金曜ドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系 毎週金曜 午後10時~10時54分)で、 主人公・ハル(目黒蓮)とタッグを組むガクを演じる佐野勇斗さんにインタビュー。本作の魅力から、役作りについてや共演陣の印象、撮影現場の様子などを聞きました。
本作は“世界一のワガママ男”のハルと、“気弱なパソコンオタク”のガクという正反対の2人が、ゼロから起業し、型破りな方法で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼いで、この世の全てを手に入れようと成り上がるノンストップ・エンターテインメント。主人公のハルを目黒、ガクを佐野が演じ、今田美桜、福本莉子、竹財輝之助、吉川晃司、國村隼らが共演する。
◆この脚本を読んだ段階で、この作品の最大の魅力はどこだと思われましたか?
目黒君演じるハルとガクの2人が成り上がっていくお話で、見てくださる老若男女全ての方々に、「夢って持っていいんだ」「夢ってこうやって口に出していいんだ」と勇気を与えられるなという印象を原作を読んで受けたので、そこが最大の魅力なんじゃないかなと思います。
◆実際に撮影をしていく中でもその魅力は感じられましたか?
第1話を撮影している段階から、目黒君と「これ最終回じゃないよね?」と2人で話したくらい本当に内容の濃い撮影でしたしスケールが大きいので、これからこの第1話を超えるのが難しいんじゃないかと思うぐらいすごく手応えはあります。
◆具体的にどんなところが大変でしたか?
「セキュリティチャンピオンシップ」というハッカー大会のシーンは、3日間600人ぐらいのエキストラの方々が朝早くから夜まで一緒に撮影してくださって。たくさん協力してくださって、皆さんがすごく盛り上がってくださったおかげで、いいシーンになったなと思っています。
◆規模が大きい撮影はいかがでしたか?
完成した画を見たとき、それこそ海外のドラマみたいな色鮮やかさがあって。いろんなスタッフさんが力を合わせてすごく華やかな画を作ってくださっているので、皆さんがどう受け取ってくださっているのか楽しみです。
◆目黒さんとのタッグが物語の主軸の一つになると思うのですが、事前に話をされたりしましたか?
撮影前は、リハーサルとポスタービジュアルの撮影のときにお会いして、目黒君と「ここの2人が本当に大事だから、2人でめちゃくちゃ盛り上げようね」という話をしました。
◆目黒さんが引っ張ってくれるのでしょうか?
そうですね。普段すごくしゃべるタイプではない方だと思うのですが、現場では今回のハルという役柄もあって積極的にしゃべってくださるおかげで、ハルとガクのいい関係性が画に出ているのかなと思います。
◆クランクインして1か月弱たっていますが、目黒さんとの仲は深まりましたか?
「ご飯に行こう」というのは話していて、「今日行く?」と連絡を取り合っているのですが、なかなか行けていないんです。
目黒君自身も、Snow Manとしてここまで来るのにいろんな経験があるから、僕の気持ちが分かると言ってくださって。同じ境遇というのが大きいと思うのですが、本当に今回の出会いがありがたいなと思っています。
◆今田さん、福本さんの印象はいかがですか?
福本さんが演じる凜々は「トリリオンゲーム」社に入社する仲間なので、一緒にいることも多くて。初めてお会いしたのですが、僕はすごく空気感が合うというか、初めて会ったときからふざけあえるぐらいの関係性になれました。年下なのですが、本当にすごくしっかりされていて、年上の僕らに対しても、物おじせずツッコんでくれるし、お芝居がやりやすくてありがたい存在です。
今田さんが演じる桐姫は「ドラゴンバンク」の取締役という敵サイドということもあって、ハッカー大会のときもだいぶ離れたところにいたりと、あまりしゃべれていないので、ここからたくさん一緒のシーンもあると思うので話していきたいです。
◆ガクを演じるに当たって、意識していることはありますか?
原作の漫画を読んでいたときはまさか自分がガクを演じることになるとは思っていなかったので監督とも話をして、僕の中ではすごく難しかったことなのですが、原作に寄せすぎないということを意識しています。僕は原作でハルがすることにガクがすごく大きなリアクションをするところが好きですが、そのリアクションをクランクイン前のリハーサルでやったところ、これはリアルとかけ離れているなと僕自身も思いましたし、監督にも同じように言われたんです。これまで自分が考えてきた役のプランが現場で違うということがなくて、大体、「こういう感じだね、いいね。もうちょっとブラッシュアップしていこう」ということが多かったのですが、今回はそのプランをだいぶ変えなきゃいけないということを監督とも話し合いました。なので、リアクションをオーバーに上げすぎないというのは一番意識しています。
◆オーバーリアクションを出せない中で、どこでガクらしさを出していますか?
挙動です。僕、結構人のことを観察するタイプで、昔から接する方がどういう方かなというのを見るのが好きなんです。人見知りの方は、目が一定時間合わせられなかったり、手の動きもあったりして、完成したものを見て、自分の中でちょっとやすぎたかなと思うところもありますが、そういった所作は意識してやっているので注目してほしいです。
◆機械が苦手ということでしたが、ガクを演じるに当たってパソコンのスキルはどのように勉強をされましたか?
ガクはハッキングもできるぐらいのスキルを持っているので、パソコンの知識に詳しくなくてはいけないので大変です。短い期間ですが、大手の企業に派遣されて、その企業に穴はないか調べる仕事をされているプロの集団の方々に教えていただきました。ネットで調べて出てくる用語もありますが、僕の調べ方に問題があるのかもしれませんが出てこない用語もあって、まだ完璧とは言えない段階ではありますが調べて勉強しています。
◆現場でのハプニングはありますか?
第1話でハルがガクにチャーハンを食べさせるシーンがありましたが、そこは彼のドSが発揮されて、かなりの量を口に入れられて、せりふが言えなかったりしたことがありました(笑)。
◆皆さんとお芝居で対峙する中で、演技に引き込まれた方はいますか?
もちろん皆さんさすがだなと思うことばかりなのですが、吉川さんと初めてお会いして、お芝居を一緒にやらせてもらったときです。吉川さんがいろんなシーンで監督とも相談して台本に書かれていないことをやられるんです。台本と違うことを味付けすることによって、すごく原作の祁答院っぽさが出ていますし、対峙するだけで存在感や圧もあってさすがだなと思いました。
◆吉川さんと共演すると聞いたときはどんな心境でしたか?
初めはすごく緊張していたのですが、吉川さんがとにかく優しいんです。「おはようございます」って言うと、「おはよう」ってすごく笑顔で返してくださいますし、ボケたりもされて。今はだいぶ緊張も解けて、楽しいです。
◆「夢を口に出していいんだ」と思える作品ということでしたが、ご自身の夢は何でしょうか?
M!LKでのドームツアーです。なぜそれを成し遂げたいかというと、個人としての夢も全部ドームツアーにつながっていて。先日初のドームツアーをかなえていた目黒君と今回ご一緒させてもらえて、勉強になっています。より「もっとやらないとやばいだろう」と焦りを感じました。
◆ご自身のこの俳優活動がドームツアー実現につながっている?
そうですね。日々ドームツアーをするために、目の前のお仕事を全力でやらせてもらっているという感じです。本当にドームツアーのために、いかに僕がみんなに知ってもらえて、そこからM!LKにどうつながるかということも考えています。
◆佐野さんがこれだけは負けないということは何でしょうか?
向上心ですかね。ドームツアーの話もそうですけど、目指す気持ちは負けていないんじゃないかなと思います。本の解説動画を見たりして、どうメンバーのモチベーションを上げるか学んだり、インスタライブもそうですけど、全て何かに結びついているのかなと思っています。
◆今夜放送の第3話ではホストに扮するシーンもありますが、撮影の裏話などを教えてください。
ホストの世界はちょっとアイドルと似ているところがありました。エキストラとして実際にホストの方が来てくださったのですが、お客様をおもてなしする、喜んでもらうということはすごく通ずるところもありましたし、本当に徹底されているので、皆さんさすがだなと思いました。
◆フワちゃん、あのさんもホストクラブのシーンに登場されますが、いかがでしたか?
フワちゃんは、フワちゃんのままでした。本当に少しの時間で撮影して、帰っていったので、しゃべる時間もなかったこともあって知り合いが撮影に遊びに来ちゃったみたいな感じでした(笑)。あのちゃんも番組で共演して以来、久しぶりだったのですが、自分でお芝居を練習してきたみたいで新鮮でしたね。
◆最後にメッセージをお願いします。
本当にどうしようもないハルの思いつきだと思いきや、ちゃんと考えて、結果、成功していく第1話、第2話だったと思いますが、第3話、第4話でもそれが繰り広げられています。1兆ドルなんて無理だろうと思うことをハルは口に出して行動していくことでかなえてしまう。そういう夢に向かってがむしゃらに、泥臭く駆け上がっていく、2人の姿を最後まで楽しく見届けていただけたらなと思います。
PROFILE
佐野勇斗
●さの・はやと…1998年3月23日生まれ。愛知県出身。A型。
番組情報
金曜ドラマ『トリリオンゲーム』
TBS系
毎週金曜 午後10時~10時54分
<キャスト>
目黒蓮(Snow Man)、佐野勇斗、今田美桜、福本莉子、竹財輝之助/吉川晃司、國村隼
<スタッフ>
原作:原作/稲垣理一郎、作画/池上遼一
『トリリオンゲーム』(小学館 ビッグコミックスペリオール連載)
脚本:羽原大介
プロデューサー:松本明子、松下ひろみ、加藤章一
演出:村尾嘉昭 ほか
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/trilliongame_tbs/
公式Twitter:@trillion_tbs
公式Instagram:@trillion_tbs
©TBS
佐野勇斗さんのサイン入り生写真を1名にプレゼント!
<応募方法>
TV LIFE公式Twitterをフォロー&プレゼント告知ツイートをRTしていただいた方の中から抽選で1名様に佐野勇斗さんのサイン入り生写真をプレゼント!
当選者の方には、TV LIFE公式TwitterアカウントよりDMでお知らせいたします。
TV LIFE公式Twitter(@tv_life):https://twitter.com/tv_life
<応募締切>
2023年8月4日(金)午後11時59分
※応募規約(https://www.tvlife.jp/present_rules)を必ずご確認いただき、ご同意の上、ご応募ください。