石川恋、連続ドラマ初主演への思いを語る「気負いすぎずに、皆さんと一緒に力を合わせて作っていけたら」『猫カレ -少年を飼う-』

特集・インタビュー
2023年10月13日
『猫カレ -少年を飼う-』
『猫カレ -少年を飼う-』石川 恋 ©︎青井ぬゐ/コアミックス ©「猫カレ –少年を飼う-」製作委員会2023

10月7日(土)スタートの真夜中ドラマ『猫カレ -少年を飼う-』(BSテレ東 毎週土曜 深夜0時~0時30分/テレビ大阪 毎週土曜 深夜0時55分~1時25分)で連続ドラマ初主演を飾る石川恋さんにインタビュー。作品の印象や役作りについて聞きました。

本作は、電子コミックとして累計発行部数約15万部を突破し、「今一番報われてほしい年の差恋愛」として多くの読者を魅了する、青井ぬゐ原作の人気コミック「少年を飼う」(ゼノンコミックス/コアミックス)をドラマ化。石川さん演じる30歳の独身OL・森川藍と齋藤潤さん演じる16歳の猫系男子・遠野凪沙の同居生活を描く。

◆連続ドラマ初主演の感想や意気込みをお聞かせください。

今までの経験の中で、尊敬している先輩方が主演として真ん中で引っ張ってくれていた姿を何年も見てきましたが、その背中はすごく偉大なものだったので、今回連続ドラマの主演と聞いて、私にその立場が務まるのかなという不安がありました。でも、俳優業をやっていく中での目標の一つでもあったので、素直にうれしかった気持ちが一番大きかったです。あまり気負いすぎずに、難しいことは監督やスタッフさん、共演者の皆さんに相談して、皆さんと一緒に力を合わせて作っていけたらと思っています。

◆原作や台本を読まれて、作品の印象はいかがですか?

年の差のある男女の話ですが、お互いに孤独な気持ちを抱えながら出会った2人が同じ部屋で過ごすことになって、そこで家族愛のような感情や、恋愛のような感情が生まれていきます。2人の生活が進んでいく中で、少しずつ孤独な気持ちが解けていって、人と生活することで成長していく姿が原作、脚本を通して描かれているので、読んでいてすごく温かい気持ちになりました。

『猫カレ -少年を飼う-』
『猫カレ -少年を飼う-』石川 恋 ©︎青井ぬゐ/コアミックス ©「猫カレ –少年を飼う-」製作委員会2023

◆石川さんが演じられる森川藍という役柄について、印象はいかがですか?

私も藍と同じ30歳で、環境が重なる点がすごく多くて、共感する気持ちやせりふが多いです。自分の力で自立して生きていくことは素晴らしいことのはずなのですが、自立しているからこそ鎧をまとっていろいろな面で強くなってしまっている部分が、人から見ると近寄りがたかったりすることもあって。それってすごくもどかしいなと思うのですが、藍は凪沙(齋藤潤)と出会うことによって、鎧をまとわなくていいんだ、飾らなくていいんだと気づきます。自分の内面を出せるような存在に出会えたということが、藍にとって人間として、女性としての成長につながっていくんだろうなと思います。

◆藍に共感できる部分も多いとのことですが、役作りで意識したことはありますか?

自分自身と重なる点も多くて、もともと藍に近い存在だというふうに感じていることもあったので、特別何かをしようということはしませんでした。台本を読んだときに、自分だったらどうかなということをまず考えた上で、藍と同じ気持ちになることが多くて。私自身は14歳離れている年下の子と関わることがあまりないので、撮影の中で凪沙役の齋藤潤さんから与えてもらえるものを大切にしようと思っています。
鎧をまとっているときの顔、仕事のときの顔、一人でいるときの顔、親友と会うときの顔など、いろいろな顔の使い分けというのは私たちも普段していると思うのですが、この作品では藍のいろいろな顔が出てくるので、メリハリを意識してその使い分けを演じ分けられたらいいなと思っています。

◆藍に共感したことで特に印象に残っているものはありますか?

藍のせりふにもあるのですが、周りが結婚、出産をしていく中で、自分は仕事を一番に考えてきた。それが自分の自信になっているはずなのに、周りからは「近寄りがたい」「かわいげがない」「強すぎる」と思われてしまう。先ほどの話とも少しかぶるのですが、仕事を大切にして自信を持っていることは本当はポジティブですてきなことのはずなのに、そんなふうに思われてしまうというのはもどかしいですよね。私自身も20代ずっと仕事をしてきて、意志を曲げられない部分や強い部分があると思うので、そのもどかしさは特に共感しています。

『猫カレ -少年を飼う-』
『猫カレ -少年を飼う-』石川 恋 ©︎青井ぬゐ/コアミックス ©「猫カレ –少年を飼う-」製作委員会2023

◆藍は自分の気持ち、不満をあまり言えないタイプですが、石川さんご自身は壁にぶつかったときなど自分の気持ちをお話されていますか?

私はマネージャーさんにも普段からいろいろな話をしますし、友達にも話したり、栃木にいる母ともよく電話をしたりしています。落ち込んだときや悩んだとき、自分の気持ちがごちゃごちゃしてしまうときは、近くにいる人にすぐに話すタイプです。

◆石川さんご自身も30歳を迎えられて、心境の変化はありましたか?

よくその質問をいただくのですが、あまりないんです。20代が30代に変わるというのはもちろん節目だと思いますし、周りの方が30歳ということに対していろいろな思いを持ってくださいます。写真集を出したりもしました。それを受けて、「そっか、20代から30代に変わるというのは実はとても大きなことなのかな」と思うのですが、自分の中の意識はそこまで大きく変わっていません。
でも、20代は、自分が走り続けるということを一番大切にしていたのですが、29歳から30歳の1年間、写真集やこのドラマの主演など責任を感じるお仕事をさせていただいて、30代は自分というよりも、見てくださる人に届ける、関わってくださった人たちに自分のお仕事、表現を通して恩返しをするということにフォーカスを当ててやっていきたいと思います。

PROFILE

石川恋
●いしかわ・れん…1993年7月18日生まれ。栃木県出身。O型。

番組情報

『猫カレ -少年を飼う-』
BSテレ東(BS7ch)/ BSテレ東4K(4K⑦ch)全国無料放送

BSテレ東 毎週土曜 深夜0時~0時30分
テレビ大阪 毎週土曜 深夜0時55分~1時25分

NTTドコモ映像配信サービス「Lemino」で1週間先行配信
広告付無料動画配信サービス「ネットもテレ東」(テレビ東京HP、TVer)にて、テレビ大阪での放送直後より配信
民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて、全国どこからでも放送と同時に視聴可能なリアルタイム配信と最新放送回の無料見逃し配信
TVer:https://tver.jp/

原作:青井ぬゐ「少年を飼う」(ゼノンコミックス/コアミックス)
出演者:石川恋、齋藤潤
監督・脚本:佐伯竜一、的場政行
脚本:岡庭ななみ、鈴木薫、目黒啓太
プロデューサー:瀧川治水(BSテレ東)、庄島智之(ファインエンターテイメント)
コンテンツプロデューサー:浅岡彩子(BSテレ東)、髙橋一馬(BSテレ東)、渡辺瑞希(BSテレ東)
制作:BSテレ東/ファインエンターテイメント

WEB

公式HP:https://www.bs-tvtokyo.co.jp/nekokare/
公式X(Twitter):@mayodora_bs7ch
公式Instagram:@mayodora_bs7ch

©︎青井ぬゐ/コアミックス ©「猫カレ –少年を飼う-」製作委員会2023

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