相葉雅紀がサラリーマン×ヒットマンの二重生活を送る主人公の役に挑み、新境地を開拓する金曜ナイトドラマ『今日からヒットマン』(テレビ朝日系)。平凡なサラリーマン・稲葉十吉(相葉)が、ある日突然大事件に巻き込まれ、伝説の殺し屋・二丁(滝藤賢一)の名を継ぐことに。愛する家族を守るために裏社会で奮闘する様子を描く、アクション・コメディドラマだ。
栗原類、河内大和、武蔵ら個性派キャストが発表され毎週話題を呼んでいる中、第6話(12月1日放送)で初登場を果たしたのが、駒木根葵汰さん演じるキンパツ。その名の通り“金髪”の血気盛んな街の不良だが、その正体は闇の組織「コンビニ」のアルバイトで、十吉扮する二丁に弟子入りを志願し共闘していくことに。
今回は、これまでのイメージを一新するキンパツ役に挑む駒木根さんにインタビューを敢行。キンパツのキャラクターについてや演じる上で意識していること、主演の相葉さんや十吉の部下・山本照久を演じる深澤辰哉さんとのエピソードなどをお聞きしました。
◆これまでの『今日からヒットマン』に感じていた印象は?
会話のテンポが良く、コメディで笑わせながら、しっかりとアクションでも魅せて引き締める、そういうバランスのいい作品だなという印象でした。そんな中で、僕が演じるキンパツはその真っすぐさゆえに面白く、ある種肝の据わっているキャラクター。これまでの『今日からヒットマン』に新しい風を吹き込めたらいいなと思っています。
◆ご自身が演じるキンパツのいいなと思う部分は?
ふと考えれば分かるようなことも、「今、俺がやらなきゃ!」と後先考えずに突っ込んでいくところです(笑)。そして、ヤンキー故に上下関係も大切にしていて、尊敬した人に対してはしっかり敬う心を持っている、彼の熱い大和魂みたいな部分にはひかれます。
◆演じる上で意識していることやイメージしている方がいれば教えてください。
オンとオフをしっかり表現できたらと思っています。敵や周囲に対し突っ張ってオラオラしているようなシーンはぐわっと勢いよく、二丁さんや「コンビニ」の偉い人たちと話すシーンではそれがまるでひっくり返ったようにペコペコして…と、そこの温度差は意識していきたいです。また、自分の中にあるヤンキー像というのが義理と人情を大切にしているイメージなので、まずはそこを体現しつつ、ひと言しゃべり出したら止まらないんじゃないかと思われるくらい勢いのあるお芝居ができたらいいな、と(笑)。気持ち的にもとにかく前向きに、後ろを振り向くことは許されないぞと自分に言い聞かせながら臨んでいます。
◆キンパツは十吉(二丁)との共闘シーンも多いですが、演じる相葉さんの座長ぶりはいかがでしょうか。
初めての共演なのですが、座長として素晴らしい方だと思いました。芯が通っていながらもすごく柔らかくて、こうして途中から入ってきた僕でもやりたいことや言いたいことを発言できる空気を作ってくださるんです。そして、相葉さんご自身ももちろん役やそれぞれのシーンに対する考えはあると思うのですが、みんなのアイデアのいい部分を取ってやっていこうと考えてくださっていて、とても気持ちが良く、すてきな現場です。他にも、みんながけがをしないようにと物を移動されたり、立っている人がいればさりげなく椅子を持ってこられたり、言葉よりも行動で見せる方だなと感じています。
◆相葉さんとこれまでどのようなコミュニケーションをとられてきましたか?
相葉さんと一番最初にお会いした時、僕の出演作を事前に調べられていたのか、過去に出演していたスーパー戦隊のことを「大変だった?」と聞いてきてくださったんです。びっくりしたのと同時に、それがとてもうれしくて…。キンパツのお芝居は僕の好きなようにやらせていただいていることもあり、空き時間は共通の知り合いの話題など、プライベートなことをお話していることが多いかもしれません。
◆キンパツは十吉扮する二丁のことを“師匠”と呼んで慕っていますが、どこにひかれたと感じていますか?
まずは、以前から聞いていた“伝説のヒットマン・二丁”というネームバリューではないでしょうか。今の二丁さんの正体は十吉さんではありますが、実際に危ない現場に遭遇した時でも完璧にミッションをこなす姿や完璧な射撃能力、敵に対面した時のクールさと、まさに“二丁”であるその姿にひかれているのだろうなと思っています。
◆十吉をはじめ、個性的なキャラクターが続々と登場する本作ですが、駒木根さんが気になるキャラクターは?
僕はもう山本さん(深澤)がひたすらツボです。いつもその独特の動きに驚かされますし、僕はまだまだだなと実感しています…(笑)。今日も撮影中に深澤さんが突然何かの「型」のような動きをされていたのですが、それがいい意味で絶妙にダサいんです(笑)。もちろんそこを狙ってやられているのは分かっているのですが、実際にやって人を笑わせることができるのがすごいなと尊敬しています。山本さんならではの不抜けた雰囲気やとぼけた言動はもちろん、僕はやはりあの動きが大好きですね(笑)。
◆これまでの撮影を経て、印象に残っているエピソードはありますか?
キンパツが初登場したそば屋さんのシーンは僕自身のクランクインの日に撮影したのですが、深澤さんの胸ぐらをつかんだり、相葉さんにガン付けたりと、初日にそういうシーンをやることに恐れ多さもあって…。でも、そこで遠慮してしまうとそれはキンパツではなくなってしまいますし、作品のクオリティを下げてはいけないと意を決して全力で臨んだのですが、内心は大丈夫かなとメンタルが大変でした(笑)。
◆駒木根さんは深澤さんが主演を務めるスピンオフドラマ『今日からラブリーマン』の第3話にも出演されていますが、こちらも衝撃の登場シーンでしたね(笑)。
山本さんとちなつさん(山本舞香)を奪い合うという展開だったのですが、あんなにエネルギーを使った撮影は久しぶりでした(笑)。顔は監督から「歌舞伎っぽくメークしてほしい」と突然ご指示をいただき、“隈取メーク”をしてもらったのですが、いざ出来上がったら深澤さんから「もっと濃くしたほうがいい」とアドバイスがあり、あのメークにたどり着きました。ただ、決して大事な意味があるわけでなく、ただただ面白いからだと思います(笑)。
◆今後のキンパツの注目ポイントを挙げていただくと?
僕、十吉さんとちなつさんといる中で、誰かと戦うとなった時に先陣を切っていくキンパツが好きなんです。視聴者の皆さんには「なんでそこで行くんだろう?」とか、「もっと頭使って!」とイライラさせてしまうこともあるかと思うのですが、それがキンパツの良さでもあるな、と。その真っすぐさが実り、最終的には十吉さんの大切なものを任せられるまでに信頼関係を築いていくので、キンパツのそんな雄姿もぜひ最後まで楽しんでいただきたいです。
◆駒木根さんは本作をはじめ、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』や『星降る夜に』、主演ドラマ『この秋、僕は恋をした』『天狗の台所』など、さまざまな作品に出演されご活躍された1年だったかと思います。2023年を振り返られていかがですか?
テレビ朝日さんで始まり、テレビ朝日さんで終わるという、本当に光栄な1年でした(笑)。その他も、出演させていただいた作品全てが魅力的でやりがいのある現場に携われたことをうれしく思いますし、本気で愛を込められる作品に出合えたことが個人的にも今年一番の実りになりました。皆さんに胸を張って「見てください」と言える作品をやり続けたいと思っているので、それがかなって大満足の1年でしたし、来年もぜひテレビ朝日さんにお世話になりたいです!(笑)
ANOTHER TALK
◆2023年、プライベートで思い出に残っていることは?
夏に草野球をやったことです。僕、週1でフットサルをやっているのですが、そこのメンバーをはじめ、野球をやっている知り合いを集めて、グラウンドを貸し切って草野球をやったんです。でも、僕は今まで野球をやったことがなくて主に声を出していた感じなのですが(笑)、めちゃめちゃ楽しくていい思い出になりました。これからもやっていきたいなと思っているので、相手チーム絶賛募集中です!
PROFILE
駒木根 葵汰
●こまぎね・きいた…2000年1月30日生まれ。茨城県出身。O型。『機界戦隊ゼンカイジャー』『この秋、君に恋をした』『天狗の台所』などで主演を務める。1月3日(水)放送のテレビ朝日開局65周年 松本清張 二夜連続ドラマプレミアム 第一夜「顔」に出演。
番組情報
金曜ナイトドラマ『今日からヒットマン』
テレビ朝日系
毎週金曜 午後11時15分~深夜0時15分 ※一部地域を除く
公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/hitman/
●text/片岡聡恵
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<応募締切>
2023年12月15日(金)午後11時59分
※応募規約(https://www.tvlife.jp/present_rules)をご確認いただき、ご同意の上、ご応募ください。