『セレブ男子は手に負えません』はWEBTOONとの連動で、マンガ連載とともに物語が展開する新感覚のドラマ。ある大事件から立ち直るため“二度と恋はしない”と誓ったヒロインが、ひょんなことから誰もがうらやむセレブ男子たちと高級ペントハウスで共同生活をすることになるシンデレラストーリーだ。
そんなヒロイン・百瀬ひかる役を地上波連ドラ初主演を務める若月佑美が演じるほか、個性あふれるセレブ男子役を鈴木康介、本田響矢、井手上漠、中尾暢樹という若手実力派俳優陣が体現する。
TV LIFE webでは、4人のセレブ男子メンバーへのインタビューを敢行。今回はクールな超エリート小児科医・神崎彰人役の中尾暢樹さんを迎え、役柄についてやヒロインに感じる魅力、共演キャスト陣との関係性やドラマの見どころなどを聞きました。
◆今回、演じた彰人をどのような人物だと捉えていますか?
一見、真面目で冷静に見えるのですが、実は優しい男というイメージです。僕自身も優しいので、そこはピッタリだなと(笑)。前者の印象が強い分、ちょっとドジな面を見せたり、キャラに似合わない言動をするとより面白く見えて、自分の中の引き出しが増えたように感じています。
◆演じるうえで心掛けていたことは?
話し方に人柄が出ると思ったので、優しいトーンで話すようにしていました。あとは、一緒に暮らしているみんなへの思いを少しずつ埋めていくこと。シオン(鈴木)に対しては“こう思っているから、勝手に見えることをされてもムカつかないし、むしろうれしいと思える”というような。そうやって、1人ひとりに対して愛や感情を組み立てていきました。
◆中尾さんが彰人に感じる魅力は?
人の立場に立って考えられるところだと思います。ただ、そこが悪いところでもあるのかなと。人の立場に立てるので優しくもできるのですが、良くも悪くも“いい人”止まりになってしまうといいますか。そこも僕と一緒なのでよく分かります(笑)。
◆撮影を経て、印象に残っているシーンは?
ご飯を食べているシーンは、みんなのキャラが立っていて面白いと思います。ご飯がひとつテーマにもなっている作品ですし、食べているときはみんなが普段は表に出していない弱いところ、話しにくいところが表に出てくるのがいいなって。
◆劇中に登場するご飯で、中尾さん自身がテンションの上がった一品は?
ハンバーグですね。“これでいいんだよ”っていう感じの、シンプルイズベストなハンバーグが出てきたのですが、それがとてもおいしかったです。
◆彰人たちはそんな料理を作るひかる(若月)に惹かれていきますが、その魅力をどう捉えていますか?
ひかるの持つ温かさだと思います。セレブだからこそ、彰人たちは無償の愛みたいなものにあまり触れてこなかった気がしていて。なので、ひかるが当たり前のようにやってくれることを“いいな”と感じるんじゃないかなと思っています。
◆ひかると若月さんに重なるところはありますか?
ご自身でも気を遣ってしまうと言ってはいたのですが、尽くしすぎじゃないかって思うぐらい、いつも献身的に動かれていて。でも、決して無理しているわけではなく、人が喜んでいる姿を見るのが好きという、そんな姿はひかると重なるなと思います。
◆劇中で中尾さんご自身がキュンとしたシーンは?
律(本田)がピアノを弾くシーンはオシャレでいいなと思いました。ドラマ前半での彰人は1人で外に出ているようなシーンが多く、あまりキュンの要素がないんです。そういうシーンは他のみんなが何をしているかも知らないので、完成した映像を見て「おおっ」となったりします。
◆同世代の方が多かったかと思いますが、現場の雰囲気はいかがでしたか?
男性キャストの中では僕が一番年上なので、不思議な感覚になりました。ついに年下の方が多くなって来たんだなと。(井手上)漠ちゃんなんて6歳も下ですからね。ただ、あまり年上ということは意識せず、無理はしないようにしていました。佑美ちゃんは、そんな僕らをお母さんのような表情で見ていることも多かったです(笑)。
◆中尾さんを除く、セレブ男子メンバー3人はそれぞれどのような人ですか?
(鈴木)康介はずっとふざけていましたね(笑)。(本田)響矢と2人で、ボケとツッコミのような感じで。かわいらしいなと思いながらその光景を眺めていました。でも、周りに気を遣うタイプでありながら、自分なりのこだわりも強そうなんです。これをやらないと1日が始まらない…みたいな、朝のルーティンもあるようで(笑)。そういう意味では、シオン役は似合っているなと思います。
響矢は役と同じようにかわいいのですが、クールなイメージがあったのでちょっと意外でした。そして、自分の好きな話題になるとバーッと早口になるんです。撮影中に「同じラーメンでも、二郎系と家系は全然違うんです。店舗によっても違うんです!」って、力説していて。佑美ちゃんは「そ、そうなんだ」という感じで圧倒されていました(笑)。
そして、漠ちゃんは感情のままにキャッキャしている感じ。響矢とよく「ユニクロの新作どう?」みたいな、洋服の話で盛り上がっていました。ただ、年齢のせいか僕は漠ちゃんから「お父さんみたい」と言われていて。僕自身はまだまだフレッシュだと思っているのですが…(笑)。
◆最後に、彰人の視点から今後の見どころをお願いします。
きっと最初と最後では、彰人の印象が全然変わってくると思うんです。回を重ねるごとに彰人の中にある優しさや人のことを思える心が見えますし、彼が抱えている闇やトラウマも明かされていくので、そういう変化を見守ってもらえたらうれしいなと。彰人が動いたからこそ生まれるキュンとするシーンもあるので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
ANOTHER TALK
Q. 中尾さんの生活で“セレブ”を感じる瞬間は?
A. “大盛無料”に飛びつかなくなりました(笑)。昔は多ければ多いほどいいという感じだったのですが、最近は“普通盛”でもそれなりにおなかがいっぱいになることに気づいて。単純に量が食べられなくなっているだけの可能性もありますが…(笑)。あと、寝具をシルクにしました。手洗いじゃないとダメなところが難点なのですが(笑)、スベスベで気持ちいいんです。少しずつ家具をグレードアップさせていきたいなと思っています。
PROFILE
中尾暢樹
●なかお・まさき…1996年11月27日生まれ。埼玉県出身。AB型。『動物戦隊ジュウオウジャー』の風切大和/ジュウオウイーグル役でドラマ初主演。近作は『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』『あいつが上手で下手が僕で シーズン2』など。
番組情報
『セレブ男子は手に負えません』
ABCテレビ
毎週日曜 午後11時55分~
テレビ朝日
毎週土曜 深夜2時30分~
※ほか地域でも放送予定
※ABCテレビでの放送後、TVer・ABEMAで見逃し配信あり
番組公式HP:https://www.asahi.co.jp/serebu_dansi/
連動WEBTOON情報
LINEマンガ:https://u.lin.ee/t0nmweA/pnjo
ebookjapan:https://ebookjapan.yahoo.co.jp/stories/138282/
●text/小山智久
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2024年2月3日(土)午後11時59分
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