テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優＆女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第65回は土曜ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』（日本テレビ系）、『最高の生徒～余命1年のラストダンス～』（日本テレビ※関東ローカル）に出演中の山下幸輝さんが登場です。
「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」山下幸輝
◆現在ドラマ『最高の教師～』と『最高の生徒～』に出演されていますが、本作で演じている藤原とご自身の共通点はありますか？
まずダンスをしていることと、決めたことに対しては素直で一生懸命なところですね。あとは特定の人というか、この人だと決めた人とめちゃくちゃ仲良くなるところです。そこは藤原とそっくりだなと思いましたね。僕自身、広く浅くというよりは深く狭く人付き合いをするタイプで。この人と仲良くなりたい！ と思ったらグッと懐に入っていきます。
◆ご自身から積極的にいくんですね。
いきますね。人によるかもしれないですけど、最初に話してそこで趣味や好きな物事が同じだったりすると、僕自身のことももっとたくさんしゃべりたくなるし。向こうも話してくれるから、自然と仲が深まっていくような気がします。今回のドラマの現場でもそうだったのですが、よくいろんな人から「ダンスすごいよね」と話し掛けてもらえることが多くて。「ありがとうございます！ 実は小学生のころからやってて…」という感じで話が広がっていきました。
◆相手からぐいぐい来られても受け止める、と。
受け止めます。もともと人の話を聞くのが好きですし、楽しいので。僕自身、まだまだいろんなことに対して未熟なので、できるだけいろんな人とコミュニケーションをとることで、いろんなことを自分の中に吸収して成長していきたいと思っているんです。
◆聞き上手でもありそうですね。
はい。僕、聞くのも得意です（笑）。
◆相談に乗ることも多いですか？
うーん…。相談や質問をされたときに「こうだと思う」っていう明確な答えを出すのはあまり得意ではないんです。だからこそ“ちゃんと聞く”ということに徹するようにしています。
◆意外と相手も明確な答えを求めていなかったり、聞いてもらえるだけでも満足みたいなところがありますからね。ご自身もそういう部分はありますか？
僕はどちらかと言うと答えが欲しい人かもしれないです。結構ズバッとハッキリ言ってもらった方がいいですね。
◆演技をする上でも、監督や共演者の方から具体的にアドバイスされる方がやりやすかったりしますか？
そうですね。常にアドバイスを求めている自分がいます。具体的に言ってもらった方がさっきの芝居は違ったなというふうに理解ができますし、成長にもつながるので。
◆今回の現場ではいかがですか？
『最高の教師』の現場では、結構監督や共演者の方々とお話をする機会が多いです。生徒役の皆さんはもともとすごくお芝居が上手な方たちばかりなのですが、あるときプロデューサーの方が「みんな台本を読みすぎ」とおっしゃっていて。「台本を読みこむことはすごく大切なことだし、お仕事として当たり前のことだけど、まず九条先生（松岡茉優）が言っている言葉や鵜久森叶（芦田愛菜）が言っている言葉を受けてどう思ったのかというのを大切にしてほしい」というお話があったんです。そこから生徒のみんなの雰囲気もガラッと変わりましたし、最初の段取りの時点ではちょっとしっくり来ていない箇所があったのが、何回か段取りを重ねていく上で「これだな」と気付く瞬間が僕はもちろん、みんなの中にもあって。プロデューサーさんの助言で撮影がスムーズにいくようになりました。
◆本作ではダンスも見どころの一つだと思いますが、そこはまさに山下さんの得意分野ですよね。現場では山下さんが中心となって、みんなを引っ張っていらっしゃるんですか？
キャストの皆さんとは撮影が始まる前から一緒に練習をしていて、そこが仲良くなるポイントだったりしたんですよ。ダンスもそうですけど、その流れで「音楽はどんなのが好き？」 と聞いたりして、ダンスじゃないところの話も拾いながら僕が引っ張っていたかもしれないです（笑）。本当は引っ張るのは得意ではないので、自信はないんですが…。
◆とはいえ、ダンスに関しては特に山下さんがリードすることを求められてしまいますよね？
そうですね。しかも、過去の作品とかでもリーダーのような役割を任されることが多くて。自分とは正反対ですが、周りから適していると思ってもらえているならうれしいですし、頑張ろうと思えます。
◆では俳優として大事にしていることはありますか？
それこそダンスをずっとやっていたので、ただせりふを言うだけでなく、気持ちとリンクした動きを演技の中に取り入れるように心掛けています。例えば、頭をかくシーンひとつとっても、ただ手でかくのではなく、何か物を持って角度をつけてかいたほうがカッコよく見えるのかなとか。
◆ひと手間加えるということですね。
はい。一見、ささいなことかもしれませんが、それがあるのとないのとでは大きく違うのかなと。ナチュラルな方がいいときもあれば、大げさにして面白くした方がいいときもあると思うので、そのときの状況に合わせて動きやジェスチャーも意識するようにしています。
◆やはり、周囲からカッコいいと言われる俳優さんに憧れますか？
そうですね。同性の方からもカッコいいと言われる俳優さんになりたいです。
◆そのために日頃から努力していることは？
俳優を始めた初期の頃からずっとやっていることなんですけど、いろんな作品を見て“いいな”と思った動きを鏡を見ながら自分でやってみたり、その人が言っているせりふの言い回しをまねして言ってみたりというのを毎日のようにしています。
◆作品を見ながらご自身で同時に？
そうです。いいなと思ったら止めて、一緒にせりふをしゃべってみたりとか。でも、今はそうした下準備もしつつ、現場で実際に挑戦してみることが多いですね。いろいろ試行錯誤しながら日々挑戦させていただいています。
◆最後に将来の理想像を教えてください。
1年間途切れることなくいろんな作品や番組に出続けられるようになりたいです。テレビを見ていて、「山下幸輝を見ないときってないよね」「あの人、いつも見るよね」と言われるぐらい、常に露出していたいです。
◆この発言を受けてますますオファーが殺到するのでは…？
ありがたいです！ ぜひ皆さまからのオファーをお待ちしています（笑）。
◆どんなオファーも全部受け止める、と。
はい！
◆言っちゃいましたね。
言っちゃった（笑）。僕もテレビとかを見ていて、「この人よく見るな」って思う瞬間があるんですよ。そういう感情になるってことは、僕もそうなりたいのかなと思うので。「いつも見る顔だ」となるだけでいいので、常に何かしら出ていたい、露出していたいというのはありますね。そして、夢は大きく、いつかはお茶の間の人気者になりたいです！
PROFILE
●やました・こうき…2001年11月7日生まれ。大阪府出身。B型。’20年に第33回『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』のファイナリストとなったことがきっかけで芸能界入り。主な出演作はドラマ『君の花になる』『ガチ恋粘着獣』など。自身初のパーソナルブック「Soul Mate」が現在発売中。
番組情報
土曜ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』
日本テレビ系
毎週土曜 午後10時
出演：松岡茉優／芦田愛菜
奥平大兼、加藤清史郎、當真あみ、茅島みずき、山時聡真、本田仁美（AKB48）、窪塚愛流、
福崎那由他、田牧そら、山下幸輝、寺本莉緒、萩原護、詩羽、田中美久（HKT48）、浅野竣哉
丈太郎、柿原りんか、橘優輝、莉子、田鍋梨々花、夏生大湖、藤嶋花音、岩瀬洋志、阪本颯希
岡井みおん、藤﨑ゆみあ、のせりん、川本光貴、白倉碧空
細田善彦、長井短、サーヤ（ラランド）・森田望智／吉田羊／犬飼貴丈、荒川良々／松下洸平
演出：鈴木勇馬、二宮崇
プロデューサー：福井雄太、鈴木努、秋元孝之
チーフプロデューサー：田中宏史
制作協力：オフィスクレッシェンド
製作著作：日本テレビ
番組公式HP：https://www.ntv.co.jp/saikyo/
番組公式Twitter：@saikyo_ntv
番組公式Instagram：@saikyo_ntv
『最高の生徒～余命1年のラストダンス～』
日本テレビ（関東ローカル）
毎週土曜日 午後2時30分～3時 ※一部変更の場合あり。
※放送と同時にTVerにて無料配信
＜キャスト＞
畑芽育、山下幸輝、杢代和人、齊藤なぎさ、志田こはく、菊地姫奈、みとゆな
犬飼貴丈、武田航平／瀧本美織／星野真里
＜スタッフ＞
演出：西村了（AX-ON）、長尾くみこ、保母海里風（AX-ON）
脚本：関えり香、上野詩織
制作：下村忠文
プロデューサー：鈴木努、福井雄太、久保真一郎、星野恵（AX-ON）、林洋輔（ウインズモーメント）
制作会社：AXON
音楽：坂本秀一
制作プロダクション：AX-ON
制作協力：ウインズモーメント
製作著作：日本テレビ
公式サイト：https://www.ntv.co.jp/saisei/
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●photo／干川修 text／星野彩乃
