【#今旬コレクション】岩瀬洋志、『タカラのびいどろ』で意識したのは“目元”「役としての特徴を目で表すのが一番難しかった」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
2024年07月31日

【#今旬コレクション】岩瀬洋志

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第86回はドラマ『タカラのびいどろ』(BS朝日ほか)に出演中の岩瀬洋志さんが登場です。

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」岩瀬洋志

◆宝を演じる上で意識したことはありますか?

物語の中では大進(小西詠斗)より宝の方が年上の設定なので、詠斗君よりも年上に見えるように、立ち居振る舞いはもちろん、外見も大人っぽく見えるように意識しました。特に意識していたのは目元です。大進の目が大きくてキラキラしているのに対して、宝の目は切れ長でどこか伏し目がちというか。宝は幼少期に失われたものや、自分に欠けている部分、足りていない何かを常に探し求めているので、そういった部分が目元に表れているのかなと思いました。宝の考えていることに対しては共感できる部分が多かったので、役としての特徴は捉えやすかったのですが、それを目で表すのが一番難しかったです。

◆小西さんとは初共演となりますが、印象はいかがでしたか?

お会いする前までは、クールなお兄さんという印象でした。でも、実際に話してみると、かわいらしい部分もあって。僕自身、主演もBL作品も今回が初めてで、不安や緊張もあったのですが、最初の本の読み合わせの時から、細かい部分にもすぐに気づいてくださって。優しく頼りがいのあるお兄さんだなという印象に変わりました。

◆小西さんとは撮影期間中、いろいろと話し合いをされたようですが、具体的にどんなお話をされましたか?

僕の方が年下なので、最初はずっと敬語で話していました。でも、役の中では僕の方が年上ということもあって、詠斗君の方から「敬語じゃなくていいよ」と言ってくれて。最初はなかなか敬語がとれなくてぎこちなかったのですが、詠斗君が何でも優しく受け止めてくれるので自然に距離が近づいていって、いつの間にかタメ口で話せるようになりました。それからはお互いの役に関して、カメラが回る前に話し合ってから撮影に臨むようになりました。

◆プライベートの仲の良さが役に反映されていると。

はい。撮影終わりに一緒に焼き肉やラーメンを食べに行ったり、音楽の話で盛り上がったり…。僕が好きな曲を詠斗君にお薦めしたりしていました。あと、最近僕が格闘技を見ることにすごくハマっていて。撮影中は毎日のように詠斗君に話を聞いてもらっていました(笑)。

【#今旬コレクション】岩瀬洋志

◆役どころ同様、基本的に小西さんは受け身の姿勢なんですね。

でも、僕が「ラーメン食べに行きましょう!」と誘った時は、「深夜で眠たい…」からと少し嫌がっていました(笑)。結局、次の日がオフだったこともあって食べに行けたのですが、最終的には替え玉までして「おいしい」と喜んでくれたので結果的によかったです!

◆撮影中、印象に残ったエピソードを教えてください。

僕の高校時代がちょうどコロナ禍で、思い描いていたような学園生活ができなかったので、学校での撮影をすごく楽しみにしていました。シーン的には少なかったのですが、見ているだけでも楽しめました!

◆中学までご自身の学生生活はどんな感じだったんですか?

毎日のように習い事をしていました。英会話、塾、空手、水泳、テニス、絵、ギターなど、たくさんのことを経験させてもらいました。

◆どの習い事もやっていて楽しかったですか?

特にテニスが楽しかったです。

◆テニス以外の習い事を辞めなかったのは?

続けていたら、将来自分のためになるだろうと思ったからです!

◆なるほど。子供のころって遊びに夢中で、習い事は嫌だと思ったらすぐにやめてしまう人が多い印象です。

確かに一緒に習っていた人の数はどんどん減っていきました(笑)。でも、最初にどれだけ努力するかで人は変わってくるという父親の教訓があって。一つ一つちゃんと向き合おうと言われていたので、それをずっと守っていました。

【#今旬コレクション】岩瀬洋志

◆宝は一人っ子でおじいちゃん子ですが、岩瀬さん自身も一人っ子でおばあちゃん子という共通点があるそうですね。今でも記憶に残るおばあちゃんとの思い出はありますか?

両親が共働きだったこともあり、両親が仕事をしている間は、おばあちゃんと家でずっと一緒に過ごしていたんです。でもおばあちゃんがいてくれたおかげで、寂しいと感じることは一度もなかったです。大人になればなるほどおばあちゃんの優しさと有難さを今まで以上に感じるようになりました。

◆直接感謝を伝えたりも?

はい。直接伝えるようにしています。

◆すごいですね。本心では思っていても、なかなか照れて言えない人が多いと思いますが…。

家族に対しては、照れの感情はないです。僕の家族はしょっちゅう海外にいたので、日本の文化とは違う部分もあるかもしれませんが、誰に対しても思ったことはしっかりと伝えなきゃいけないなと思います。それは愛情表現も同じだと思います。思っているだけでは伝わらないなと思うので、日頃からちゃんと言うことが大事だと思います。

◆好きな人に対しても自分から積極的にアプローチされる方ですか?

そうですね…。でも、恋愛に限らず、人間関係に関しても言えることですが、何事も順序が大事だと思うんです。いきなり最初に積極的にいってもビックリされるだけなので、まずは相手の立場に立って考えるようにしています。自分が考えたこと、してあげることの何もかもが正しいと思っていたら、自分の世界観に陥って、ただの自己中になってしまうので。そうならないように、できるだけ相手に対してリスペクトを持って行動するようにしています。

◆特に恋愛って、ついつい周りが見えなくなって自己中になってしまいがちですもんね。

そうですね。相手のことを思うのならば、相手が望むことがまず何かを考えて、してあげることが大事だと思います。

◆本当に二十歳ですか!? 

二十歳です(笑)。脳みそだけ八十歳ぐらいになってるかもしれません(笑)。

◆相手にも自分と同じような人を求めますか?

相手を気遣える優しさを持っている人はいいなって思います。でも、自分が持っていないものを持っている人にも惹かれます!

◆あらためて最後に本作の見どころとメッセージをお願いします。

この作品はほのぼのとした、心が温まって安らぐような作品だなと思います。見ていただく中で皆さんにもそう感じてほしいですし「また何回も見直したいな」「次の話が気になる」といったように毎話楽しみにしていただけたらうれしいです。

【#今旬コレクション】岩瀬洋志
【#今旬コレクション】岩瀬洋志

PROFILE

●いわせ・ようじ…2004年1月6日生まれ。兵庫県出身。主な出演作はドラマ『新空港占拠』『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』など。現在ドラマ『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系)に出演中。

番組情報

『タカラのびいどろ』

配信
Lemino:毎週月曜 午前10時~最速独占配信