玉田志織インタビュー「この作品が誰かの行動を変えられたら」『ブルーモーメント』SDM通信班・宍戸梨紗子役を好演

特集・インタビュー
2024年06月11日
『ブルーモーメント』
『ブルーモーメント』宍戸梨紗子役:玉田志織 ©フジテレビ

山下智久さん主演の水10ドラマ『ブルーモーメント』(フジテレビ系 毎週水曜 午後10時~10時54分)で、SDM通信班として活躍する宍戸梨紗子役の玉田志織さんにインタビュー。作品を通して学んだことや現場の雰囲気、また、演じる梨紗子について意識していることや注目ポイントなどを聞きました。

本作は、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、現場の最前線で知恵と知識を駆使して命がけで救助に立ち向かうSDM(特別災害対策本部)メンバーの奮闘物語。原作は、「COMIC BRIDGE」(KADOKAWA)で連載された小沢かなによる「BLUE MOMENT」。コミックスは3巻まで発刊しており、ファンの間で映像化が強く待ち望まれてきた人気作品だ。

◆本作に出演が決まった際の心境を教えてください。

すごくうれしかったです。自分が経験したことが通じる部分があったので、この作品に携わることに対して、責任感などいろいろと考えさせられました。

◆どのあたりが経験と通じると感じましたか?

私は小学3年生の時に東日本大震災を経験していて。災害に脅かされる人を救うというこの作品には響くせりふがたくさんありますし、何が起きるか分からない中、もう一度あらためて自分自身のことを考えるきっかけになりました。

◆特に印象に残っているせりふはありますか?

奇跡は祈るものじゃない、奇跡は準備するものだ、という山下智久さん演じる晴原さんのせりふが特に印象に残っています。本当にその通りだと思いましたし、心に響きました。

◆宍戸梨紗子を演じるにあたって意識していることや準備したことはありますか?

一字一句せりふを潰さずにSDMのメンバーに届けるというところを特に意識しています。自分でも携帯で録音しながら、せりふの言い回しを練習したり、滑舌を強化したりしました。

◆難しい用語や専門的な用語も多い作品ですが、難しかった言葉はありますか?

意外と、晴原さんの名前が言いづらかったですね(笑)。「晴原統括責任者」というせりふは、なじむまで苦労しました。

◆梨紗子の中で視聴者の方に注目してほしいところはありますか?

ドラマの中でふと出てくる梨紗子の本音です。普段梨紗子はあまり感情を表に出しませんし、常に情報を伝えないといけない立場にあります。でも、その中でたまに梨紗子の本心が出てくることで、梨紗子の人間味が増してくる部分もあって。ぜひそこに注目していただけたらうれしいです。

◆撮影現場で何か意識していることはありますか?

同じ通信班の三崎役のワタナベケイスケさんとコミュニケーションを大事にしています。ワタナベさんとは、撮影のギリギリまで一緒にせりふの練習をしたり、難しいせりふをどういうふうに言おうかと相談したり。たわいもないプライベートのお話もよくします。

『ブルーモーメント』
『ブルーモーメント』宍戸梨紗子役:玉田志織 ©フジテレビ

◆梨紗子は通信班として晴原たちをバックアップする役どころですが、主演の山下さんの印象はいかがですか?

最初は、「テレビで見ていた人だ!」という印象でした。小さい頃からいろいろな作品を拝見していたので、不思議な気持ちになりました。山下さん演じる晴原さんが気象班として私の後ろにいるので、緊張しますし、オーラを感じます。

◆現場の雰囲気はいかがですか?

ドラマは緊迫するシーンも多いですが、スタッフさんたちは明るい方ばかりで、楽しく撮影が進んでいます。それが作品にも通じているんじゃないかなと。

◆撮影で印象に残っている出来事はありますか?

撮影中、私が1回だけせりふを間違った時に、舘ひろしさんが「全然大丈夫だよ」と言ってくださって。かなり反省していたのですが、そう言ってくださったことで緊張がほどけましたし、すごく安心しました。

◆1回しかNGを出されていないんですね!

そうですね、今のところは…(笑)。

◆梨紗子のことで何か提案されたり相談したりすることはありますか?

ワタナベさんにはたくさんいろんな相談をさせてもらっています。このせりふはもうちょっと気持ちを暗めにして言った方がいいんじゃないかとアドバイスをもらったこともありました。
平岩紙さんが涙を流していたシーンは、台本に書かれていなかったことだったので、どうやって涙を流したのか聞いたりもしました。せりふになかったからこそ泣けた、とおっしゃっていて、泣こうと思うから泣けないのか…という発見もありました。私は泣くシーンがあると前日からいろいろと考えてしまうタイプなので、そのシーンで感じたことを実際にやれば自然に涙を流せるかもしれない、とすごく勉強になりました。

◆今回の作品を通して学んだことはありますか?

気象に対しての向き合い方が変わりましたし、天気予報の大切さはすごく勉強になりました。生活の中のただの“晴れ”や“雨”だけではなく、天気が命に関わることもあるんだなとあらためて知ることができましたし、今までよりも天気について考えるようになりました。

◆これまでの生活に変化がでてきたりしましたか?

ドラマに携わってから避難場所などを見直すようになりました。最近災害が多いので、日頃から準備しておくことが大切だとあらためて感じています。

◆ドラマを通して視聴者の方に伝えたいことはありますか?

このドラマのせりふ全てを伝えたいというのはあるのですが、とにかく何が起こるか分からないということを頭に置いておくことが大事なんだと感じました。この作品が誰かの行動を変えられたらいいなと思います。

◆最後に、ドラマ終盤の見どころをお願いします。

私自身、梨紗子を演じていて考えさせられるようなシーンが多いので、最後までぜひ見届けていただきたいです。この作品は登場人物の背景などもしっかりと描かれるので、キャラクターそれぞれに注目していただきたいですし、SDMという一つのチームが一生懸命、人の命を救っているので、そういったシーンを見ながら応援していただけたらうれしいです。

『ブルーモーメント』
『ブルーモーメント』宍戸梨紗子役:玉田志織 ©フジテレビ

ANOTHER TALK

◆今後挑戦してみたい役やジャンルは?

制服を着て学園ものに出たいです。私自身、年上に見られがちなので、できるのか少し心配なのですが、どんどん年も取ってくるので…(笑)。今のうちに学園恋愛ものなどで役を演じたいです。

◆ブルーモーメントは日の出前と日の入り後の時間帯に訪れる、辺り一面が青い光に照らされて見える現象ですが、玉田さんが1日のうちで好きな時間帯は?

お風呂に入っている時間が好きで。お風呂に入る時間が長くて、家にいる時は基本ずっとお風呂にいるんです。仕事の間に家に帰ってきても、お風呂に入ってまた仕事に行くくらいお風呂が好きで、1日3回、多い時は1回で3時間くらい入ってます(笑)。

◆お風呂にいる間は何をされているんですか?

お風呂にテントを張って暖房をつけて、映画やドラマなどの作品を見ています。私の中では、一つのことに集中できる空間がお風呂なので、台本もお風呂で覚えることが多いですね。サウナも好きなのですが、仕事が終わる時間などによって外のサウナに行けないことが多いので、家でサウナ気分を味わっています。

PROFILE

玉田志織
●たまだ・しおり…2002年2月20日生まれ。宮城県出身。A型。オスカープロモーション所属。2017年の「第15回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞に選出。近年の出演作は『離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-』など。

番組情報

『ブルーモーメント』
フジテレビ系
毎週水曜 午後10時~10時54分

出演:山下智久
出口夏希、水上恒司、岡部大、仁村紗和・
夏帆、平岩紙、橋本じゅん・
本田翼、真矢ミキ、舘ひろし ほか

原作:小沢かな「BLUE MOMENT」(BRIDGE COMICS/KADOKAWA)
脚本:浜田秀哉(『イチケイのカラス』シリーズ、『絶対零度』シリーズ ほか)
音楽:佐藤直紀(『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ、映画「ゴジラ-1.0」ほか)
主題歌:ボン・ジョヴィ「レジェンダリー」(ユニバーサル ミュージック)
挿入歌:山下智久「Perfect Storm (feat. TAEHYUN of TOMORROW X TOGETHER)」
演出:田中亮(『イチケイのカラス』シリーズ、『コンフィデンスマンJP』シリーズ ほか)
森脇智延(『イチケイのカラス』シリーズ、『SUITS/スーツ』シリーズ ほか)
下畠優太(『コンフィデンスマンJP』シリーズ、『うちの弁護士は手がかかる』ほか)
制作プロデュース:古郡真也(『コンフィデンスマンJP』シリーズ、「翔んで埼玉」シリーズ ほか)
プロデュース:高田雄貴(『イチケイのカラス』シリーズ、『刑事ゆがみ』ほか)
栗原彩乃(『PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024』『ナンバMG5』ほか)
制作著作:フジテレビ

TVer:https://tver.jp/live/simul/lebq67im6m
FOD:https://fod.fujitv.co.jp/
※次週のエピソード先行配信中

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/blue-moment
公式X(旧Twitter):@bluemoment_cx
公式Instagram:@bluemoment_cx

©フジテレビ

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