スーパー戦隊第48作となる『爆上戦隊ブンブンジャー』(テレビ朝日系)は、子供たちに圧倒的な人気を誇る「クルマ」をモチーフに、タイヤやスピードメーターをイメージしたレーシングスーツに身を包んだヒーローが、困難を知恵と技術で乗り越えていく物語。新しい時代を爆アゲる、大胆不敵で前向きなヒーローたちの活躍を描く。
TV LIFEにて掲載中のキャスト連載「爆DAYS」vol.8(2024 No.12・6/21号)に登場するのは、バクアゲ16にて初登場を果たしたブンバイオレット/焔先斗役の宮澤佑さん。先斗の役どころや演じる上で意識していること、今後の見どころなどを語ってくれました。こちらでは、誌面に収まりきらなかったエピソードを紹介します!
◆これまで『爆上戦隊ブンブンジャー』に感じていた魅力は?
最初にお話を頂いた段階から“クルマ”がモチーフなのがいいなと思っていました。見た目からすごくキャッチーで、見てくださる方にも魅力が伝わりやすいのかなと。また、元々の5人のチームワークを見ていると、スーパー戦隊特有の熱さみたいなものを感じてグッとくるんです。僕自身、もちろん初回から全て見ているのですがジーンときて思わず泣いてしまった回もあり、そういう部分もすてきだなと思います。
◆宮澤さんが本作のオーディションを受けようと思った経緯は?
僕はいま29歳なのですが、19歳の頃からスーパー戦隊のオーディションを受けていて、これまで10回はくだらないくらい落ちているんです(笑)。実は、今回も元々の5人に選ばれるオーディションの最終審査まで残った上で追加戦士のオーディションを受けたので、経験上から「また落ちてしまうのかな」という不安もあって…。年齢もありますし、最近は悪い役が多かったのもあり、もう厳しいのかもしれないと思っていたんです。なので、合格を知らされたときはうれしさももちろんあったのですが、驚きや戸惑いの方が強かったかもしれません。ただ、今回オーディションの前に先斗の資料を頂いたときに、先斗とリンクする部分を感じて、パッと像が思い浮かんだんです。そういう意味でも、「これで受からなかったらもう一生受からないな」という思いで臨みました。
◆合格を知らされたときはどのようなシチュエーションだったのでしょうか。
オーディションが終わった30分後ぐらいだったと思うのですが、帰宅中にマネージャーさんから「今から事務所来られる?」とLINEがあって。当時他の打ち合わせも控えていたのでそっちかなと思っていたら、「今日のオーディション結果を言います」と(笑)。もしかしたら…という期待もどこかではあったのですが、いざ事務所に着いたらマネージャーさんがすごく深刻そうな顔をしていたんです。それもあって「また落ちたか。まぁ仕方ないよな」と思っていたら、「合格しました」とすごくしっとり言われて!(笑) 僕のリアクションとしては「えっ、まじ? 本当に!?」みたいな感じでしたね。しかもそれが確か休日で、事務所に他に誰もいない状態でマネージャーさんから伝えられるという…。なので、ひとりでグッと喜んでいました(笑)。
◆念願の初チェンジを果たした時にはどのような思いが?
それこそオーディション合格の知らせを聞いた時の感覚に近いものがありました。もちろんチェンジできたうれしさはあったのですが、これまでたくさんオーディションに落ちてきて半ば諦めていた部分もあったので、現場ではすごく感慨深くなってしまって…。そこからラッシュという段階の映像を見たときに、やっと「おお、まじか!」と喜びを感じられました。
◆宮澤さんは最年長となりますが、現場の雰囲気はいかがですか?
本当にみんな仲が良く、優しくすてきな子たちです。また、現場のスタッフさん方も昔からスーパー戦隊に携わっている方が多く、愛の大きさをすごく感じて。衣装のディテールから映像の撮り方、お芝居の仕方など、たくさんの方から愛される作品ってこういう現場で撮られているんだなっていうのをしみじみ感じながら、この雰囲気の中でお芝居させていただける幸せを常に感じています。
PROFILE
宮澤佑
●みやざわ・ゆう…1995年4月3日生まれ。静岡県出身。近作に映画「OUT」「春に散る」、ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』などがある。
バクアゲ17(6月23日放送)あらすじ
先斗(宮澤佑)の相棒「ビュンディー」ことビュン・ディーゼル(声:花江夏樹)は、ブンブン(声:松本梨香)に会いたいらしい。しかし、ブンブンは「会いたくない…いや、会えない」と言い…。ブンブンとビュンディーは、過去にどんな関係だったの…!?
番組情報
『爆上戦隊ブンブンジャー』
テレビ朝日系
毎週日曜 午前9時30分~10時
番組公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/boonboom/