現在放送中の『呼び出し先生タナカ』（フジテレビ系 毎週月曜 午後8時～９時）の7月3日放送回で、歌唱力テストのワースト4となった村重杏奈さん、森日菜美さん、えなこさん、なえなのさんの4人によるユニット結成が決定。そのメンバーの1人である森さんに、番組への思いやユニット結成などについてお話を聞きました。
◆これまで『呼び出し先生タナカ』に出演されてきて、番組の印象はいかがですか？
私が民放バラエティで初めて出演させていただいたのが『呼び出し先生タナカ』なので、番組への思いは人一倍強いと思います。番組に最初に出演させていただいたのが1年前の6月なのですが、それから定期的に呼んでいただけるようになりました。何回も呼んでいただけているからこそ結果を残さないと、という思いでずっとやらせていただいています。
『呼び出し先生タナカ』は学校感がすごく強いんです。先生と生徒としての関係もありますし、短い収録の中ではっちゃけるという楽しさもあります。そういうところはこの番組ならではだなと思いますね。それと、自分の知識のなさにも毎回びっくりします（笑）。
◆周りからの反響はいかがですか？
私のことをたくさんの方が知ってくださったきっかけは『機界戦隊ゼンカイジャー』なのですが、そのときからのファンの方々は「いつも出てくれてうれしい」「この番組のときの日菜美ちゃんの笑顔が一番はっちゃけてる」と言ってくださいます。「素の日菜美ちゃんが見られてうれしい」という声もよく届きますね。
◆「先生と生徒の関係がある」というお話がありましたが、担任のタナカ先生（アンガールズ・田中卓志）、副担任のハセガワ先生（シソンヌ・長谷川忍）とは普段どのようなお話をされていますか？
収録の休憩のときに、本当にたわいもない話をしていて。先生お二人は生徒たちが出ている番組をよくチェックしてくださっていて、ケータリングをみんなで食べながら「あれ見たぞ」とお話してくださいます。長谷川さんは格闘技のお仕事で偶然会ったりもして、そこでお話させていただいていますね。田中さんにはメーク室で会うときによく人生相談をしていて。「私メンタルが弱くて打たれ弱いんですけど、田中さんは嫌なことがあったときどうしていますか？」と聞いたら、「俺はもう達観してるんだ！」と（笑）。「そんな1回1回くよくよしてたらもたないぞ」と言われました。田中さんは今までずっとテレビで見てきた芸人さんで、いつかお会いしたいなという存在でしたが、本当に優しくて気兼ねなくお話してくださいますし、相談できるような関係になれていることがうれしいです。
◆実際にも先生と生徒のような関係なんですね。
本当にあのお二人がいるからこそ、この番組が成り立っていると思いますし、お二人がいじってくれるからこそ私の立ち位置もあるんだなと。本当に感謝しています。
◆これまでの番組の収録で印象に残っているエピソードはありますか？
一斉テストで最下位を取ったことがあるんですけど、その最下位を取る少し前くらいに、『呼び出し先生タナカ』の収録があまりうまくいかなくて「泣きラーメン」をSNSで投稿したことがあったんです。私は泣いているところをアピールしたかったわけではなく、ただラーメンを食べている写真をアップしたのですが、「もりひなは収録が終わった後に毎回泣いてる」といじってもらってから“泣きキャラ”が定着したんです。それが自分の中で大きい出来事で。キャラクターが一つあるといいなと思っていたので、それはやっぱり感謝ですし、何が起こるか分からない収録で瞬時に対応するのも毎回学びだなと思っています。
◆今回アイドルユニットでデビューすることが決まりましたが、最初に知ったときはどのようなお気持ちでしたか？
素直にうれしかったです。番組で男子ユニット「小中大」（横川尚隆、小宮璃央、島太星）が出来たときから、私がスタッフさんや田中さんに「女の子のユニットは出来るんですか？」と聞いていましたし、いつか女子ユニットが出来るなら必ず入りたいという思いがありました。そんな中で念願がかなったので、本当にうれしかったです。
◆デビューに向けてレッスンなどはされているんですか？
ダンスレッスンやボイストレーニングなどをしています。みんなダンスレッスンに一番苦戦しているのですが、村重ちゃんがもともとアイドルだったということもあって、リーダー的存在になって引っ張ってくれています。
◆実際にレッスンを受けていて楽しいと感じるところはありますか？
職業体験をしている気分になっています。今まで役を演じるということはありましたが、ステージに立ったり、踊りを披露するということがなかったですし、キラキラしたアイドルのようなことをしたことがなかったので、アイドル体験をさせていただいているんだという…。ぜいたくな経験です。
◆もともとアイドルにどのような印象をお持ちですか？
憧れでしたね。学生時代から乃木坂46さんなどアイドルが大好きで。アイドルは女の子の憧れる存在だと思いますし、私がその憧れられる存在になると思っていなかったので、これをきっかけに小さい子供や私よりも年下の女の子たちをとりこにしたいなと思います！
◆ユニットメンバーの村重杏奈さん、えなこさん、なえなのさんの印象はいかがですか？
4人の関係値で言うと、レッスンしているときも撮影のときも、部活のような感じなんです。話す内容もJKのような感じで、今はやっているTikTokの話だったり、制服を着ている女の子たちとなんら変わりない会話をしています。最初は女の子のアイドルグループという活動に不安もありましたが、みんなで楽しんで、もっと盛り上げていこう、この曲をもっと売り出そう、私たちのユニットではい上がっていこうという精神や気持ちの方向がみんなそろっている気がします。
◆少し不安があったというダンスなども、楽しんでやられているんですね。
皆さんダンスなどを経験されている方たちばかりだったので、私が一番不安だったんです。個人でレッスンをつけていただいたりもしましたし、学生時代によく見ていたアイドルのDVDを再び見ながら「なんでこんなにも違うんだろう」と思ったりもしました。でも、こういうふうになりたいと思いながらも、やっぱり尊い存在だなと。私は私らしく、自分の個性を出しつつできたらなと思って挑んでいます。
◆レッスンを通してご自身の中での変化はありましたか？
最初は「ちゃんとふりを丁寧に踊る」ということが私の中での基礎だったのですが、徐々に楽しんでリラックスして踊れるようになりましたし、“見せる”ことに重きを置くといいますか、見せ方まで意識できるようになったと思います。それは自分の中でも進歩でした。アイドルって、みんな踊りがそろっていてフォーメーションも完璧で…というアイドルばかりじゃないですか。でも、私たち4人は発足方法も異例ですし、完璧なアイドルで遠い存在というよりは、親近感のある近い距離での存在になれたらなと。「元気になれるな」と思ってもらえるような、親戚の子や友達みたいなイメージを持ってもらえると、より一層いとおしく思ってもらえるんじゃないかなと思います。
◆他のグループにはないような親近感が魅力ということですね。今後番組内やフジテレビの夏のイベントなどさまざまな場面でパフォーマンスを披露されるとのことですが、披露に向けて今の心境はいかがですか？
自分が選ばれたことによって、「他の3人よりも頑張らなきゃいけないな」「足を引っ張っちゃったらどうしよう」という不安が最初はあったんです。でも、今は楽しみの方が大きくて。選ばれたからには、自分には何ができるかなと考えるようになりましたし、こんな経験は人生でそうないと思うので、ワクワクしています。
◆披露に向けての意気込みをお願いします。
最近は何かを“推す”ことがはやっているじゃないですか。なので、私たちを推してくれたらなと思います。自分自身もアイドルたちを推していたように、私たちを見て、「次はどんなパフォーマンスを見せてくれるかな」と思ってもらったり、会った後に「来てよかったな」と思ってもらえるような存在でいたい。ちょっとおバカかもしれないけど、その分愛らしさなどを伝えていけたらなと思います。メンバー一人一人職業も違いますし、こんなに個性が際立っているユニットって少ないと思うので、その兼ね合いを楽しみにしていただきつつ、夢は紅白歌合戦ですかね！（笑） 曲が売れれば何が起こるか分からないですし、ファンの方たちに私たちを推してもらうことでどんどんはい上がっていくと思うので、普及活動待ってますという感じです（笑）。
◆ユニット活動に当たって田中さんに何かメッセージはありますか？
今回のユニットの曲は田中さんが作詞してくださっているんです。なので田中さんもユニットに対する思いはあると思いますし、歌詞の中にも一人一人の思いが込められているんです。私だったら泣きキャラの部分を歌詞に入れてくださったりしていて。なので田中さんには、既に歌詞を作ってくださっているので、あとは任せて！ と伝えたいです（笑）。
ユニットが広がることによって、『呼び出し先生タナカ』を見てくださる方も増えると思うので、私たちも頑張りたいと思います。
◆普通のアイドルグループではなく、バラエティ番組発のユニットならではの魅力もあると思いますが、今後ユニットで何かやってみたいことや楽しみにしていることはありますか？
学園祭や小学校の運動会なんかで曲が流れたらいいなと思っていて。曲にも日本を明るくするような「ありがとう」「おつかれ」という歌詞が多いので、いろいろな世代の方に届くと思うんです。なので、若い方たちから幅広い世代に広がっていったらうれしいです。それと、私がよく見ていたアイドルの方たちはリリースイベントをよくやっていたんですけど、そういったことをやってみたいですし、学校にも行ってみたいなと思います。
夏にイベントでのパフォーマンスがかなうので、あとは番組だけのイベントもやってみたいです。視聴者さんも参加型で一緒に問題を解いてみたりするのも楽しそうですよね。この番組は粋な計らいが多いですし、今後もいろいろな展開をしていくと思うので、楽しみです。
◆最後に、番組の視聴者の方たちと、ユニットのパフォーマンスを楽しみにしてくださっている皆さんに向けてメッセージをお願いします。
いつも見てくださってありがとうございます。普段見てくださっている方々や、『呼び出し先生タナカ』で私を知ってくださった方々は、泣き虫、打たれ弱い、ポンコツというイメージがあると思うのですが、そういう自分だからこそ成長を楽しんでいただけるんじゃないかなと。ダンスや歌の経験はないですが、もっともっと頑張って、4人で最高のグループと最高の曲を届けたいと思っていますので、皆さんの推しに私たちを選んでください！
PROFILE
森 日菜美
●もり・ひなみ…2001年3月30日生まれ。東京都出身。B型。2014年「東宝芸能創立50周年記念オーディション」にて合格。以降、映画、ドラマ、モデル等幅広く活動中。
番組情報
『呼び出し先生タナカ』
フジテレビ系
毎週月曜 午後8時～９時
