「≠ME 河口夏音のええ絵映画と…」第20回:1stアルバム発売記念インタビュー「≠MEの魅力は青春を感じられるところ。6年目も、この先もずっと、変わらずにいたいです」

特集・インタビュー
≠ME 河口夏音のええ絵映画と…
2024年03月27日
≠ME・河口夏音(photo/中村 功)
≠ME・河口夏音(photo/中村 功)

先日1stアルバム『Springtime In You』をリリースした≠ME。その発売を記念して、TV LIFE webでコラム連載中の河口夏音さんにスペシャルインタビューが実現。アルバムリード曲「ラストダンス、ラストチャンス」を初めて聴いたときの印象やMV撮影時のエピソードはもちろん、河口さんが思う≠MEの魅力などについて聞きました。なお、今回は「≠ME 河口夏音のええ絵映画と…」第20回の特別版ということで、連載の裏話も!

◆TV LIFE webで連載中のコラム『≠ME 河口夏音のええ絵映画と…』がスタートして1年弱になります。ファンの皆さんやメンバーの皆さんからの反響は届いていらっしゃいますか?

はい! 私のファンの方はもちろん、そうでない方にも読んでいただけているようで、ファンの方とのイベントでも映画の話題で盛り上がることができて、すごくうれしいです。私の映画好きが皆さんに浸透してきているのかなと実感します。メンバーは「今お薦めの映画を教えて!」と聞いてくれることが多くて、一緒に感想を話し合うこともありますね。他の現場でも映画のコラムを連載しているというお話をさせていただくことがあるのですが、自分の一つの武器になっているような気がして自信にもつながっています。

◆これまでを振り返って、特に思い入れのある回について教えてください。

第1回の「チャーリーとチョコレート工場」です。実はこのコラムがきっかけで、≠MEの冠レギュラー番組『ノイミーステーションTV』で『映画に飛び込め!DIVE TO シネマ』というコーナーを作っていただきました。初回という記念すべき回だったことはもちろん、このコラムを機にお仕事の幅がどんどん広がっているような気がしています。

◆映画愛が伝わる文章だけでなく、独創的なイラストも魅力的です。いつもどのくらい時間をかけて描いていらっしゃるんですか?

イラストの内容にもよりますが、だいたい10分~20分くらいです。小さい頃から絵を描くことが好きで、本格的に勉強したことはないのですが、美術の成績はいつもいい方でした(笑)。大人になってからもメンバーの似顔絵などをよく描いていたので、描くことが習慣になっていたのかもしれません。色もぱっと直感で決めたものを使うようにしています。

◆うまく描くコツはありますか?

頭の中で想像することが大事だと思います。私はいつもいきなり描き始めるのではなく、頭の中で大まかな構成を決めてから描くようにしていて。思い浮かんだものを描き写す感じで描くとうまくまとまる気がします。できるだけ創造力を働かせて具体的に描くことがポイントです。

◆文章も同じくらいの時間で?

文章の方が大変で、時間がかかります。私はいつも原稿を書く前にもう一度映画を見直して、見た時に思ったことをメモするようにしているんですが、メモした内容を皆さんに伝えるための文章にする作業が未だに慣れなくて…。でもあらためて見直してみると、最初に見た時とは少し視点が変わるというか。初見では気付かなかったことに気付くこともあって、自分でも新しい発見ができるので、その過程も楽しんでいます。

◆作品選びはどのようにしていますか?

普段から見た映画と私なりの感想や評価をメモするようにしていて、その中から特によかった作品を選んでいます。まだ10本以上ストックがあるので、早く皆さんに紹介したい気持ちでいっぱいです(笑)。ぜひこれからも楽しみにしていてください!

≠ME・河口夏音(photo/中村 功)
≠ME・河口夏音(photo/中村 功)

◆グループとしての活動といえば、3月20日に1stアルバム『Springtime In You』をリリースされました。発売が決まった時の率直な気持ちを教えてください。

デビューの時にデビューミニアルバム『超特急 ≠ME行き』を発売させていただいたのですが、フルアルバムは初めてなので本当にうれしかったです。デビュー以降の楽曲もたくさん入っていて、私たちにとっても思い出の詰まった一枚なので、≠MEの一つの集大成として受け取っていただけたらいいなと思います。

◆アルバムリード曲「ラストダンス、ラストチャンス」を初めて聴いたときはいかがでしたか?

私は明るい曲調のメロディに切ない歌詞がつづられている楽曲が大好きなので、聴いてすぐに“最高! 大好き!”と思いました(笑)。特にラストサビ前の「バイバイ 淡い期待」という部分が好きで、片想いをしている間は相手に対して淡い期待を抱いてもいいはずなのに、その状況に胸が苦しくなりました。曲の後半になればなるほど切なさが増していく感じもすごく好きです。

◆MVも切なさと≠MEらしい爽やかさを感じられるすてきな作品ですね。

はい。≠MEは青空が似合うグループだなと思っていて。本作ではきれいな青空と水のないプールが合わさって青春感が伝わると思いますし、私たちのよさが全面に表れているような気がします。一度見ていただければ、きっと私たちのことを好きになっていただけるんじゃないかなと思います!

◆ダンスシーンは裸足で撮影されていましたね。

足が冷たくて大変でした。でも日が照っているところは少しだけ温かったので、カットがかかったらみんなで暖を取りに行って(笑)。スタッフさんがストーブや足湯を用意してくださったこともあり、物理的な温かさだけでなく、皆さんの温もりも感じられてすごくほっこりしました。

◆特にお気に入りのシーンをあげるなら?

やっぱりダンスシーンです! 今回の衣装もとてもかわいくて、振り付けでターンをするたびにスカートがふわっと広がるところが気に入っているんですが、ダンスシーンではそれがきれいに映っているので見どころの一つだなと思います。あと、個人的には「さよなら」の後の(谷崎)早耶ちゃんの笑顔も好きで。思わずキュンとしてしまうくらいかわいかったので、注目していただけたらうれしいです!

◆MV撮影の合間はどんなふうに過ごしていましたか?

Nintendo Switchでゲームをすることが多くて、「人生ゲーム for Nintendo Switch」や「マリオカートシリーズ」をやっていました。人生ゲームは早耶ちゃん、菅波美玲ちゃん、本田珠由記ちゃんと一緒に、マリオカートはみんなでやりました。一番強いのは美玲ちゃんで、どんなゲームも圧勝だったイメージがあります。逆に私はあまり得意ではなくて、1位になったことはほとんどなかったです(笑)。でもみんなと一緒にやるのが楽しいので、勝ち負けは気にしていません。ゲーム以外にもいろいろ話をして過ごしていたのですが、仲良く笑い合っているシーンがそのままMVに使われていたりするのでぜひ探してみてほしいです。

≠ME・河口夏音(photo/中村 功)
≠ME・河口夏音(photo/中村 功)

◆取材をさせていただく中で、河口さんのグループやメンバーに対する愛の大きさを感じます。≠MEのどんなところが一番好きですか?

ありすぎてひと言で表すのは難しいのですが、よく笑うところです。みんな笑いのツボが浅いので、些細なことでもよく笑っていて(笑)。楽屋やお仕事の場がいつも笑い声であふれているところが好きです。先日の≠ME 5周年コンサート「≠ME 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」のときも、終演後にみんなで円になって「頑張ったね~!」ってお互いを褒め合ったりして。そのときのみんなの顔が達成感に満ちあふれていて、すごくいい顔をしていたんです。その表情を見ながら、あらためてみんなのことが大好きだなと思いました。

◆すてきですね。河口さんが思う≠MEの魅力についても教えてください。

青春を感じていただけるところだと思います。みんなすごく頑張り屋さんで、何事も熱い思いを持って挑戦するメンバーたちばかりなのですが、その一生懸命さが青春感につながっているんじゃないかなって思います。6年目も、この先もずっと、変わらずにいたいところの一つです。

◆アルバムタイトルには君の中の青春という意味が込められていますが、まさに皆さんで活動する日々が青春そのもののようですね。≠ME 5周年コンサート「≠ME 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」はいかがでしたか?

すごくあっという間でした。2公演あったんですが、昼夜両方とも「もう終わっちゃった!」となるくらい一瞬でした。今回ポップアップやせり上がる形のステージなど、やったことのない演出やステージも多くて、私たちにとっても新たな挑戦だったんです。個人的にはいろいろなアイドルの皆さんのライブを見させていただく中で憧れていたポップアップに挑戦することができてうれしかったです。

◆大変さはありましたか?

それが実は私はポップアップが得意な方でした…(笑)。苦戦するメンバーもいる中、私は序盤からコツをつかんでうまく飛ぶことができました。プライベートで何度かトランポリン施設に遊びに行ったことがあったからか、体幹が鍛えられていたのかもしれません(笑)。

≠ME・河口夏音(photo/中村 功)
≠ME・河口夏音(photo/中村 功)

◆4月29日(月・祝)からは≠ME 全国ツアー2024「やっと、同じクラス」もスタートしますね。

はい! 今回はメンバーの出身地に行かせていただくんですが、初めて行くところもあってすごく楽しみです。例えば鹿児島は(冨田)菜々風、熊本だと早耶ちゃんにその土地の魅力やおいしいものを教えてもらって、さらに楽しめたらいいなと思います。もともといろいろな場所に出掛けることが好きなので、今からワクワクしています!

◆普段からよくいろんなところに出掛けるタイプですか?

はい。よく一人旅にも行きます。ご飯屋さんも一人で入れますし、寂しさを感じることもないです。でも毎回必ずハプニングは起こります(笑)。内容によっては慌ててしまうこともあるのですが、それも含めての旅として楽しむことが大事だなと思っていて、“一つのエピソードができた”とポジティブに考えるようにしています。

◆ちなみに今までで一番のハプニングは…?

新幹線のチケットを1日間違えたことです。その時は駅員さん に相談して何とかなったものの、本当に焦りました。あと、地方によってはバスがあまり来ないところがあるんですが、バスを乗り間違えてしまって。すぐに乗り変えることができなかったので1時間くらい歩いて目的地に向かいました。でもそういう経験があってこそ精神的にも強くなると思いますし、何があっても大丈夫と思えるようになる気がします。

◆今後行ってみたい場所はありますか?

国内は香川や高知に行ってみたいです。海外旅行にも憧れますが、まだ一人では行ったことがないので一人で行けるようになりたいなと思っています。いろいろと調べる中で、台湾は日本語が通じやすくて、食べ物も食べやすいものが多いみたいなので、まずは台湾に行ってみたいです。そのときもハプニングが起こるかもしれませんが、それも前向きにとらえて楽しみたいと思います!

PROFILE

≠ME・河口夏音(photo/中村 功)
≠ME・河口夏音(photo/中村 功)

河口夏音
●かわぐち・なつね…2001年7月29日生まれ、獅子座、AB型、広島県出身。趣味:映画鑑賞、特技:ゾンビの真似。主演短編映画「霊感のある同級生」が秋葉原UDXで開催される映画祭で上映されるなど多岐にわたり活躍中。2023年に紅茶検定を取得。

公式Twitter:@kawaguchi_natsu

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●ノットイコールミー…指原莉乃がプロデュースを手掛けるアイドルグループ。=LOVEの姉妹グループとして誕生し、グループ名には「今までとは違う自分をみんなに経験してほしい」という想いが詰まっている。

公式サイト:https://not-equal-me.jp/
公式Twitter:@Notequal_ME

INFORMATION

■リリース情報
1st Album『Springtime In You』
発売中

1st Album『Springtime In You』【通常盤】
1st Album『Springtime In You』【通常盤】

https://not-equal-me.lnk.to/Springtime_In_You

■ツアー情報
≠ME 全国ツアー2024「やっと、同じクラス」
2024年4月29日(月・祝)東京都・東京ガーデンシアター
2024年5月6日(月・休)福島県・けんしん郡山文化センター 大ホール
2024年5月10日(金)鹿児島県・宝山ホール
2024年5月12日(日)熊本県・熊本城ホール
2024年5月17日(金)千葉県・松戸森のホール21 大ホール
2024年5月19日(日)栃木県・宇都宮市文化会館
2024年6月15日(土)広島県・上野学園ホール
2024年7月15日(月・祝)神奈川県・横浜アリーナ

●photo/中村 功 text/矢嶋咲良

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