4月9日（火）スタートの火曜ドラマ『くるり～誰が私と恋をした？～』（TBS系 毎週火曜 午後10時～10時57分）で、GP帯連続ドラマ単独初主演を務める生見愛瑠さんにインタビュー。座長としての意気込みや作品の見どころなどを聞きました。
本作はある事故で記憶喪失になり“くるり”と世界が一変した主人公・緒方まこと（生見）が、手元に残された男性用の指輪を手掛かりに“恋の相手”と“本当の自分”を探していくラブコメミステリー。記憶をなくし困惑するまことの前に、指輪がぴたりとはまる年齢もタイプも異なる3人の男性が現れることで、謎が謎を呼ぶ恋の四角関係が幕を開ける。
◆主演と聞いたときの心境を教えてください。
素直にうれしかったです。いつかは主演をやりたいと思っていましたが、お話を頂けるとは自分で予想もしていなかったのでびっくりしました。
◆演技の仕事が増えてきていますが、反響はいかがですか？
「バラエティに出ているときとのギャップがすごいね」「もっといろんなお芝居をやってほしい」と共演者の方に言われたりしていて、すごくうれしいなと思っています。
◆本作の台本を読んでの感想を教えてください。
火曜10時はラブコメ作品が多い印象だったのですが、この『くる恋』はラブコメの胸キュン要素ももちろんありますが、ミステリー要素、謎が多いお話だなと思っています。そして原作がないので、台本を毎回もらうたびにドキドキしながら読んでいます。記憶喪失ということでまことの世界がどんどん変わっていくので、ただのラブコメではないので面白いなと思います。
◆現場で主演として心がけていることはありますか？
楽しい現場にできるようにというのを目標にしていたのですが、入った時点から皆さんすごく明るくて、温かいし、仲が良くて。これといってまだ座長らしいことはできていないのですが、雰囲気がすごく良いので、きっと映像でも伝わるのではないかなと思います。
◆主演ということでせりふ量もかなり多いと思いますがいかがですか？
せりふ覚えは本当にめちゃくちゃ早くて、特技に書きたいと思っているくらい（笑）。本当にまことはとてもしゃべるのですが、彼女の気持ちがわかるので覚えやすいです。
◆皆さん、せりふの覚え方のマイルールがあると思うのですが、生見さんはどのようにせりふを覚えることが多いですか？
覚え方というよりは、覚える場所にはこだわりがあって。家では絶対やらないようにしています。1週間前ぐらい前から覚え始めるのですが、絶対に外で覚えています。
◆共演者の皆さんとどんなお話をされていますか？
先日やっと瀬戸（康史）さん、神尾（楓珠）さん、宮世（琉弥）さんがそろったのでお話をしました。どうしたら距離が近くなるかを考えた結果、みんなであだ名を考えたりしました。
◆生見さんは“めるる”ですか？
そうです。「“めるる”というあだ名、いいよね」と言われて。瀬戸さんは“こじじ”、宮世さんはまだ定まってはないんですけど、仮で“りゅびび”になりました。ただ神尾さんだけは甘いものが好きということだったので、“ぷーさん”にかけようということで“ふさん”というあだ名に決まりました。
◆現場でブームになっていることはありますか？
みんなで食べ物の話をしていることが多いですね。瀬戸さんと明太子の話をしたり、神尾さんは甘いものが好きなので、甘いものの話をしたりとか。宮世さんはまだ一緒になっていなくて。動物の話とかすごくいろんな話をしています。
◆まことを演じるに当たって事前に準備されたことはありますか？
この作品の中でいろんな顔を出さなければならないんです。記憶がなくなった後の顔、記憶がなくなる前の、公太郎（瀬戸）、朝日（神尾）、律（宮世）、友達、いろんな人に見せる顔が異なる女の子なので、その演じ分けというのは絶妙な差なんですけど、よく考えて監督と相談しながらやっています。回想シーンもあるので、変化も大事だなと思っています。
◆生見さんが役作りをするときに必ずしていることはありますか？
香り。形から入るタイプなので、分かりやすい変化が自分にとって大事で。まことはシンプルな生き方をしていた女の子なので、みんなが好きそうなフローラル系の香りをつけています。
◆それは最初からやられていることなんですか？
そうです。もともと香りものが好きというのもありますし、その方がバラエティ番組との線引きができるなと思っています。
◆あらためて見えてきた本作の魅力は何でしょうか？
ドラマの正式タイトルが発表されて、私もこの作品にぴったりだなと思いました。まことの世界もくるりと変わりますし、全話見ていただけたら男性キャストの印象とかも本当にくるりと変わると思うので、注目してみてほしいです。全話見ていただけると“くるり”という意味が分かるのではないかなと思います。
◆まことの行動に共感するところやすごいなと思うところはありますか？
記憶喪失になってしまったけれど、それを引きずりすぎないようにしようと思っています。記憶喪失になってしまったことは仕方ないから前を向くしかないという芯の強い女の子。自分探しの旅に出るまこともすごくカッコいいなと思います。
◆逆に全く共感できないなという部分はありますか？
記憶なくなる前のまことはすごく器用で、いろんな人に合わせていた人。私はどちらかと言うと内気な性格だからひと言もしゃべれないかなと思って。まことは器用な女の子だなと思います。
◆印象に残っているシーンはありますか？
記憶喪失だから忘れちゃっているのですが、過去にまことが言ったせりふがリンクするシーンがあるんです。まことは普通に言っているだけだけど、朝日や公太郎が聞いたら、「記憶がなくなる前のまことも言っていた」というシーンが多々あって印象に残っています。
◆生見さん自身が記憶をなくしたらまず何をしますか？
作中でもまことがするのですが、スマホを見るかなと思います。スマホに全ての情報が入っていると思っているので、スマホは取りあえず使えるようにしたいです。それはまことと一緒かなと思います。
◆スマホを見た後はどうしますか？
道とかも覚えていないとなったら難しいですが、まず人が多いところに行って助けを求めると思います。
◆まことは記憶喪失になったことで、自分を見つめ直して、変わるきっかけになったように、生見さんにとって女優としてキーポイントとなったこと出来事はありますか？
いろんな作品に出演させていただいている中で、みんなから「見たよ」「いいね」と特に言われたのは、『風間公親－教場0－』ですかね。「バラエティと違うね」と言っていただけることも多いですし、自分の中でも『風間公親－教場0－』をきっかけにもっと演技に向き合っていこうと思ったので、出演してよかったなと思いました。
◆記憶喪失にちなんで、生見さん自身、何があっても絶対に忘れたくないことはありますか？
基本的には忘れたくはないんですけど、一番忘れたくないのは10代の記憶。お仕事はこれからできるけど、その頃には戻れないので、その記憶は忘れたくないです。
◆記憶喪失は孤独に陥るような、襲われていくような感じを受けるんですが、ご自身がそうなったときどのように乗り越えますか？
自分の性格的にあまり落ち込まない、悩まないのですが、食べることが大好きなので取りあえず食べます（笑）。
◆王道なラブコメ作品の多い火曜10時枠で主演を務める意気込みを教えてください。
自分が見ていた、好きな枠でもあるのでうれしいです。ミステリー要素もあるのですが、キュンとしていただけたり、非日常のようなドキドキを味わえるような憧れる要素もあると思うので、そこを楽しみにしていただきたいです。内容もすごく面白くて深いので、最後まで見ていただけたらうれしいです。
◆最後に見どころを教えてください。
記憶喪失になって本当の自分を探していく、そして指輪の相手を探していく物語です。登場人物もすごく面白くて、個性豊かで、きっと公太郎派、朝日派、律派と分かれてくんじゃないかなと思うので、好みの男性を見つけながら楽しんでもらえたらうれしいです。
PROFILE
生見愛瑠
●ぬくみ・める…2002年3月6日生まれ。愛知県出身。O型。
番組情報
火曜ドラマ『くるり～誰が私と恋をした？～』
TBS系
2024年4月9日（火）スタート
毎週火曜 午後10時～10時57分
＜配信＞
◆U-NEXT Paraviコーナー
各話初回放送直後配信（第1話は4月9日）
◆TVer・TBS FREE
各話初回放送終了直後から最新話を無料配信
＜キャスト＞
緒方まこと：生見愛瑠
西公太郎：瀬戸康史
朝日結生：神尾楓珠
板垣律：宮世琉弥
平野香絵：丸山礼
早瀬類：高野 洸
豊田美緒：村方乃々佳
井口太郎：肥後克広
立川杏璃：ともさかりえ
井口千草：片平なぎさ
＜スタッフ＞
製作：大映テレビ、TBS
脚本：吉澤智子（『ダメな私に恋してください』『初めて恋をした日に読む話』
『持続可能な恋ですか？～父と娘の結婚行進曲～』ほか）
音楽：末廣健一郎、MAYUKO
主題歌：Da-iCE「I wonder」（avex trax）
プロデューサー：八木亜未（『テセウスの船』『TOKYO MER～走る緊急救命室～』ほか）
演出：松木彩（『半沢直樹』『TOKYO MER～走る緊急救命室～』ほか）
大内舞子（『TOKYO MER～走る緊急救命室～』『フェルマーの料理』ほか）
編成：武田梓
公式サイト：https://www.tbs.co.jp/darekoi_tbs/
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