動画配信サービス「U-NEXT」で配信中の恋愛バラエティ『恋んトス season12』のMCを務める高橋茂雄さん、藤田ニコルさん、小関裕太さん、神部美咲さんにインタビュー。#6まで配信されている今シーズンを振り返るほか、推しメンを聞きました。
この番組は、一枚のコインで運命が左右される恋愛リアリティショー。TBSで2014年7月に放送開始され、これまでにシーズン1~11を放送・配信してきた。恋がしたい見知らぬ男女が期間限定の恋愛ツアーに出発し、見知らぬ場所で共同生活をしながら、そこで生まれる熱い友情や親交を深めていく姿を追う。
1年半ぶりの新シーズンとなる『恋んトス season12』の舞台は、沖縄県の石垣島とその周辺の離島。韓国からの日本に留学して3年、歌手になるのが夢というスンホン(23)、大人な恋愛を経験したいという大学1年生で読者モデルをしているゆら(18)、高知出身の学生で、バーテンダーのバイトをしながら将来は俳優になりたいというタカ(20)、高校2年生からドイツにバレエ留学し、現地のバレエ団と契約していたというちひろ(23)、京大大学院生で彼女いない歴24年、大手IT企業に内定しているというわちゃ(24)、ダンスや韓国語を話すことは得意だが、小学校から高校まで女子校で異性と付き合ったことがないという依舞(23)、サッカーの社会人チームでセミプロとして活躍し、現在は役者を目指しているれん(23)という、個性豊かなメンバーが期間限定の共同生活で恋を探していく。
◆ここまでの配信を振り返って、感想を教えてください。
高橋:今回のシーズン、とても面白いです。4人でいつも見ているのですが、『恋んトス』だけは仕事の感じがしない(笑)。収録に来ても、VTRをただ楽しみにしています。なので本当に見ている人も楽しいやろうなと思いながら見ています。
藤田:『恋んトス』の面白さはリアル。いい意味で人間の悪いところも、いいところも全部がきれいすぎずに出てくるところが、いろんな恋愛リアリティーなどを見てきたからこそ、こういうのを見たかったんだと。毎回すごく収録が楽しみで、刺激をもらっていますし、楽しいです。
小関:共同生活は1週間たつか、たたないかくらいのタイミングなのですが、恋愛をしに来ながらも、みんなすごく仲良しで共同生活が盛り上がっている感じがします。実際、#6の終わりにはみんなが涙していて、その涙が仲の良さを物語っているなと。恋愛部分だけじゃなく、友情も見られますし、好きな人を取り合いそうな空気にもなったりするそわそわもあって。年齢も下が18歳で上が24歳なので、年齢差の恋愛においての良さだったり、ちょっと空回っちゃったりとか、年下なのに大人っぽく見えたりみたいな人間関係もすごく面白くて、毎回楽しく見ています。なので、今、誰1人いなくなってほしくない状況で、今回のシリーズならではかなと思います。
神部:女性目線で見させてもらって、優しい男なのか、引かれる男なのか、リアルによく起きているようなことが起きているので、迷っている人がいたら客観的に見てもらえるのかなと。自分に置き換えて、選択肢の一つにしてもらってもいいんじゃないかなと思います。
小関:自分に似てる人もいるかもしれない。
神部:きっと当てはまる人がいると思います。
◆過去のシーズンと比べて、今シーズンの特徴は?
高橋:過去のシーズンも面白いから、ぜひ過去のシーズンもU-NEXTで見てほしいのですが、今回は特にめちゃくちゃ面白い。
藤田:年々、ちゃんと恋愛しに来ていますよね。
小関:今回、男性陣はわりと一途な人が多くて、1日目、2日目にはもうこの人と決めて、その人だけを貫いているんです。一方で女性陣は「1日目、2日目だと早すぎない?」みたいな、もう少しみんなで仲良くなってからその人を見たいっていうのが今までとちょっと違うかなって。今までは逆だったから今シーズンならではなのかなと思いました。
高橋:スピード感がすごいよね。
藤田:全員が肉食系みたいな感じですよね。
神部:今回、展開が早いかも。1日で好きな人変わっちゃったりする人もいるし。
高橋:わちゃね(笑)。
神部:人生で1日ずつ好きな人が変わるとかないと思うので、共同生活ならではの心の動きを第三者として見られるのが面白いです。
◆ご自身の恋愛と重なる部分はありますか?
高橋:美咲ちゃん、どうなの?
藤田:美咲ちゃんがちょいちょい挟んでくるんだよね。
神田:言わなきゃよかった(笑)。
高橋:美咲ちゃんいわく、結婚できる人はスンホンを選んで、結婚できない人はタカを選ぶ。
神部:これ本当に調査してほしい。
高橋:にこるんもスンホンを選ぶんだよね?
藤田:うちも昔はタカみたいな人が好きだったけど卒業したの。刺激より安定の方が強くなってきちゃったからスンホン推し。たくさんタカみたい人を見すぎたんです。
高橋:チャラくないけどな、タカは。
藤田:でも、どこかへ行っちゃいそうじゃないですか、モテそうだから。でもスンホンは自分だけを見てくれる感じがするんです。
神部:そうね。それは結婚している人の考え方かも。
高橋:突き放すね(笑)。
◆高橋さんと藤田さんは結婚される前と後だと見方が変わりましたか?
小関:ニコちゃん、さっき「あまり変わんないよ」と言ってたよね。
藤田:変わらない。でも確かに結婚する前は美咲ちゃんと「あれは~」と同じことで盛り上がることが多かった気がする。
神部:そうだよ、一緒だったじゃん!
高橋:僕はキュンキュンするシーンを見て、「いいな」というより、「おお、やっとんな」って(笑)。
小関:余裕がある(笑)。
◆VTRを見ていて、世代間ギャップを感じる瞬間はありますか?
高橋:会話ではそんなにギャップは感じないです。ただあの共同生活にもし僕がメンバーとして交ざったら、女性陣は僕のことは1ミリも黒目の中に入れないんだろうなと。恋愛経験がまだなかったりするのを見ていて、自分が10代、20代の時に誰かを好きになったりした時のことを思い出したりして見ています。
藤田:私、れんのちょっと独占したくなる気持ちは、自分が高校生の時の恋愛で、とにかく囲いたい、どこにも行ってほしくないと、自分的には重いことはいいことだなと思っていたのですが、その重さを全力で伝える感じが懐かしいなと思います。
小関:自分が10代の時は、女性の方が大人っぽいなと思ったりとか、年上の人を好きになって、僕ももっと大人に見られたいみたいに思っていたので、こういうリアリティショーを見ると、男性陣には共感して、女性陣にはミステリアスな部分ばかり見えていた気がします。ただ自分も年齢が上がってきたことによって、強そうに見える女性にも揺らぎがあったんだなとか。タカが同世代だったら、男らしくて「あいつモテそうだな」と思ったりして、負けないようにしないとみたいな思っていたと思うのですが、今はタカもかわいい表情するじゃんみたいな。強そうな男もちょっと照れるんだなと感じるんです。なので、ちょっとお兄さん的な目線で見ているのかもしれません。
神部:20代前半の若い時って、ちょっとしたことでも不安になったりするので、れんの気持ちもなんとなく分かります。安心材料をとにかく聞きたいとか、黙っていればいいものを聞いちゃったり、言っちゃったりしてたことをすごい思い出しましたね。自分も大人になったなと思います(笑)。
◆長い間、『恋んトス』が愛されている理由は何だと思われますか?
高橋:共同生活することで、1日では判断できないところまで見えるじゃないですか。それに一緒に仕事もするので、さらに人間のいろんな部分が見えてくる。そこに急にコインの指令が来るんです。今回も無茶苦茶なこと言いだしているのですが、その指令をやらざるを得ないというところが面白いですかね。
藤田:途中で仕事をさせられるところが『恋んトス』の醍醐味なのかなと。普通の恋愛リアリティショーだと、キラキラしている相手のキラキラしている部分だけを見て、好きか好きじゃないかを判断すると思うのですが、一緒に仕事をするとお互いの嫌なところだったり、人間性を奥深くまで知ることができるので、これだけみんなが深く恋愛することができるのかなと思います。仕事をさせられるのは『恋んトス』ならではですよね?
高橋:しかも、東京のカフェで働かせるとかではなくて、田舎で野良仕事をさせられる(笑)。だから、出てくれている皆さんがすごく団結してるんだろうなと思います。
小関:コインが面白くしてくれている部分もあるのかなと思います。指令自体は番組側でいろいろ考えたりできるけど、コインの裏か、表かを出すというのは操作できないので、そこにすごくリアルだし、ハラハラ感も出るからこそ、すごく面白いのかなと分析します。何よりスタジオメンバーが、1本1本のVTRをすごく楽しみに見に来ているところが、面白さを物語っているんじゃないかなと思います。
神部:飽きないってすごいですよね。
藤田:毎回ここで終わるのかってなるから、きっと視聴者の人もそう思ってくれていると思うし。この温度感大事だよね。
小関:続きが気になるっていう。俳優としては、やはりドラマにもそうあってほしい(笑)。
神部:私もコインだと思います。その指令の内容によって本当に大きく変わってしまうので、誤解が生まれたり、コインがなければスムーズにいっていた可能性もあるけど、あえて試練が与えられるから、みんなが飽きずに続き気になっちゃうなと思います。
高橋:きっと制作スタッフもこの人に脱落してもらいたくないということがあると思うんです。でもコインの裏表があるから、それをなしとはできない。どこかのシーズンであったよね、「あいつ抜けたらどうなるんだよ」という回。
藤田:それでカップルが生まれないとかありました。
◆今シーズンの推しメンを教えてください。
高橋:僕はわちゃです。恋愛を今までしたことなくて。それで、この数日の間に全員のこと好きになるというのが面白い。残ったらどんな恋愛ができるのか見たいですね。なんやったら、わちゃのスピンオフも見てみたいですもん。京都でどんな生活しているのか。
神部:興味ある!
藤田:私はスンホン。プライベートでも韓国ドラマを見ることが好きなので、スンホンの言葉選びというか、行動の一つ一つが女性の好きなときめきを与えてくれるのでスンホンだけでも見る価値あります!
小関:最新の話で、ゆらが放ったひと言、「もっとこんがらがらせていいですか?」というワードが今でもちょっと刺さっています。1番年下の18歳のかわいい女の子にこんなに言われて。タカは依舞のことが好きだと貫いてるのですが、ちひろに言い寄られたり、きっとゆらのひと言がタカに響いているだろうなと思います。
高橋:恐ろしいひと言やったな。
小関:応援するとはまたちょっと違うかもしれないですが、すごく楽しみです。この後ゆらがタカとどうなるのかとか。
藤田:20代後半になったゆらも見てみたい。
小関:見たい!
高橋:20代後半、すごそうやな。
神部:私はタカなんですけど、#2ぐらいから最初に目をつけていて(笑)。そうしたら、女の子たちみんながタカに引かれていて。きっとタカには人を引き付ける魅力があるんでしょうね。目を見て話すとか、作り込んでいない魅力が。
小関:自然体だよね。
神部:タカも年下だから、今回は女性メンバーも男性メンバーも一番年下がすごいです!
番組情報
『恋んトス season12』
U-NEXT
毎週土曜 午後6時配信
<MC>
高橋茂雄(サバンナ)、藤田ニコル、小関裕太、神部美咲
視聴ページ:https://video.unext.jp/title/SID0094101
番組公式X(旧Twitter):@tbs_cointoss
番組公式Instagram:@tbs_cointoss
番組公式TikTok:@tbs_cointoss
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