白石隼也×桜田通インタビュー「グッドモーニング・コール」に出演

特集・インタビュー
2016年07月19日

フジテレビオンデマンド・Netflixにて配信されたドラマ「グッドモーニング・コール」のBlu-ray&DVDが7月20日に発売。“同居ラブコメの金字塔”と言われる原作をドラマ化した本作で、福原遥さん演じるヒロイン・吉川菜緒とひょんなことから同棲することになるイケメンで秀才の上原久志を演じる白石隼也さんと、ドラマオリジナルキャラで菜緒の幼なじみ・篠崎大地を演じる桜田通さんにインタビュー。共演の福原さんとのエピソードや撮影現場の様子などを伺いました。

すごい役だったので、大丈夫かなと思った(白石)

白石隼也×桜田通|TVLIFE Webインタビュー

――本作は大人気の少女漫画が原作ですが、最初にこのお話を聞いたときはいかがでしたか?

桜田 原作を知らなかったんですが、単行本を読ませていただいて、僕に関してはオリジナルキャラクターだったので不安には思いましたね。“同居ラブコメの金字塔”と言われた作品だと聞いて、頑張らなきゃと思いました。

白石 僕も知らなくて、漫画を読んでなかなかすごい役だったので(笑)、大丈夫かなと思いました。

――学校一のモテキャラですもんね。

白石 学校一っていうか、世界一みたいな描かれ方してるじゃないですか(笑)。大変そうだなと思いました。

――演じてみていかがでしたか?

白石 最初のころは漫画っぽい“キャー”が多かったんですが、途中からは普通の男の子として、イケメンということをそんなにフィーチャーした撮り方はされていないんです。最初だけちょっと不安というか心配はありましたけど、やっていくうちにそんなことも忘れて楽しくやっていました。

桜田 僕が演じた大地は、菜緒(福原遥)の2つ年上の幼なじみという役柄なんですが、僕自身は兄弟で一番年下なんですよ。下の兄弟が欲しかったので、そういう意味で年下の菜緒ちゃんは本当にかわいらしいというか、自分がお兄さんになったような気分でした。

学校に行くたびに懐かしい気持ちに(桜田)

白石隼也×桜田通|TVLIFE Webインタビュー

――ヒロイン・福原遥さんのコミカルな演技が光っていましたが、共演していかがでしたか?

白石 彼女の瞬発力というか、一瞬のひらめきっていうのは面白いし、17歳であれができるのはすごいなって感心していました。

桜田 明るくていい子で元気っていう、いわゆるかわいらしい女の子のイメージなんですけど、面白い一面もあって。
ひょうきんな瞬間があったり、冗談を言うような子だったので、それが画面にも表れていますよね。
やっぱりいくら役者とはいえ、照れてしまう人はいると思うんです。17歳の女の子なら尚更のはず。それを恐れずに、照れずにやってのけているのはさすがだなと思いました。

――学校が舞台となっていますが、学校での撮影はいかがでしたか?

白石 あの木の机と木のイスっていうのは学校しかないし、あれでよく寝てたし(笑)、
すごく思い出がよみがえりましたね。あの学校の匂いというか、そういうのはすごく懐かしい気持ちになりました。

桜田 黒板も学校にしかないですからね。もちろん学校は撮影でよく使わせていただくんですが、グラウンドとかも今の僕らからしたら異空間なので、毎回行くたびに懐かしい気持ちになりますね。あ、学校に来たなって。

いつの間にかあっち2人のほうが仲いいぞって(笑)(白石)

白石隼也×桜田通|TVLIFE Webインタビュー

――同世代の役者さんが多かったと思いますが、撮影現場はいかがでしたか?

白石 楽しくやっていましたよ。

桜田 カメラが回っていないときも楽しく盛り上がっていました。みんな仲よかったので。

――劇中ではお2人は恋のライバルでしたが…

桜田 僕は役の中で大きくかかわったのは上原君と菜緒ちゃんくらいで、菜緒ちゃんとのシーンは楽しいけど切なかったし、上原君ともいいムードではない役柄だったので、その分カメラが回っていないところで話をするのは楽しかったですね。

白石 なんか…、俺のほうが福原さんといる時間が長かったんですが、桜田君とのほうが仲良くしてましたね(笑)

桜田 ははっ(笑)

白石 あれ?いつの間にかあっち2人のほうが仲いいぞって(笑)

桜田 ないない(笑)

白石 あるある(笑)。あれ~?と思いましたもん。

桜田 たぶん緊張しちゃうんじゃないのかな。白石君は一人で静かにしているとちょっと話しかけづらい雰囲気があるんですよ(笑)。僕はけっこう一人でポケーっとしているので、話かけやすいのかもしれませんね。

白石 気づいたときには俺より仲良かったんですよ…。

桜田 僕は精神年齢が福原さんと同じくらいなんですよ(笑)。

白石 福原さんが「桜田さんとはすごく話しやすいんです」って言ってくるんですよ。あ、俺とは話しにくいのか…って(笑)。

桜田 もっと話したいってことでしょ!

白石 そのあと、いっちゃん(健太郎演じる菜緒がバイトするラーメン店の店員)でも同じ現象が起きてたからね。すぐ仲良くなってたよ。

桜田 (笑)。でもほら、いっちゃんと福原さんは同じくらいの年齢だしさ。

白石 俺はすごい長い時間をかけて打ち解けてきたのに…。

スタッフ:(爆笑)

桜田 でも福原さんから「誰と仲良くなった」っていうのを毎回報告されるっていう上原君=白石君っていう寄りどころみたいな感じは僕らには無いから。僕にも白石君の話はしてきてたしね。

白石 でも、3人でいるとき、俺ポツンとしてたよ。2人ですごい盛り上がってて…。

スタッフ:(爆笑)

桜田 僕もアホだからなぁ(笑)

白石 大ちゃんと菜緒2人で盛り上がってて、俺入れないや…って感じ。置いてかれちゃって。

精一杯さわやかに、というのを意識した(桜田)

白石隼也×桜田通|TVLIFE Webインタビュー

――何だか切ない話を聞いてしまいましたが…高校生を演じる上で気を付けたことはありますか?

白石 ヒゲ(笑)。一日3回くらい剃ってました。そこだけ気を付けましたね。若々しくするために。

桜田 僕は精一杯さわやかに、というのを意識していましたね。高校生の年齢ではないし、年齢の壁は絶対にあるので、芝居とか雰囲気とか声のトーンとかでどう普段の24歳の自分から変えていくかということを考えていました。ずっと集中していましたね。よし、今日も大ちゃんをやろう!って思って演じていました。

――ご自身と演じた役柄で似ている部分はありますか?白石さんはクールな部分は近いのかなと思ったのですが…。

桜田 本当に上原君ですよ。

白石 う~ん。そうですね…クールなところは分からないですけど、モテるところは似てますね(笑)。

スタッフ:(笑)

白石 ウケた!(笑)。まあそんなに離れている感じはないですね。僕も愛想がいいほうじゃないですし。わりと上原君みたいに一見近づきづらいキャラだと思うんで(笑)。

――そんなことないですよ!(笑)

桜田 僕は正直あんまりないんです。自分の中で大地に近い部分は。だから演じるのが難しかったんですよ。けっこう自分の中でつくっていました。幼なじみだからかもしれないけど、菜緒の頭をポンポンってやったりというのは普段は絶っ対にできないです。通報されちゃう(笑)

――大ちゃんは自分の気持ちを表に出さずに、胸に秘めているという役柄でしたが…

桜田 思いを秘めているという部分では、僕も普段は自分の気持ちをおおっぴらに出す人ではないので分かったんですけど、思いを伝えたあとは難しかったですね。

――話は変わりますが、ご自身はどんな学生時代を過ごされたんですか?

白石 僕は中高とサッカーしかしてなかったですね。ずっとボールを蹴ってました。

桜田 僕はもともとあんまり学校に行きたくなかったので、休めることが嬉しかったです(笑)。家が好きだったので。

――もうすぐ夏ですが、学生時代に限らず、夏の思い出はありますか?

桜田 (考え込んで)プールも海も行かないからなあ…山もいかないし…。あ!夏はコミケ行きますね。夏のコミケはすごいんですよ。

白石 (考え込んで)夏ですか…何してるんですかね…。夏休みらしいことは最近してないんですよね…。何かすいません…(笑)。

――(笑)。何かしたいことはありますか?

白石 友達がサッカーでオーストリアに行ってるんです。それで試合を見に行けるかなと思ってたんですが行けなくなりそうで…。ずっと海外でやってるんですよ。

――学生時代に一緒にやられていた方ですか?

白石 そうです。彼のところに遊びに行けたらいいなと思っています。

――この作品に限らず、演じる上で心がけていることはありますか?

桜田 何にも決めないでやることですかね。でも、最近そこに関しては分からなくなってきていて…。少し前までは、その瞬間瞬間に対応していくことだと考えていたんですが、今は考えが一周して、本当に芝居がうまい人は全部計算しているのかもと思い始めて…。今は模索中です。

白石 毎回求められることが違うので、現場とか作品によって全然違うんですけど…芝居と言えども、その人の人間性が役に出てこないと面白くないと思うんです。そのリアルな感じっていうのはどんな作品をやる上でも持っておきたいというのはあります。

実力主義の世界だから刺激的(白石)

白石隼也×桜田通|TVLIFE Webインタビュー

――では、役者の楽しさ、醍醐味は?

桜田 あまり役者をやっているというつもりがなくて…。役が幸せだったら僕も幸せで、役が辛かったら僕も辛いっていうだけで…何でやってるんでしょうね?(笑)

白石 今から就職してサラリーマンとかまったく想像ができないし、多分やれないんですよ。集団行動苦手だし。まあ、映画とかドラマづくりも集団行動なんですけど(笑)。そういうのは置いといて、実力主義の世界だから、そういうのが刺激的で。面白い人が多い業界だと思うし、魅力的な人がたくさんいるし。あと、単純にものづくりが好きなんですよね。昔から図工の時間とかすごい好きだったし。みんなで何かをつくるというところに面白みを感じるんです。

――演じる側ではなくて、撮る側には興味はありますか?

桜田 いいパスがきましたね(笑)

――???

白石 実はこの作品のスピンオフドラマを監督したんですよ。

――(偶然のナイスパスに驚いて)うぉ!そうなんですか!?

白石 打ち上げの二次会の席でそんな話が出て、それでプロデューサーさんがやってみなよって言ってくださってやることになったんです。それから本も自分で書いて、キャスティングとかもほとんど自分でして、ロケハンもして、美術も知り合いの美術さんにお願いしていろいろ作ってもらったりして…。本当に自主製作のようにいろいろやりました。ま~しんどかったですよ(笑)。でもすごく楽しかったです。

――最後に本作の見どころや視聴者へのメッセージをお願いします。

桜田 「グッドモーニング・コール」の漫画を読んだ上で見ていただいたら楽しめると思います。原作には大地くんはいないのですが、続編の「グッドモーニング・キス」には出ていて、整合性もとれていますし。
ドラマにはドラマのみんなのキャラクターがあって、もちろん設定は漫画と同じだけど、漫画の世界から飛び出して3次元で動いているキャラクターはみんな魅力的です。
キャラクターがそれぞれ分かれているから、誰かに感情移入したりとか、あのキャラが好きだとかいろいろあると思います。友達やみんなで見てくれたら楽しいと思います。

白石 スピンオフのドラマを撮ったときに、知り合いに助監督として来てもらったんです。こういう作品だからって説明していたんですが、彼が「一応どんな感じが見ておこうと思って見たよ」って言っていて、「何話まで見たの?」って聞いたら「全部見ちゃった」って(笑)。
彼もたぶんこういうラブコメって見るタイプじゃないですが、そんな彼でも福原遥のかわいさにやられて(笑)最後まで見ちゃったって。だから、今までこういう作品を見てこなかった人でも楽しめる作品になっていると思います。原作ファンに向けた作品だと思われがちですけど、そんなことはなくて、どんな人でも抵抗なく見られると思うので、少女漫画を読んだことがない人でも十分楽しめる作品になっていると思います。

 

PROFILE

白石隼也
しらいし・しゅんや
1990年8月3日生まれ、神奈川県出身。
2012年「仮面ライダーウィザード」(テレ朝)で操真晴人役で主演。
その後、映画「ストレイヤーズクロニクル」「のぞきめ」などに出演。
今年、主演映画「彼岸島デラックス」が10月15日公開予定。

オフィシャルサイト(http://www.horipro.co.jp/shiraishishunya/

桜田通
さくらだ・どおり
1991年12月7日、東京都出身。
ドラマ「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」やフジテレビ×Netflix Original ドラマ『アンダーウェア』など数々の話題作に出演。
映画『orange-オレンジ-』(2015)では萩田朔役を演じ話題に。
7月クール『こえ恋』(テレ東)に出演。

オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/dori-s/

作品情報

グッドモーニング・コール

「グッドモーニング・コール」ブルーレイ&DVD
7月20日発売

Blu-ray BOX 1&2 [各3枚組]
価格:各14,000円(本体)+税
特典映像:メイキング他収録予定

DVD-BOX 1&2 [BOX1 5枚組/BOX2 6枚組]
価格:各12,000円(本体)+税
特典映像:メイキング他収録予定

■6月15日よりDVDレンタル開始
6月15日 Vol.1~Vol.4
7月6日 Vol.5~Vol.9

BOX購入者イベント&商品情報(http://v.ponycanyon.co.jp/gmc-product/)

<ストーリー>
両親の都合で一人暮らしをすることになった女子高生の吉川菜緒(福原遥)。ところが、引っ越しの当日、同じ部屋に別の男の子も引っ越してくる。それは、菜緒が通う目黒ヶ丘高校で「御三家」として有名な上原久志(白石隼也)だった。その後、2人は同じ不動産屋に二重契約の詐欺に遭ったと分かり落胆する。「ここには俺が住む」と、菜緒に冷たく言い放つ上原。しかし、ようやく一人暮らしを許してもらった菜緒も引き下がるわけにはいかない。寮に空きが出たらすぐに引っ越すことを条件に同居を提案する菜緒。こうして2人の同居生活がスタートする。

<キャスト>
福原遥
白石隼也
桜田通 荒井萌 健太郎 永嶋柊吾 長澤航也 田中日奈子
長谷川朝晴 藤田朋子 森絵梨佳 田中圭  ほか

<スタッフ>
原作:高須賀由枝『グッドモーニング・コール』(集英社 月刊「りぼん」連載)
脚本:鹿目けい子 鈴木裕那 大林利江子 神田優
音楽:笹野芽実
プロデュース:岡本真由子 佐々木章光
演出:河原瑶 藤尾隆 吉川厚志 山内健嗣
制作協力:テレパック
制作著作:フジテレビ

発売元:フジテレビジョン
販売元:ポニーキャニオン

(C)高須賀由枝/集英社・フジテレビ

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