができて、すごくうれしかったです! 自分発信ではなくインタビューしていただけるということで、改めて誰かと一緒に人生を紐解いていくとなると、どんな話ができるのだろうかとドキドキもしていました。

◆音楽に関するトークに加えて、ライブで3曲披露するアニソン番組は、これまであまりなかったと思います。

本当に! しかも、フルで3曲歌わせていただけるとは。お話をいただいたときは何回か聞き直しましたね。「フルで? えっ、フルで!?」って(笑)。過去の曲はもちろん、まだどこにも披露したことがないミニアルバムからの新曲を歌わせていただくことができて、ありがたかったです。

◆改めて、実際に収録してみての感想もお願いします。

お歌のパートはオシャレなセットとライティング、たくさんのカメラマンさんに囲まれて、「すごい、歌番組だ~」と思いながら、収録しました(笑)。こういう機会での歌唱はほぼ経験がないので、緊張しましたね。トークパートはMCのふたりに引っ張っていただきながら、アーティスト活動についていろいろと振り返ることができました。あと、うれしいサプライズもあって! どんなサプライズなのかは配信を楽しみにしていてください。

井口裕香

◆もし井口さんが本番組のプロデューサーだとしたら、誰をゲストに呼んで、どんな話を聞きたいですか?

私、自分のことを語るのがあまり得意ではなくて。むしろ人の話を聞くのが好きなので、あえて仲のよい友達や知り合いの声優さんではなく、はじめましてのアーティストさんや、異業種の方、同世代じゃない声優の先輩・後輩の話を聞いてみたいです。いまは、だれかと話をしたい欲が強いので、いろいろな方としゃべりたいです!

◆そういう話したい欲が強くなったのは、何かきっかけが?

なんだろう? コロナ禍で、直接顔を合わせて話す機会が減ったから、その反動があるのかも。アフレコ現場でも少人数で分散収録という場合が多いから、コミュニケーションが不足しているのかもしれません。ちょっとずつ規制も緩和されてきているので、みんなといっぱいお話がしたいし、おいしいものも一緒に食べたい。20代のときよりも大人になって、人の言葉や気持ちを受け入れる容量がちょっとだけ大きくなったのかもしれません。

◆アーティスト活動を始めてから10年が経とうとしています。デビュー当時と比べて、歌に対する向き合い方は変化していますか?

デビュー当時は目の前のことをこなすのに精いっぱいでした。「こうじゃなきゃいけない」という考えをすることも多かった気がします。一方で最近は、いろいろな人と話して「これもいいね、あれもいいね」という受け取り方をしながら収録していて。正解がないと不安な人間でしたが、表現に答えなんてないんですよ。それをこの10年で学べた気がします。

◆デビュー当時は周りが見えていなかった。

飾らない真っすぐさ、ひたむきな姿勢もよさではあると思いますが、経験を重ねただけの魅力もあるかなって。

◆ソロアーティストとしての活動ではございませんが、アニメ作品から誕生したユニット「RO-KYU-BU!」では、キレッキレのダンスを踊っていましたよね。

キレッキレ(笑)。「RO-KYU-BU!」のときは仲間が傍にいたから、ソロアーティスト活動とは気持ちが全然違って。私、グループでの活動が好きなんですよ。応援するのも、見るのも好き。だから……「RO-KYU-BU!」復活しないですかね(笑)。

◆それこそ、本番組のゲストとしてみんなで出演するとか!

確かに! 『A-LIFE』限定復活!! やりたーい! 誰かかなえてください(笑)。

井口裕香

◆もしかなうことがあれば、盛り上がること間違いなし、ですね。井口さんは10代の頃から声優として活躍されていますが、当時と比べてお芝居への向き合い方は変化していますか?

していると思うし、しているといいなとも思います(笑)。私、養成所に通ったり、誰かに教えてもらったりしてから現場入りしたわけじゃなくて。声優見習いのオーデイションに応募して、声優になったんですよ。声優の仕事はしたいし、アニメも大好きでしたが、マイクワークも何も知らない状態で飛び込んだので、本当に無礼の数々をぶちかましてきました。ただ、その度に現場で優しい先輩方がいろいろと教えてくれて。おかげさまで、ちょっとずつ周りが見えるようになってきました。

◆アーティスト活動と同じく、視野が広くなった。

そうですね。デビュー当時は、マイク前に立ってセリフを読むことに精いっぱいでした、当時考えていたなりに周りを見ていたつもりでも、行き届いていないところもたくさんあったと思います。作品って1人で作るもんじゃないんですよね。みんなでかけ合いをして、スタッフさんや役者といっぱい会話をして完成を目指す。誰かの言葉に耳を傾けたり、本当の意味で相手の言葉をちゃんと聞いたりするようになったのは、デビュー当時と比べて大きく変わった点だと思います。

◆貴重なお話ありがとうございました。最後に、番組を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。

久しぶりに音楽・声優活動についてすごく真面目に語らせていただいた気がします! お歌のほうではフルで3曲歌わせていただきました。なかでも、本邦初公開の「GYOZA」という曲は、トークでの真面目な井口さんとは打って変わって、とてもポップで弾けた井口さんを見ることができます(笑)。ぜひ、マルっと楽しんでください!

井口裕香

◆(こんなお話も!)井口さんが読者の方々に推したいエンタメは?

どうしよう!? みなさん、何て言っていますか?

◆同じく本番組の4回目配信でゲスト出演される伊東歌詞太郎さんは、ラーメンとおっしゃっていました。

え、じゃあ「ギョウザ」! このあいだ駒沢公園で開催された「餃子フェス」にも参加しました。ギョウザはひとつの言葉ではくくれないくらい、いろいろな形があって。この前、先輩の高橋美佳子さんのお家で、大葉を巻いたギョウザを食べました。

◆具として入れるのではなく、巻くんですね!

刻んで入れると、焼いたときに風味が飛んじゃうんですよ。だから、焼きあがったものに巻いてから食べるのですが、それがめちゃくちゃおいしくて! 爽やかで夏にオススメです。

◆これからの季節にピッタリです。

ですね! なかにセロリを入れたらより爽やかになるかも。ギョウザっていろいろな楽しみ方ができるんですよ。具材はもちろん、タレだって多種多様。酢コショウ・ラー油・あれやこれや……。もはや、エンタメですよ。ギョウザはエンタメです。どうかコラボさせてください(笑)。ちなみに私は「餃子の王将」と「日高屋」が好きです。あのお店の雰囲気も含めて、おいしく楽しめるんですよね!

PROFILE

井口裕香

井口裕香
●いぐち・ゆか…7月11日生まれ。東京都出身。大沢事務所所属。レコードレーベルはKADOKAWA。主な出演作は『ガールズ&パンツァー』冷泉麻子役、『デリシャスパーティ♡プリキュア』キュアヤムヤム/華満らん役、『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズ小日向未来役など。

●photo&text/M.TOKU

番組情報

『A-LIFE』
2023年624日(土)午後11時より#04DMM TVにて配信

01 内田真礼、鈴木みのり(配信中)
02 JUNNAMorfonica(配信中)
03 奥井雅美、Machico(配信中)
04 伊東歌詞太郎、井口裕香

『A-LIFE』第4回
http://tv.dmm.com/vod/detail/?season=mbgcjqy0riqv7c7xf64a98dj7&content=464iao7bxmjt7p66r9azv50ss

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