リーマンマイク インタビュー「人生で大切なものは、すべて合コンが教えてくれた」

特集・インタビュー
2016年08月23日

一流企業勤務の現役サラリーマンにより結成された話題のヒップホップグループ・リーマンマイクにインタビュー。代表曲「渋谷合コン歌」はYouTube再生回数100万回突破、各局のバラエティ番組やイベントにひっぱりだこ、そして今夏「dTV VR」の非公認宣伝大使に就任と、社畜、もとい破竹の勢いで活躍の幅を広げる彼らのサングラスの裏に隠された素顔に迫ります!

合コンは通算2000回

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――リーマンマイクの代表曲といえば「渋谷合コン歌」ですが、合コンはどのくらいのペースで参加しているんですか?

石原ロックフェスティバル:週に2、3回くらいですね。

ぎょうざくん:最近は仕事として合コンしてくださいっていうのもあって、オファーがくるんですよ。オフィシャル合コン(笑)。

神秘:通算で何回くらいになるんだっけ?

石原ロックフェスティバル:通算で2000回くらいですかね。

――メンツは同じメンバーでという感じですか?

石原ロックフェスティバル:いえ、相当シフトしますね。臨機応変に。同時に3、4件多発するので、ちゃんとシフト組んでいかないと。

――リーマンマイクは、ヒップホップグループとお呼びすればいいんですかね?

石原ロックフェスティバル:そうですね。ヒップホップ……ハードコアヒップホップグループですね。

ぎょうざくん:枕詞をつけると、“サラリーマンの、サラリーマンによる、サラリーマンのためのハードコアヒップホップ集団”ですね。

――普段はどんな活動をされているんですか?

ぎょうざくん:僕らは基本はサラリーマンなので、普通に仕事をしています。ですので、例えばフットサルをやるとか、釣りをやるとか、そういう延長線上でラップをしている感じですね。

むぅちゃん:この世代だとゴルフをやってるサラリーマンがすごく多いんですが、それに近い感覚でやっています。

ぎょうざくん:クラブを握るかわりにマイク握っちゃってるみたいな。

――では、ラップの練習も?

ぎょうざくん:僕は個人練習好きなので、家の鏡の前でひたすら練習してます。結構ストイックにやってますね。

石原ロックフェスティバル:僕は仕事の時間もすべてがラップの練習になるなと思っていて、通勤時間に歌詞を書いたり、会社の資料も気づくと韻を踏んでるみたいな。語尾で全部、韻を踏んじゃう。これは職業病というかアーティスト病なのかもしれないですね。

むぅちゃん:あと、飲み会の乾杯のあいさつをラップでやったら盛り上がったりとかね。まあ、この間は結婚式の乾杯のあいさつをラップでやって、とんでもない空気が流れましたけど(笑)。

会社ではめっちゃ暗くしてることが重要

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――皆さんは現役サラリーマンだそうですが、リーマンマイクの活動は会社には内緒なんですか?

ぎょうざくん:いえ、きっちりと社外活動の申請を出してます。

――では、会社の周りの方はご存じということですか?

石原ロックフェスティバル:人によりますね。知ってる人は知っている、という感じで。

――お仕事の取引先の方は?

石原ロックフェスティバル:さすがにそれはコンプライアンス的にだめですね。会社の看板を背負って「あれ、僕です」とは言えないです(笑)。

――でも気づかれないですか? 私だったら「あれ、この人リーマンマイク?」って思ったら、資料に“一体感”ってでっかく書いて反応を見ちゃうかも…

石原ロックフェスティバル:サングラスの効果ってすごくて、取ると全然別人ですから気づかれないんですよ。

ぎょうざくん:ひょっとしてやってんじゃないの?って言われても、一応サングラスをしてるので、これは僕じゃないですっていうのを言い切れるっていう(笑)。そのためのサングラスですね。

石原ロックフェスティバル:あと会社でめっちゃ暗くしてることが重要ですね。リーマンマイクで「バイブス イェーイ!」とか言ってても、会社では死にそうな顔して、常に眉間にしわを寄せてる感じが大事(笑)。

――歌詞がユニークで、語感が気持ちいい曲が多いリーマンマイクですが、作詞などはどんなかたちでされるんですか?

石原ロックフェスティバル:それぞれ歌っているパートはそれぞれが書いてるんです。誰かが全部書いてるとかではなくて。テーマがあって、それに沿ってそれぞれが書くというかたちで。
「合コン歌」で言うと、はじめの合コンから一次会まではぎょうざくんが書いて、みたいにシーン別に振っていくっていう。

むぅちゃん:ただ、あまりにつまらないとすごいボコボコにされる(笑)。

ぎょうざくん:だいたいみんな4、5回は書き直しますね。1か月くらいかけて、何回も書いては崩し書いては崩し。

神秘:だから意外に体育会系なんですよね、僕ら。

――今回、リーマンマイクは「dTV VR」の非公認宣伝大使に就任しました。

ぎょうざくん:身に余る光栄です。

むぅちゃん:きっと我々の服務規程を考慮していただいて非公認にしていただいたんだと思います。

ぎょうざくん:逆に公認ってこられるとコンプラの問題がありますので。やっぱり配慮があるな、ちゃんと見てくれてるなって思いますね。

石原ロックフェスティバル:コンプラ的にだめだからね。

ぎょうざくん:コンプラね。

神秘:コンプラがね。

むぅちゃん:コンプラだよね。

サラリーマンの夢は出世、マイホーム、CYBERJAPAN DANCERS

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――非公認宣伝大使としての意気込みは?

石原ロックフェスティバル:とりあえず合コンの場で勝手に使わせてもらおうかと。

ぎょうざくん:これ俺出てるよとかね。

――エイベックスだよ!と。

むぅちゃん:そう。エイベックスすごくない?って。ガンガンいきたいですね。

――「dTV VR」のオリジナルコンテンツにも出演されましたが、ご覧になっていかがでしたか?

ぎょうざくん:正直、これ日本変わるなって思いました。このVRによって。

石原ロックフェスティバル:“見る”っていうのと“体験する”っていうのが融合されてる。映画館が3D、4Dっていうのもその流れなんですけど、いまやVRゴーグルをつけちゃえば完全に“体験”できるので、いろんな映画館だとかテーマパークとかでも映像の楽しみ方が変わってくると思いますよ。

――CYBERJAPAN DANCERSさんとも共演されました。

石原ロックフェスティバル:たまらなかったですね。

むぅちゃん:今年のリーマンマイクの活動方針として、何らかのかたちでCYBERJAPAN DANCERSさんと絡むっていうのをリーダーのぎょうざくんが掲げてたんです。

ぎょうざくん:実現して、もう死んでもいいなと思いました。生きててよかったなって。

石原ロックフェスティバル:“出世”“マイホーム”“CYBERJAPAN DANCERS”。それがいまの若手サラリーマンの大きな夢なんです。僕らは出世とマイホームはあきらめてるので。

――夢がかなっちゃったわけですね。

神秘:普通の人にとっては最も難しいところですよね。

むぅちゃん:その夢を、リーマンマイクじゃなくても「dTV VR」をダウンロードした人は一緒に共有して楽しめるっていうところがありますよね。

――確かに!皆さんが努力を積み重ねてやっとたどり着いたCYBERJAPAN DANCERSとの共演を、私さっき気軽に楽しんじゃいました。何かすいません(笑)

石原ロックフェスティバル:しゃあなしやでってことですよ。

むぅちゃん:感謝しろよ!つって。

――ご本人たちを目の前にしていかがでしたか?

神秘:唯一VRでお届けできなかったのは匂いですよね。

むぅちゃん:あー!確かに。

神秘:嗅覚っていうのも技術の発展でいつかはくると思うんですが、ちょっと僕たちだけ先取りで。嗅覚は現場だけで楽しませていただいて。

ぎょうざくん:嗅いだことない匂いだったよね。

むぅちゃん:こんな匂いこの世にあるんだっていう匂いを感じました。

石原ロックフェスティバル:正直、メンバーはあちこち臭くなってきてるんで、すごいいい現場でしたね。

――数々の合コンを経験してきた皆さんでも驚くほどですか?

石原ロックフェスティバル:匂いのレベルが全然違う。

ぎょうざくん:あの匂いはレベル違うね。

石原ロックフェスティバル:あれはね、素人が出す匂いじゃない。

神秘:世界狙えるね。

むぅちゃん:たぶん18歳以下は禁止だと思うよ。

VRで家にいながら合コンをしたい

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――今後、どんなVRコンテンツがあったらいいと思いますか?

ぎょうざくん:僕はやっぱ合コンかなと。VR合コン。家にいながら合コンできる。宅飲みと合コンが同時にできるというのが一番ですね。

むぅちゃん:リアルタイムでできるようになるといいですよね。いまは映像で配信ですけど、これがリアルタイムになったら超楽しいですよ。

石原ロックフェスティバル:家にいながら合コンっていいよね。

むぅちゃん:インドアなのかアウトドアなのかよく分かんないけどね(笑)。

――でも、それだと“ワンチャン”ないですけど大丈夫ですか?

むぅちゃん:そこはGPS機能で。近いところはどこ?みたいなことで戦略が変わってきますよね。

神秘:「合コンGO!」みたいな(笑)。

ぎょうざくん:あと、フェスやりたいですね。リーマンマイクフェス。VRで。

――「リーマンマイクフェス」は盛り上がりそうですね。YouTubeで「ヨコハマカワイイパーク」のライブ動画を見たんですが、すごい盛り上がりでした。

むぅちゃん:あれはアイドルのイベントなんですけど、僕らもやっぱり“OLちゃんのアイドル”っていう自覚がすごくあるので、すごいシンパシーを感じましたね。

石原ロックフェスティバル:観客の人たちも「アイドルだな」って見てくれてると思いました。すごいアイドルとして見られてる、男の人に?でも悪くないなって。

ぎょうざくん:ちょっといやらしい視線感じたよね。

むぅちゃん:パンチラとか大丈夫かなって(笑)。

――皆さんのこのトークスキルはリーマンマイクとしての活動で身に付いたものなのか、それとも、そもそもこのスキルがあったからリーマンマイクが生まれたのか、どちらでしょうか?

石原ロックフェスティバル:どちらかというと後者ですが、“サラリーマンだから”というのが答えですね。サラリーマンをやってると、リーマンマイク的な世界は共感できると思いますし、できるようになると思いますよ。サラリーマンが考えてることってめっちゃ面白いですからね。

ぎょうざくん:僕はこの世のすべての職業のなかで一番サラリーマンがすごいと思うんです!!

石原ロックフェスティバル:……。

むぅちゃん:……。

神秘:……。

――:……。

石原ロックフェスティバル:え?何で?

むぅちゃん:語らないんだ?

ぎょうざくん:言い切ってみた(笑)。

石原ロックフェスティバル:何となくそう思ったらしいです(笑)。

リーマンマイクの活動は“合コンへの恩返し”

――それでは最後に、リーマンマイクにとって合コンとは何か、お一人ずつお願いします。

ぎょうざくん:大喜利みたいになってきたね(笑)。
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神秘:合コンとは…空気みたいなものですね。当たり前のように生活の中にあるもの。

むぅちゃん:なるほど。

石原ロックフェスティバル:生活の一部感あるよね。

むぅちゃん:常に自分と向き合う場だと思っています。365日あったとしても、1つとして同じ合コンはないので。絶対何かしら学ぶことが1つはあるはずなんです。その1つひとつと向き合うという作業の繰り返しなんじゃないかな。

ぎょうざくん:僕にとっては“飲み会”です。それ以上でも以下でもないなって今思いました。ただ単なる飲み会。

――一周回ってたどり着いた境地、深いですね。石原ロックフェスティバルさんはいかがですか。

石原ロックフェスティバル:「人生で大切なものは、すべて合コンが教えてくれた」という感じですね。合コンが僕らを育ててくれた。
だから、いまの僕らの活動って“合コンへの恩返し”なんです。

 

リーマンマイク出演 VR作品概要

■「渋谷合コン歌~#すっごいよっ一体感~」
<イントロダクション>
一流企業勤務の現役サラリーマンによるHIPHOPグループ”リーマンマイク”と、国内外の音楽フェスへ出演を果たすダンスユニット”CYBERJAPAN DANCERS”がコラボし、YouTube再生回数100万回突破のリーマンマイク代表曲「渋谷合コン歌?#すっごいよっ一体感?」を、ストーリー仕立てのミュージックビデオ風にアレンジ。

<視聴方法>
iPhoneはApp Store、AndroidはGoogle Playから「dTV VR」で検索

<特設サイト>
http://video.dmkt-sp.jp/ft/s0005037

PROFILE

int_riemannmic_06リーマンマイク
サラリーマンの、サラリーマンによる、サラリーマンのためのヒップホップ集団!!
結婚式の余興で培った、完成度の低い宴会芸が、六本木界隈のリーマン&OLちゃんの間で話題沸騰!!
16年5月にはモデル・タレントとして活躍中の今井華さんとコラボし、「渋谷合コン歌~#すっごいよっ一体感~」を リリース。晴れてメジャーデビューを果たす。
当楽曲はYouTubeで100万回以上再生されており、今ノリに乗っている彼等。
コンプライアンスに最大限留意しながら、鋭意活動中!!

<メンバー>
ぎょうざくん(MC)・石原ロックフェスティバル(MC)・むぅちゃん(MC)・神秘(MC)・さそけんぴ(MC)・二代目(MC)・りつじん(DJ)・映像乃瀧(VJ)

facebook(https://www.facebook.com/Riemann.mic/
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Twitter(https://twitter.com/riemann_mic/

「dTV VR」とは…

映像配信サービス「dTV」がリリースした、スマートフォンで360度パノラマの3D映像が楽しめるVR(バーチャルリアリティ)視聴専用アプリ。独自のVRコンテンツ制作を本格始動し、映像配信サービスとしては初となる音楽ライブのVR作品を配信することが決定している。8月27日(土)・28(日)に東京・味の素スタジアムで開される国内最大級の夏フェス「a-nation stadium fes. powered by dTV」とタッグを組み、360度カメラによるVR技術を駆使したライブステージの撮影を行う。

また、「dTV VR」のリリースに合わせてオリジナルVR作品を配信開始。TRFのDJ KOOとCYBERJAPAN DANCERSがコラボレーションしたミュージックビデオをはじめ、人気ユニット・まこみなやリーマンマイクといった、今が旬の個性豊かなアーティストを起用。さらにAAA(読み:トリプルエー)、Da-iCE(読み:ダイス)、lol -エルオーエル-、SOLIDEMO(読み方:ソリディーモ)などa-nation出演アーティストのオリジナルVR作品も多数配信中。「dTV VR」はアプリをダウンロードするだけで、dTV会員のみならず誰でも無料で楽しめる。

「dTV VR」視聴方法

iPhoneはApp Store、AndroidはGoogle Playから「dTV VR」で検索

特設サイト(http://video.dmkt-sp.jp/ft/s0005037

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